応援を行動に、つながりに、結果に、【vol.11】きょーこ(Loohcs高等学院)「高校生の主張」
こんにちは!シリーズvol.11です!#Nonameschoolオンラインイベント、本日はきょーこさん(Loohcs高等学院)による「高校生の主張」についてでした。
講師紹介:きょーこさん(Loohcs高等学院2年生)
本日登壇してくれた方はなんと、なんと・・・・16歳!!!
女子高生のきょーこさんでした!!
2019年4月に開校したLoohcs高等学院の一期生として入学し、今は学生広報部として活動をされている方です。
すでにBIGなきょーこさん、きっとこれから、もっともっとBIGになっていっていくと思います〜応援しています!
そんなきょーこさんが、なぜLoohcs高等学院に入学されたのか、そしていま何を大切にしているのかお話を聴くことができました!
学校に対する課題感
中学時代、人間関係や感情のもつれを発端としたいじめを経験したきょーこさん、先生に相談するも話をきちんと聴いてもらえなかった出来事も共有してくれました。
教員だった立場から聴いていてとても心苦しくなりました。中学生も大人も関係なく、感情はとてもとても大切なものでひとつひとつ大切にしていくべきですよね。
学校にも、部活にも自分らしくいられる居場所がない状況に陥りました。その感情を向けたのが、深夜の公園、花火だったそうです。いわゆる激しい反抗期を向かえます。
そんな葛藤の中で、きょーこさんは自分に問い続けます。
高校に行く意味って?
なぜ頭の良さで判断されるの?
中学と高校の違いってなに?
家族から聴いていた、「学校は人間性を育む場所」「思いやりを学ぶ場所」それを信じたいけれど現実では「勉強が大事」「良い高校、大学に行くことが重要」発言力があっても勉強が苦手だと意見が通らなかったりする。そんなギャップにきょーこさんは悩みます。
自分の本当にやりたいことって
そこで3年制の進路調査、よくよく考えて提出します。
(1)通信制高校A
(2)通信制高校B
(3)地元の工業高校
中学と高校の違いに悩んだきょーこさん。
自分から学びにいきたい。
自分の可能性をみつけていきたい。
そんな自身の思いを大切にして、ずば抜けた行動力で塾を自らやめ、通信制高校を選択します。先生にもその思いをしっかりと伝えたそうです。
そこで返ってきた先生からの一言は「あなたがやりたいことは大学でしかできないから、大学に行くために普通の高校にいきなさい」だったそうです。
悩んだきょーこさんは「大学みたいな高校」を探し始めます。
心許せるお兄さんの協力もあり、出会えたのがLoohcs高等学院。
「#問題児求む」のハッシュタグと15歳からの大学/ここが私のつくる学校。のキャッチフレーズに惹かれ、入学を決意します。
言葉の力が生かされるとき
実際に入学してからは、自分の思い描いていた高校生活を・・・
というわけにはいかず、1期生ということもあり、カリキュラムの課題や多様な生徒が集まる環境の中で夏休み前、登校するのが嫌になる時期が出てきます。
ただ、その中できょーこさんのマインドが力を持ちます。
ぐちぐち言っていても、何も変わらない。
周りに変化を求めるのではなく、自分が変わらなきゃ。
喧嘩の理由を学校のせいや、カリキュラムのせいにする、そんな周りの姿をみて、家族から言われていたことを思い出します。
このエピソードを聴いて、「自分が変われば周りも変わる」といった誰もが聴いたことのある言葉が力を持つときの瞬間に立ち会えた気がしました。ありふれた言葉の力に気づくとき、初めて言葉が生かされるのだなと感動しました・・・。きょーこさんすごい。
そして、きょーこさんは学校内で0→1で広報部をたちあげ、Loohcs高等学院を一つの選択肢として知ってもらうためにオープンキャンパスを企画します。
友達ではなく仲間ができました
そして、オープンキャンパス開催のために学生だけで進めていくプロジェクト…
たくさんの中学生や保護者にきてもらいたい。そんな場所をつくっていきたい。どんな企画ができるだろうか。
ただ、場をつくるには知識が足りないことを痛感します。そして、きょーこさんたちは心の底からもっと学びたいと活動していきます。
やりたいから溢れる学びの美しさって素晴らしいですよね。
そして、多様なバックグラウンドの生徒たちがぶつかりあっていた様子も、少しずつ、対話や自己開示を通して、その多様な視点ががひとつのプロジェクトの成功に向けて活かされることにつながっていったそうです。
「友達ではなく、仲間ができました」と大きな声で心の底から、発したそのエピソードに心打たれました。
居場所をつくっていきたい
そして、これからきょーこさんが目指していこうと思っているものに話が移っていきます、きょーこさんは仲間と出会えたことで、仲間の大切さや、仲間からの真っ直ぐなフィードバックで気づけた自分の課題、そして行動からの気付きをたくさん得たそうです。
1年前にみていた景色と今見ている景色が変わった。
そんな爆速スピードの変化を得て、
年齢などの障壁なく学べる居場所
自信が持てる居場所
自分を見つめられる居場所
そんな居場所づくりをしていきたいと熱く語ってくれました。
感想
う〜〜〜〜ん。きょーこさんありがとうございました。イベントに参加していた大人たちは感動の嵐でした。
改めて私たちは、子どもたちの姿から学ばされることがたくさんあるなあと思い知らされました。普段の学校生活の姿だけでなく、きょーこさんのように行動の範囲をどんどん大きくしていく方が増えてくると、いよいよ大人と子どもの境界線はなくなっていくなあと。
そして、16歳のきょーこさんが放つ言葉だからこそ伝わってくるエネルギーに感動しっぱなしでした。タイトルの「高校生の主張」もイベントに参加する前と後では色が変わって視えます。
素敵なお話を本当にありがとうございました。
主催者のざるさん、参加者のみなさん、いつもありがとうございます。
対話って素敵だなあ。
そしてnonameschool女子会でも素敵な対話が溢れていました。らぶ!