“繊細さん”は、趣味をはじめるのも一苦労…
『ギターが弾けるようになりたい』
私の、昔からの夢。
フォークソングが大好きだった両親の影響で、私が育った家には、いつも音楽が溢れていた。
かと言って、両親ともに何か楽器ができるわけではない。
父もギターに憧れて、古びたアコースティックギターがあったけれど、挫折したまま触れられることなく、部屋の隅で埃を被っていた。
そんな父に、
「私も弾けるようになりたい!一緒にやろう」
などと言うことができれば、美しい親子のストーリーになるのだろうけれど、
残念ながら、そんな明るい親子関係を築くことができなかった私のひねくれた心は、
幼い頃からの純粋な好奇心すら、自分の手で無理やり奥底に閉じ込めてしまっていた。
子どもたちもほとんど手がかからないほどに大きくなり、シングルマザーとしてひたすら走り続けてきた私自身に、ようやく少しずつ気持ちの余裕が生まれ、
このnoteを始めたのと同じ頃、
意を決して、アコースティックギターを購入した。
お店に置かれたアコギの中で一番安く、仕様的にもあまり良いものではないのだろうけれど、
デザインと触り心地に惹かれ、迷わず決めた1本だった。
ただ、いざ練習を始めてみると、
案の定、小さな集合住宅の我が家では音が響きまくり、
“お隣さんに迷惑かかってないかな…”
“下手すぎて不快な騒音だろうな…”
“この時間帯はやめた方がいいよね…”
“窓を開けて過ごす季節は外にまで聞こえちゃう…”
周りのことが気になって、全く練習に身が入らない😢
“広い公園とか、車の中でならいいかも?”
→
“いや、それはそれで恥ずかしくない?”
“カラオケボックスでも行くか?”
→
“いや、毎回はめちゃお金かかるじゃん”
上達どころか、練習すら始められず、
グルグル悩んでばかりで過ぎていく日々…
挙げ句の果て、子どもたちにも
「うるさーい!」
と言われてしまい、
ワクワクしていた気持ちが、すっかりしぼんでしまった。
その結果、
やっとの思いで手に入れた、お気に入りだったはずの新品のギターは、
実家の父のものと同じように、部屋の隅で埃を被ってしまっている。
3連休の中日の昨日、次男と一緒にお出かけの途中で立ち寄った大きな公園に、
スマホで動画を見ながらダンスの練習をしたり、モデルさながらベストショットを狙ってポーズを決める、若い子たちがたくさんいた。
みんな、
上手いとか下手とか、キレイかどうかとか恥ずかしいとか、
そんなこと、全く気にする素振りもなく、
自分たちのやりたい事を、ただ純粋に楽しんでいる。
その姿がとても輝いて見えて、しばらく忘れてしまっていたワクワクを思い出させてくれた。
『年齢も、上手い下手も関係ない。せっかく生まれてきたこの人生、やりたいことはやってみなきゃね♪』
そう言えば、最近になっていろんな音楽に興味が出てきた様子の長男。
先日、
「高校入ったら、お母さんのギター弾いてみようかな」
と言っていた。
ずっと両親との親子関係に苦しんでいた私。
私と父とではあり得なかった、
『親子でセッション』
も、息子となら夢ではないかもしれない。
子どもたちとそんな関係が築けたら、
これまでの私の苦しみも、昇華されるんじゃないかとも期待してしまう☺️
こんな私でも、心おきなく練習を進められる、
オススメの方法をご存知の方は、ぜひぜひコメントで教えてくださいませ🥹
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