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電鍋カオマンガイ(めんどい編)

モーレツに食べたくなってカオマンガイを作りました。実は先週も職場へのお弁当に持って行ったけどすごく美味しかったからリピ。

お弁当版。別添えのタレは冷たい状態でかけるのが好み

カオマンガイはタイ料理で、平たくいうと「蒸し鶏のせごはん」ですかね。

この蒸し鶏のせごはんはアジアの他の国でも存在して、タレの違いで「海南雞飯(シンガポールチキンライス)」やベトナムでは「コムガー」と呼ばれるようです。

タイには2回行ったことあるけど、カオマンガイを食べなかったので正直正解が分からない(と共になんで食べてこなかったのか謎オブ謎)。あとから色々調べてるとカオマンガイは味噌ダレらしいので私が作ったのは海南雞飯(シンガポールチキンライス)かもしれないけど呼びにくいから敢えてカオマンガイと呼びつつざっくりレシピいってみよー!

電鍋を使います。美味しくしたい理由があって2回使います。だからちょっとめんどいです。

まず1回目。蒸し鶏とチキンスープ作り。
もも肉にフォークで穴を開けまくって塩と酒を振ってざるにのせる。生姜スライスとネギの青いところもイン。水と少量の塩を入れた小鍋(テ⚪︎ファール)の上にそのザルをのせます。

この状態でスイッチオンすると、鶏肉を蒸すと同時に小鍋ではザルから落ちた鶏エキスをキャッチしたチキンスープも完成するという画期的調理法。

蒸せました!生姜はあとでタレに使います。
スープも出来ました!

そして2回目の蒸しはライス。ジャスミンライスを炊くのですが、さっきのチキンスープで炊くのですわ。なので電鍋の登場が2回になります。

思ったけどタイ料理屋さんの匂いの9割ってジャスミンライスの香りやね。これを炊くと立ち込めるタイ料理屋さんのかほり。チキンスープで炊いてるから尚更かも。我が家では電鍋の肩身が狭くて私の部屋に置いているので部屋がタイ料理屋。私にとってはもはやアロマ。最高。

出来立て熱々のスープをジャスミン米にかけて炊いた

炊飯器レシピとかで「米の上に直接鶏肉置いて炊いたら蒸し鶏もご飯も一気に完成!」ってレシピをよく見るけど、チキンスープも飲みたいってのが人情やん?一緒に炊いたらスープが取れないのよ。全部ご飯に吸われちゃうから。スープ飲みたいのもあって2回に分けて炊きました。まあ実質この料理ってやることそんなになくて待ち時間の方が長いのでめんどいってもそんなに面倒じゃないです。電鍋稼働中に洗い物やらタレやらスープの準備をしてたらいい感じ。

本場のカオマンガイは味噌ダレらしいですが、作れそうにないので、ネギの白いところと鶏を蒸した時にのせた生姜を微塵切り、そこに醤油と黒酢と胡麻油を味見しながら適当な配分で混ぜて作りました。個人的には汁気少なめで“薬味を食べるタレみたいにするのが好きです。

スープには常備しているフライドエシャロットと、冷蔵庫にあったセロリを刻んで塩胡椒で薄味に仕上げました(写真なし)。これだけでもシンプルに美味しい。電鍋でスープを作ると本当に雑味のない綺麗なスープができるの素晴らしい。

最後にタレをかけたチキンの上にパクチーをワサワサ盛り付けて茹で卵を添えて完成しました。タイでは茹で卵なんて添えないと思うけど彩り欲しさに添えたらタイ式親子ライスみたいになってしまった(笑)。あと胡瓜がマストらしいのに添えるの忘れた〜

タイのステンレスレンゲで食べます

エスニックが似合う器は愛媛県の砥部焼・中田窯のリム皿、スープのお碗は鹿児島の野はら屋・佐々木かおりさんが作るそばがき碗です。

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