身の丈に合わない買い物をしよう
貧乏性である。
服はユニクロのパックTを着回し、靴はアディダスのスーパースターを3年ずつかけて履き潰す。
値段なりと言うのもあるので、仕事用や冠婚葬祭用はまあもう少しかける。が、悩みに悩んでから。
かといって日々質素倹約しているわけではない。
ドルコストで証券用口座に突っ込んでいるという言い訳はしつつも、キャッシュフローはとんとん、ややマイナス寄りである。
面倒になるとすぐ外食するし、酒も飲む。
近所には温泉が沢山あるので日帰りでフラッと入りに行くし、月1以上は旅行をしている。
消え物はついつい散財してしまうが、そのまま忘れるのももったいないのでたまにこうしてnoteに残している。
10万円のバッグを買おう
それまではIKEAで990円のリュックを長いこと通勤バッグにしていて、コロナでリモートになりそれすら必要ではなくなった。
しかし、転職で週4出勤の会社になった。
クライアントワークでもないのに男性はほぼスーツを着ているような会社。
リュックじゃないかなあ。と思い、どうせなら長く使えるものを買いたくなった。
で、いろいろ考えて結局買ったのが、
ロンシャン ロゾ。
10万まではしなかったけれど、私にしてはなかなか思い切った値段だった。
革で軽いし可愛いし、みんなご存知ロンシャンだし。どこに持って行っても恥ずかしくない。
大満足の買い物になった。
私にしては思い切ってるけど、このくらいが私の身の丈かも。そう思えるようになった。
30万円のジュエリーを買おう
30歳になるにあたって30万円のジュエリーを買う試みをしていた。
30万円。
さ、さ、さんじゅうまん…!
しかも、装飾品ごときに…!
よくも思い切ったものだと思う。
ハイブランドにちょっと詳しくなり、伊勢丹のジュエリーアテンドなるものも使ってみたり。
雑誌も読んでみたりして、なかなか興味の幅が広がった。
30万円を1つのものに注ぎ込もうと思った時に悩んだのが、ブランドにお金をかけるかどうか。
また、かけるとして、どのブランドなら良いか。
で、また悩みに悩んで、結局30万円のジュエリーは買わなかった。
代わりのように予算の1/3で買ったのが、ブラウンダイヤの1ctネックレス。
いやー。まじで買ってよかった。QOLが上がった。
これもめちゃくちゃ悩んだんだけど、30万円使おうと思っていたので決断することができた。
この買い物は、身の丈がグレードアップしたように思う。
最終的に予算を使っていないが、あらためて自分にとってお金の価値を考える良い機会になり、納得のいく買い物ができた。
また、過程で色々な知識も得た。ジュエリーというのは女性たちの中で一定共通言語でもある。
好きな宝石も増え、相場もなんとなく分かるようになった。
経験としても、この買い物はとても良かった。
1000万円の土地を買おう
で、次なる興味は土地である。
突然桁が違うんですけど…。
30万円使おうとしてみてよく分かったのだけれど、やはり私は花より団子派である。
都会のタワマンではなく、田舎の戸建てがいい。なんなら庭に烏骨鶏を飼って卵を食べたい派。
ただ、まだ仕事もどうなるか分からんし、家族構成もどうなるか分からんし。家を持つ気はまだ無かったりする。
でも、自分の土地が欲しい。欲しくないですか、土地。土地があればなんとかなりません?
いっときボーナスで、固定費がかからないレベルの山林を買おうと思っていたのだけれど、なかなか良いものがない。というか分からない。
そうして浮いたお金は前々から延期していた新婚旅行(結婚したのは3年前だが)であるシンガポール旅行に使うことにした。
しかし。
1000万くらいだせば駅徒歩圏内でも、わりかしよりどりみどりかも…。
固定資産税は計算しなければいけないが、いうて月でならせば大きな額ではない説…。
ローンはそんなに好きではないのでなんとか工面できないかと計算した。
うーん。
日々の外食を見直して…経費精算をちゃんとして…あと税金対策をもうちょっとやってみて…なんなら副業して…
1000万円を使うには、色々準備が必要だ。
…。
初めて、どんぶり勘定の生活を見直す機会になった。
すでに満足…?
なお、まだ見ぬその土地は何に使うのかは、全く決まっていないのである。
おわり。