もしも私があなたが総理大臣になったら〜大卒って重要!?〜民王R感想も
こんにちは。
福岡でテレビショッピングを中心に映像ディレクターをしている別府です。3児の母、共働きのフリーランスです。
今日は学歴の偏りについて。
先日の木下斉さんVoicyや為末大さんのX(旧Twitter)にて話題になっていた大卒の狭い価値観について。
2つの参考出典
つまりは「"大卒"など同じカテゴリーの人とばかりつるんでいたら偏った見方しかできなくなる 社会を読む上で多様性を知っておく、多様な方と関わる行動をするのは極めて重要」という話なんですが、皆さんはいかがですか?
選挙で感じる違和感
今回のアメリカ大統領選挙で「どんな人がトランプ大統領に投票するのか理解できない」というテレビコメンテーターの発言。
近しく日本でも選挙がありましたが
「こんな政策の政党に入れる人の気が知れない」
と思った人も多いのでは無いかと思います。
こういう大きな数字が公の場所で出ることで、私たちは見えない壁が存在することを知ります。
地域的な見えない壁(福岡)
木下さんもおっしゃっていましたが「地方によっては大学じゃなくて高校中学で出身を区別する風潮が普通にある」という件。
実は、福岡はまさにそんなお土地柄です。
私自身、大卒でもないし夫も違い夫婦揃って専門学校卒業です。
公立の地元小中学校を卒業し、高校は進学校の私立高校を卒業したので、地元大手企業会社員や中小企業の社長がゴロゴロいます。
そんなどっぷり福岡イズムの中で過ごしてきたので社会人になると
「どちらの学校ですか?=高校はどちら?」が福岡人同士(特に福岡中心部)会話が成り立ちます。
東京都心でいう「大学はどちらへ?」という質問に近い。
同じ高校の先輩後輩、仲間の力関係は強力で、紹介で仕事授受関係があったり、就職結婚などかなり多い印象です。
たった10代の一時の頑張りだけで人生が決められるという現実。
そのくらい価値観が近いと何かと都合が良い、楽なのも事実。
しかし、それだけでは全く属性の違う人の価値観が理解できなかったり、そのことによるトラブルに発展したりすることがあります。
ひるがえって私の経験
私は、小学校と専門学校の友人が、1人は女性だったのに社会人になって性転換して男性になり女性と結婚しました。1人は学生当時から女性で、彼女と付き合っていました。
物を買うにも親に言えないとか、逆にみんなの分を買ってくるなど、福岡は地方中核都市だけあり地域によって貧富のグラデーションが濃い。
ほんの電車や車で数十分の距離で、区で明確に違うところは東京に近いかと。
性の多様性、経済的な多様性。
これを肌感覚で持っていると「無自覚に相手を傷つけることを言わなくなる」=他人に配慮が出来るようになります。
逆にいうと、デリカシーのないセクハラ発言やモラハラ発言をする人は極端に狭いカテゴリーの人としか付き合った経験が無いですよと自分で言いふらしているようなもの。
過去には映像制作業界にもそんな中高年男性がたくさんいました。今は割と変わってきていますがそれでも生き残っています。
世界は本当に色んな人がいます。
フランスに住んで現地フランス人とホームスティで暮らしていても、ナチュラルにアジア人差別をします。
便秘気味だった私にアジア人は目を細めてこうやって踏ん張るからね、みたいなジョークをしていたマダム、彼女は地元中流階級育ち生粋のフランス人。
ホームスティ先の仲良い家族でさえもそんな発言してしまうような体験があると、欧米人のアジア人差別のナチュラル加減が「これか!」とわかります。
じゃあ結局私たちはどうしたらいいのか
1人の人間が全ての人間の追体験をするのは不可能。
だからこそ「そんな人もいるんだ」という謙虚な意識と「知る勇気」または「傷つく勇気」を持つことが大事だと思いました。
そこで、多様性を知る上でちょっと乱暴ながら手っ取り早く感じられるのが、今期2024年秋ドラマの「民王R」。
日本の総理大臣(遠藤憲一さん)が全国民と一定期間だけ中身が入れ替わるというドラマです。前作が菅田将暉さんや高橋一生さんも登場して人気シリーズだったのでその続編です。
あの、あのちゃんが第一話で秘書として総理大臣と入れ替わり普段見せない横柄な演技をして好評。
第二話は遠藤憲一さんが闇バイトに手を染める薄給若手社員に乗り替わり若者の孤独と苦労を体験する、第三話は同じく今度は5歳児に乗り替わり母親がシングルマザーの長時間勤務をする悲しみを体験する(同時に5歳児が米国大統領と会談)というもの。
これこそ「なんで政治家は国民の気持ちをこうもわかってくれないのか?」に対するギャグアンサーで面白いです。(原作は半沢直樹などの池井戸潤さん)
話で聞いていても知ると体験するでは大違い。
それでも少しでも他人の行動や気持ちが理解できるドラマはやっぱりいいなと思った次第です。
そして今、私は飲食業も副業でしながら、中国人の先輩、大学生くらいの若い先輩に怒られたり教えられたりして多様性の中に身を置いています。
だいぶストレスなこともありますが、いや〜面白いです。
皆さんも、少しでも違う属性の他人に出逢ったら、避けるのではなく少し許容して知る勇気や傷つく勇気を出してみてはいかがでしょう?
人間的な成長につながると思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ご意見コメント楽しみにしています。
平日毎朝8時にnote投稿中。
内容が良かった時は、スキ、フォロー、お願いします。
#スキしてみて #テレビドラマ感想文 #民王 #民王R #大卒 #多様性を考える