Aya Ogawa

陶芸作家 [I hope you are fine] Ceramic artist / TOKYO http://ayaogawa.net/ https://www.instagram.com/aya_ogawa_ig/

Aya Ogawa

陶芸作家 [I hope you are fine] Ceramic artist / TOKYO http://ayaogawa.net/ https://www.instagram.com/aya_ogawa_ig/

マガジン

  • [日本語] little magazine

    うつわづくりと、日々を旅すること  ”I hope you are fine ”

  • [English] little magazine

    Aya Ogawa , A ceramic artist's daily journey "I hope you are fine "

  • SHOPS

    Aya Ogawa Ceramicsの作品を見て頂けるお店です

最近の記事

コーヒーと金木犀 coffee and osmanthus

夜明け前に目が覚めるのは 気が急いているからかも知れない。 今日、明日、明後日… やることをチェックして、 コーヒーを淹れたら、 スパイスのように金木犀の風と混ざって、 これ、最高のブレンドかも。 この季節は、絶対テラスでコーヒー飲むよね。 Maybe I wake up before dawn because I'm in a rush. Today, tomorrow, the day after... I checked off things to do, brew

    • バンコクでハンバーグカレーに出会ったら、生姜焼きにたどり着いた

      Popupでお世話になってる、バンコクの @spoonfulzakkacafe に行ったら、ランチに日本洋食があった。 オーナーの彼女は、日本が大好きでいてくれて、お店の所々に出汁、醤油、うつわ、、日本のものが並んでる。 私が行った日は、ハンバーグカレー。 タイではなくて、日本のとろみのある辛さもマイルドなカレー。昭和なやつね。 帰国して、日本洋食に思いを馳せる。 オムライスとかナポリタンとかいいね。 そうだ、生姜焼きもいい。 それで10年ぶりに生姜焼きを作った。 豚

      • そうだ、パリでブーケを買おう

        パリでお世話になってるギャラリーショップがある。彼女のことは、勝手に友達のように思ってる。 出会いは、2018年秋、東京。 その頃の彼女は、オンラインで陶器のお店を開いたばかりで、私はようやく陶芸が仕事らしくなってきた頃だったから、なんとなく歩み?を勝手に重ねてる。 彼女のお店は瞬く間に人気となり、程なくパリ11区にギャラリーをオープンした。 日本からフランスへ何度も作品を送らせてもらう度に新しいエッセンスを受け取っているようにおもう。 しなやかでいて、前に進む力は素晴ら

        • SWEDEN 陶器の日 グフタフスベリ

          初ストックホルムの予定は何も決めてなかった。 私よ、さすがにだよ…。 ストックホルムといえば…と、NAOKOさんにメッセージしたらフィーカできることに。初対面でうれしい! 「週末がちょうど陶磁器の日でグフタフスベリのイベントがおすすめです!」 ほんとに図々しい私に親切に教えてくれた。 ストックホルムから電車とバスを乗り継ぎ、片道1時間くらいかけてグフタフスベリにたどり着いた。 リサ・ラーソンのアトリエも、グスタフベリのG-studioのアーティストのアトリエも一般入場可

        マガジン

        • [日本語] little magazine
          13本
        • [English] little magazine
          8本
        • SHOPS
          2本

        記事

          2つのエリック・ホグラン

          我が家には、2つのエリック・ホグラン作品がある。 ひとつは、コロナ禍に思い切って実家のブラックホールを整理したときに見つけた、可愛らしい蓋もの(写真左側)、1960年代「BODA」Neiman Marcusの別注品だそう。 もうひとつは、5年ほど前だったか、表参道ELEPHANTでの展示会で、購入した花器。 うちにホグランがあるとも知らずに。 BODAがどうして我が家に来たのか、両親も亡くなっているので、わからない。北欧に行ったとか、好きだとか、そんな話を聞いた覚えも

          2つのエリック・ホグラン

          スープの冷めない距離感

          近すぎると色々起きるからね、 家族や仕事とはまた別の場所とか繋がり《3rd place》があると、生きやすいよね。 そんな話をしたことがある。 家と仕事場と、またもうひとつ、みたいな。 コペンハーゲンで、共同ダイニングとか、シェアビレッジ、生涯学習のフォルケホイスコーレ…を見てコミュニティの話を聞いた。 私もずいぶん前にフォルケホイスコーレに入りたいと思ったこともあったけど、事情もあったり、仕事を辞める勇気もなかったのよね。 嫌なものを塞ぐんじゃなくて うまく丸く、ひと

