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期末テスト伴走者の珍記録 後編


この春、中学生になった長女の、
初めての期末テストの記録です。

前編はこちら。

何者でもない私と長女が、右往左往しながら、テスト勉強に挑む状況を書いており、基本的に何のお役にも立てません。

珍道中のようなテスト週間の記録です。

最後まで読んで頂けると嬉しいです。


*   *


さて、母親である私が
勉強の出来が悪かった私が
長女の期末テスト勉強に付き合うことに。

何にせよご指名頂けるのは嬉しいですね。


まずは、範囲の確認です。

学校から【学習計画表】を配られます。

すごく細かく書かなくてはいけなくて、
これに長女は1時間くらいかかっちゃう。

長女がそれをやっている傍らで、
私は範囲を網羅します。

私は兼業主婦。

テスト勉強伴走者となったけれど、他のことをしなくて良くなったわけじゃありません
自分の予定とも睨めっこしながら、
さてどうやるかなぁと考えます。

これまでも娘たちが気が向いて、頼まれた時は一緒に勉強してきました。

ですが私の仕事、この時期は繁忙期の頂です。

また、家の副業の方も転換期にあり、
アラフォー女性特有の心身ゆらぎ期にあり...
衰えた脳への刺激が強くて
変なナチュラルハイが続いていました。


そんな最中でしたので、ちょっと不安でしたが、娘に頼まれたら、張り切りますよ。

【学習計画表】なんですが、
なかなか形骸化の香りがしました。

その通りにやれば間違いなく点数取れますが、長女本人も言う通り、
『この通りやるには自分との戦い』
ですよね。

漫画、iPhone、iPad、スケッチブック。
お家の中は誘惑だらけです。


でも、計画を立てることって大切ですので、
『それっぽい』計画表に仕上げた娘の書いたものをみて、もうちょっと具体的になるようにアレンジしてみようよ、と私の意見を伝え、一緒に計画を立てみました。

結論申し上げますと、それでも計画通りにはいきませんでしたけど。汗


*   *


今、長女は塾に通っていませんし、
市販のワークも買っておらず、
通信教育もやっていません。

私の中では

教科書、ノート、授業プリント、学校のワーク、もう、それしかないというか、そこからしか出ないわけで、

それだけ抑えたら良いんでしょ結局。

と言う結論。(軽い)

教科書でしょう、とにかく。
教科書。そして授業。

先ずは、テスト範囲をまだ授業でやっている所だったので、授業に全集中すべし、となりました。

授業で先生はポイントをお話しされるはず!
聞き逃さないでおこう!

という訳で、

計画表には
"授業で習った事を伴走者に教える"
というような事を記載。

私も全然解らないんでね、、
教えてもらわないと。(学習してきたはず)

『ママに教える。』だと、意味がわかりませんので『授業の復習、振り返り』としました。


そしてもう一つ。
テストまでの2週間のうち、
何度も【音読】をする事を記載。

小学校に入ると、
音読の宿題がほぼ毎日あるんです。

この音読ね、私、大好きなんです♡


音読は子ども達も進んでするんです。
気軽に取り組めるからかな?
もちろん忘れることもありますけどね。


子供が国語の教科書のお話を読みます。
それを聞いて、そして "音読カード" に簡単な評価。◎や△を書きます。


初めての単元はぎこちなくて、文節も変な風に読むし、漢字も読めなくて、なかなかお話が頭に入りません。

でも、毎日ですから、段々すらすら読めるようになり、終いには暗記してしまうんですよ。私も。

教科書のお話が良かったりして、
気に入って何冊も本を買いました(^^)

音読は、読むのも聞くのも大好き!!

そしてスゴイと思ったのが、
自ずと国語の点数が良いんですよね。
先生方のアイデア凄いですよね。

私、国語と英語が得意だったんですが、ひょっとしたら国語は音読効果があったのかもしれないです。

私もずっと、高校生の頃も1人で部屋で音読していましたから。ハズカシ


それを踏まえて、
国語だけでなく、理科も社会も英語も、
2週間毎日、音読を計画しました。
ご飯作りながら聞けますしね。


中学は宿題がそもそもありません。
久しぶりの長女の音読。

へえ!
え?もういっかい!
うぉぉ、そうなんだね、へええええ!

