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#30代女性
[エッセイ]子猫みたいな声で 誰かにすり寄る隣のあの子が 死ぬほど憎くて、泣きたいくらい愛おしい
王子様が迎えに来ないことも
お花畑はどこまでも広がってはいないことも
分かり始めるお年頃
水割りじゃもう酔えない
ストレートで激しく酔わせてほしい、ずっと
雑味も上等
それもご愛嬌
なんて言ってはみるけど
丸ごと飲みほす覚悟、まだ持ち合わせてないくせにね
酔ったフリ、見ないフリ、分からないフリ
そんな小技ばかり上手になって
本当の自分はいつの間にか迷子
子猫みたいな声で
誰かにすり寄る
[エッセイ]ナルシスト、マイペース、変わり者。何が悪い?尖ってるやつを攻撃してもあなたの価値は上がらない。
人んちの庭に勝手に入らないで
自分と他人の境界線、
死ぬほど強めにひいておいて
自分の心の居場所を
誰かに求めていては
永遠に辛いまま
そんな自分といい加減に向き合いな
ナルシスト、マイペース、変わり者。何が悪い?
そう生きられない自分が嫌いなだけでしょ?
羨ましいだけでしょ?
潜在意識ではそう生きたいのに
死ぬまで二度と会わない
どっかの誰かを気にして
本当の自分の声を聞かぬふり