[エッセイ]子猫みたいな声で 誰かにすり寄る隣のあの子が 死ぬほど憎くて、泣きたいくらい愛おしい
王子様が迎えに来ないことも
お花畑はどこまでも広がってはいないことも
分かり始めるお年頃
水割りじゃもう酔えない
ストレートで激しく酔わせてほしい、ずっと
雑味も上等
それもご愛嬌
なんて言ってはみるけど
丸ごと飲みほす覚悟、まだ持ち合わせてないくせにね
酔ったフリ、見ないフリ、分からないフリ
そんな小技ばかり上手になって
本当の自分はいつの間にか迷子
子猫みたいな声で
誰かにすり寄る隣のあの子が
死ぬほど憎くて、泣きたいくらい愛おしい
そんな時はバッグからあいつを取り出す
両耳塞いでもう一度帰るんだ
あの日のお花畑に
長年持て余しすぎた私を
夜が迎えに来ないように
______
#難しいお年頃
#街中の自分以外の女の子が月9のヒロインに見える問題
#なんだろうね、この感じ
#何かを失って何かを手に入れて
#また失って
#ずっと続くであろうこのループ
#既製品なんかじゃなく
いつか全身オーダーメイドの
そんな自分になれますように🌹
追伸
こんなにも多くの記事が溢れる中、ここで出逢えたこと、
心から嬉しく思います。
是非、またお逢いしたいです。
AYAKA
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