と、反応しちゃう私。

『ちょっとうるさい、、』と長女に言われますが
国語、社会、理科の音読を聞くのは凄く楽しかったです。

※余談ですが、今回、国語の範囲だった『ベンチ』というお話とても良かったです。

『あのころはフリードリヒがいた / ハンス・ペーター・リヒター作』
という本の、一節です。

書籍、買いました。
(すぐ買う)


最初の1週間は、ひたすら音読と、
英単語、漢字、計算練習をしていました。
いつもお世話になっている、
YouTuber葉一先生の動画も観ていたようです。

私も、教科書と授業プリント、
そしてGoogle先生と共に伴走。

私は、向かい側で
顔テカテカ、かっさマッサージ(前編参照)に、
足や二の腕のオイルマッサージをしながら
共に勉学に励みました。
(気を散らせる伴走者)

暗記科目の理科と社会を勉強している時の
印象深かった事をピックアップします。


*  *


まず、社会。


私『 よし今日から、風の強い日の事は、"今日モンスーン強いね" って言おうよ 』
(日本は温暖湿潤気候ですね、季節風を別名モンスーンと言います。)

長女『 ギャハハハ!!笑!ださい!』

私『 日本では春夏秋冬が当たり前にあるけど、この国、夏夏夏夏!ココなんて、冬冬冬冬!』

長女『 ギャハハハ!そうなんだよね!やばいでしょ、ママ一生冬とか! 』

私『 永久凍土を守るために、高床式だって。地面が溶けて建物が傾くのを防ぐって。』

長女『 地面一生凍結?!え!どゆこと?まって、暖房つけたら家傾くとかマリオの世界?!笑笑 』


と言った具合に、
社会の学習、めちゃくちゃ盛り上がり、、

2人で色々調べ、発展し、、

カナダや南極、アイスランド、モンゴル、ラパス、ブラジル熱帯雨林、サハラ砂漠の映像をYouTubeで観てみたり、、

私も知らないことばかり(学習したはずです)で、地球の大きさを再確認。

しまいには地球儀を持ち出して、
地球について語り合っていました。
(テスト勉強しろ)


*   *


そして理科。

時間が遅くなると
テンションもおかしくなります。

理科はなぜか夜更けになりがちでした。

理科の先生は、今年大学を卒業したばかりの新任先生。イケメンだそうで、さらに授業がとにかく面白くてわかりやすい!大人気!
と、長女は言います。

そんな先生の授業プリントを、
夜な夜な2人で復習。
確かにとてもわかりやすいプリントでした。
これを毎回作るの、、本当大変ですよね。
と、思いを馳せました。


いい点数とって先生喜ばせたい!
と意気込む長女。恐るべし好きな先生パワー。


ですが、勉強中、授業の面白エピソードが止まらない長女。お腹抱えて2人で笑っていました...
(つられがちな伴走者)