          スープの冷めない距離感

          灯りと生活 Iben Winther Ortonを訪ねる

          「朝と夜、夏と冬、1日のなかで、陽の光や影の動き、時間帯やリズムを体感してると気づくことが大切なの。 窓際やお部屋の中で過ごす場所にキャンドルを持ち歩き、灯りを作る。 人と人の間置くキャンドルの淡い灯りは、心を近づけてくれるの」 照明デザイナー Iben Winther Orton (LIGHTSCAPES)さんのご自宅を見学させてもらった。彼女は器具をデザインするのではなくて、自然光も含めた「場」の灯りをデザインするひと。 私が「私も工房の中で1日過ごしていると、自然

          灯りと生活 Iben Winther Ortonを訪ねる

          生活と自然のバランスは葛藤があるのよ

          Good waste Bad waste 2023.8.18. Denmark 「私たちも葛藤はあるのよ。 サステナブルと経済のバランスは難しい。 考えながらベストなバランスを探しているの」 私たちを夜のお茶に招いてくれて、ケーキまで用意して待っていてくれた。 彼女は利益を求められる企業の役員という立場と、家庭では母親の立場をもっている。 数ヶ月前、カナダの山火事でNYが大気汚染されたというニュースを見て、NYに住む息子に慌てて連絡したという。 「最近、ノルウェー

          生活と自然のバランスは葛藤があるのよ

          魔法の地球儀 〜気候変動を視る Climate Center (デンマーク ビジュアル気候センター)

          「夏ってこんなに暑かったっけ」 聞き飽きるほどの日常会話。 残念ながら今年の夏も、東京は息をするだけで暑い。涼しいコペンハーゲンに降り立って、まず心身ともにホッとした。 今年は“ギャップイヤー”にしようと決めてたから、旅の目的のひとつ、環境のことを知りたくてデンマークでStudy tour に参加してます。 コペンハーゲンから車で2時間、ロラン島にあるClimate Center (ビジュアル気候センター)に着き、暗い部屋に足を踏み入れた。 「うぁ。綺麗」 ふわりと

          魔法の地球儀 〜気候変動を視る Climate Center (デンマーク ビジュアル気候センター)

          The Magic Globe - Climate Change Facts the Climate Center

          I don't remember summer being this hot. That is an everyday conversation that I am tired of hearing. Unfortunately, this summer too, Tokyo is hot just to breathe. When I land in cool Copenhagen, I am first relieved both physically and ment

          The Magic Globe - Climate Change Facts the Climate Center

          Pop up store in BANGKOK 04/09 - 26/09

          A tiny bud vases A little one's walk trip is an adventure. Let's make a bouquet of flowers and plants as they are, and give them as souvenirs to your favorite people. You may even remember someone who has taken to the skies and send them

          Pop up store in BANGKOK 04/09 - 26/09

          流れる雲と目的地

          朝から黒雲はざーっと雨が降らせ 今はもうカラッと晴れて 入道雲が広がっている。 きのう会った友人。 東京→NY→奄美大島と移住し 自分の人生を軸にして 目的をもって場所を選んでいるような いつ会っても生き生きとしてて とても憧れるし、尊敬してる。 それって 運が良いというのとは違うんだろうな。 何となく今の居場所を優先しがちで その範疇で人生の物語を描いてしまうけど、逆だね。 今ごろ3人の息子のために、帰りの飛行機が飛べるのか、と台風予報と睨めっこしてるでしょう。 気を

          流れる雲と目的地

          Flowing Clouds and Destinations

          Black clouds have been raining roughly since morning, and now it is already dry and clear, and the incoming clouds are spreading. I met a old friend of mine yesterday. She moved from Tokyo to New York to Amami Oshima and seems to have chos

          Flowing Clouds and Destinations

          Be it life or art.

          Yakitori and inferiority complex Some time ago, I visited a kiln in Tajimi. For me, the word "kiln house" has a tense feeling of being a legend, a little bit high-status. I had a hard time stepping into the kiln because of my respect for

          Be it life or art.

          人生にせよ、芸術にせよ

          焼き鳥と劣等感 少し前のこと、多治見の窯元を訪ねた。 私にとって「窯元」というと、レジェンドのような、少し敷居が高いような緊張感がある。せとものの文化を繋いできた人々という敬意のあまり、なかなか足を踏み入れられなかった。それは、私が”本物“の歴史に触れて来なかった余所者のような劣等感からだ。 2か月前に遡る。陶芸仲間と飲んだときのことだ。 夕方のまだ少し明るさの残る頃、古民家を利用した店構え、炭火焼、間違いない焼き鳥屋に集合した。 ひとしきり盛り上がった頃、つくねが運ば

          人生にせよ、芸術にせよ

          夏はね、夕焼けがとびきりいい

          夏はね、夕焼けがとびきりいい。 In the summer, the sunsets are extremely nice. I don't know why, but they seem to be more orange than usual. The world is dyed salmon pink. My gaze stops. A Beautiful time. なんでだろう、いつもよりオレンジが濃くて 世界は、サーモンピンクに染められるんだ。 思わず視線が止ま

          夏はね、夕焼けがとびきりいい