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消えたお金で何が買える? 数兆円が夢の幻
こんにちは。
福岡でテレビショッピングを中心に映像ディレクターをしている別府です。3児の母、共働きのフリーランスです。
今日は"お金ってなんやろな〜"と思った書籍の感想。
作家でTV番組「カンブリア宮殿」にも出演されている村上龍さんの「あの金で何が買えたか」という本を図書館で読みました。
この書籍は「世の中の無駄遣いは一体いくらぐらいの価値があるのかという数字と価値比較」がわかる本。
特に、政府が行う公共投資や公的資金注入がいかに愚かな行為でそのお金で何が出来たのか?を数字の比較で「知る」ことに特化した本でした。
例えば、バブル関連で
・旧住宅金融専門会社(住専)は1996年住宅金融債権管理機構譲渡時の
第一次損失は6兆4990億円(1996年2月時点)
・山一証券(1997年11月自主廃業を決定)の負債額は3兆5085億円。
・日本長期信用銀行の債務超過額は2兆6535億円。
普通に生活している庶民にはおよそ見当もつかないこれら金額には公的資金が投入されています。
消えていった数兆円を社会事業や夢の実現に費やす金額とひたすら比較しています。
例えば全世界の地雷撤去をしても3兆円でおつりがきます。全国に育児支援施設を1000箇所設置しても5000億円。途上国の子供全てに基礎教育を与える額は8400億円。世界の子供を失明から救うには20億円。全公立学校のパソコン配置に1368億円…すべてに使えたあまるお金が消えていった現実。(もちろん、直接的ではないにしても、です)
一兆円って1,000,000,000,000円=10,000億円。
何やってんだろうとアホらしくなりました。
政治家や利権が絡み巨額のお金を動かす感覚が麻痺したサラリーマンと庶民には大きな大きな感覚の違いがあるんだろうなと改めて思わされました。
目先の金額に踊らされて高額な動画編集スクールや情報商材、投資詐欺などに騙される若者の話を聞くのも虚しくなります。
上手い話はこの世に存在しない。
そして誰かのお金の価値に振り回されない大切さを感じています。
私のお金にまつわる「なんじゃこりゃ」な2つの経験
ひとつは以前中古物件の家を売る時。
私が自分の目で、自分が住む想像をしながら数多くの物件を現地で見て金額を見てきた肌感覚で不動産屋から提示された相場金額より数百万強気の値段で売ってみました。するとそれでもすぐに買い手がつきました。
不動産屋の提示した金額で売っていれば数百万が消えていたわけで。
なんだこりゃ!
他人に人生の舵を任せられないと思ったひとつ目の経験。
そしてふたつ目は毎度言うのですが、眼内コンタクトを入れたこと。
眼内コンタクト(ICL)手術は60万円くらいしました。普通に生活していたら桁が1つ違っても(6万)コンタクト代にしては高いほど高額です。
近視じゃない人や他人ならやめときなと反対されたと思います。
しかし「今だ」となぜかその時私は直感して手術をしました。
60万円が一瞬に消えて、裸眼両眼1.5を手に入れたわけです。
それまで小学生くらいからメガネとコンタクトで超不便な生活をしていた30年という長い年月の苦労が60万出せば一瞬で消えていきました。
なんだこりゃ!
お金は生きた使い方を生きるタイミングで使わなければ!
金額の数字はまやかしだ!と思うようになったのです。
大きな額にもブレずに自分だけの幸せを追求する姿勢、不満はありつつ感謝する心で幸せを見出す視点が、人生最後まで明るく生きる秘訣ではないかなと思いました。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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