夜は、疲れがピークで何でも笑えます。


無脊椎動物の学習中、

長女『 ええと、、だからえーっと、外とう膜は、私で言うとえーっと、、足?だっけ? 』

私『 いやまって、長女アサリなの?笑笑笑。てか、背骨ないっけ?笑笑 』

長女『 あ、そか!ギャハハ笑笑!私アレだ!脊椎動物だった!笑笑 』

私・長女『 笑笑笑おなかいたい笑笑 』



そんなことを繰り返していました。

振り返ると、何が面白いのか。

夜中って怖いですね。

イケメン先生の授業プリントはコピーして
何度も繰り返し学習しました。

音読を繰り返していたので、無意識のうちに暗記できたことも多く、本人的に良く学習できたと満足していました◎


*  *


記憶にどう残すか、
と言うところはテクニックが要りますよね。

期末テスト伴走者中、相互フォローして下さっている大好きなフォロワーさんの1人、渡邊惺仁さんが『記憶術』についての記事を連載していらっしゃいました。


もうこちらが本当に、タイムリーでして。

渡邊さんの文章はいつだってとても奥深い上に、簡潔なのです。物凄く魅力的なnoteです。

とっても参考になったので、ご紹介します。
【実践記憶術】のいくつかある中の一つです。


こちらの一連の記憶術を、
長女とも一緒に拝読、実践したんです。

理に適っていると言いますか、どれも長女にもスッと理解できて、実践できました。

長女の糧になった事は言うまでもありません。
(伴走者にも滲みてます)

ちなみに渡邊さんのnoteは、
 "私のノウハウをお伝えします" 
みたいなノリでは、一切ありません。


文章は、芸術的で聡明、ユーモアたっぷり、
そして言葉のチョイスがすごく粋なんですよ。
ファンが多いのも頷けます。

渡邊さん、本当にいつもありがとうございます。


*  *


テスト前々日は真夜中まで勉強しました。

もうお気づきかと思いますが、
笑ってる時間が無駄といえば無駄で、
伴走者的に反省も多々あります。

テストは2日間。

それぞれ前夜は総まとめをする事ができ、
本人も登校前に『楽しみーぃ』なんて言える感じで、中間テストとは違う顔つきでした。

テストが終わり、帰宅した長女は私に喜びの声を聞かせてくれました。


『めっちゃ解けた!かけた!!』

一緒に2週間、がっつり伴走しましたので、
その言葉本当に嬉しかったです。

『中間の時、振り返るとあれじゃダメだと思ったよ、ふざけてたわ笑』


と、自分で気がつく事ができました。


その時はどうやっていたか全然知りませんが、スマホも近くにあったし、音楽聴きながらでしたので、、、

あれじゃだめなんだな、だからあの結果だったんだ、と自分で思ったそうです。

音楽聴きながらでいいのか?とは思っていましたが、その時は夫や私からは特に何も言いませんでした。


自分で実感することが一番ですね。
可愛いなぁ。人間の成長って。


*  *


テストの結果はどうであれ、あんなにべったりと長女と過ごすことはとても久しぶりでした。


伴走してるのか、邪魔しているのか解らないアラフォー母の、夜更けのバグりに大ウケし、

『もうやめようよぅ泣』
と促す、眠くてたまらない伴走者に
もーちょい!もーちょい!
と、がんばった長女。

それにしても私、使わなさすぎて、乾涸びかけてた脳の一部を使うことで、活性化されたような気分になりました。

二学期からどうするのかわかりませんが、
勉強の仕方を一緒に考える事は有意義で、楽しかったです。


数学以外は、スコアも順位も上がりました。

それがさらに本人の喜びや自信になったようです。次に繋がるといいなぁ。

まだまだエピソードは沢山あるんですが
この辺りで締めようと思います。


*   *


さてここで、、
読んでくださっている方にお願いがあります。


皆さんの《得意な科目》は何でしたか?

そして、中高生の頃の定期テスト、
どんな風に勉強していましたか?

そんなエピソード、是非聞かせてください。

コメントが何個になっても構いません。
ロングコメント大歓迎です。

記事にしていただいたら、
すぐさま読みに行きます!

タイムスリップしていただきたいです。
あの頃の得意科目、勉強の仕方、
定期テストの想い出。

テスト中に限っていつも気にならないところを整頓したりした事などでも◎

実は、これまで2〜3人の方にコメントのやり取りの中で伺った事があるんですが、頂いたお返事を拝読するのはとっても楽しく、またその方を少し知れて嬉しく思いました。


お時間がありましたらぜひ、
学生時代のお話を聞かせてください。

皆さんのお話を楽しみにしていますので
是非よろしくおねがいします(๑˃̵ᴗ˂̵)


最後まで読んで頂き、
ありがとうございました♡♡♡

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