人生の、最も重要なコアタイムを誰と過ごすか? キャリア形成を俯瞰してみる
矢内綾乃@リケ女社長です。
生まれた時の家族と、自分で作る家族、一緒に過ごす家族がいます。
そのどちらであるにせよ、一緒にいる時間は、一生涯でどれくらいなのでしょうか?
人生のコアタイム
横軸を年月、縦軸を24時間にしたときに、時間配分はどのようになるでしょうか?
人一人の一生を100年として、仮に大卒から就職したら、22歳ー65歳のコアタイムを赤線で可視化すると、図のようになります。
黄色、黄土色 → 学校や就業などの拘束時間
ピンク色 → 自由時間
9ー21時を、人生のコアタイムとしたら、ほとんどの時間が何かに所属している時間帯に当たります。
家族といる時間は、ピンク色の自由時間と、土日のみです。
産まれて、3歳から保育園に行き、小学校、中学校、高校、大学、社会人とコアタイムは社会と合流している時間がほとんどなのです。
働く目的は人それぞれ
会社に勤めたときに、20代の同級生に「なんのために働いてる?」と聞くと、「やりがいのため」と答えることが多いです。
30代、40代の先輩に「なんのために働いていますか?」と聞くと、「家族のため」と答える人が多いです。
50代の先輩に「なんのために働きますか?」と聞くと、「老後のため」と答える方が多いです。
働く目的は変わって行くケースが多いのではないかな、と思います。
その中でも、「家族のために働く」という人は、ものすごく多いです。
”不毛” かもしれない働き方
それなのに、直属の課長は、私たち部下と朝8:30-24:00近くまで一緒にいて、子供が起きている時間帯に帰っている様子がありませんでした。
「さいきん、うちの子供がしゃべり始めたらしいんだよね」と社員食堂で言っている方もいました。
また、私の働く目的の一部には、友達と遊んだり、恋人と遊んだりするためのお金を稼ぐことが入っています。が、その友達や恋人と会える時間はごく時々で、大部分(平日の8:30-24:00)は課長といます。
課長は家族のために働くのに私といる時間がほとんどで、私は恋人・友達と遊びたくて働くのに課長といるのです。
なかなか不毛な現実だな、と思ったことがあります。
私が一方的にというのではなく、課長にとっても私たちより家族と居たいこともあるのではないでしょうか、と思うのです。
今の常識に囚われず、本当に大事にしたいことは?
この人生のコアタイムを、
・価値観や目的で繋がる仲間
・好きな人
・家族
と過ごすことができたら。
あるいは、そうするか否か、選べることができたら。
より充実して、より満足度の高い、より納得のいく人生になるのではないでしょうか?
何を大事にして働くか。考え方の違い。
自営業タイプの経営者さんと出会ったときは、「何をするか」に重点を置いて話をしていました。
ビジネスオーナータイプの経営者さんと出会ったときに衝撃的だったのは、「何をするかより、どうなりたいか。そして、誰と手を組むか、だ!」と言っていたのです。
長い人類の歴史の中で、今作られている常識にとらわれず、最も重要な「人生のコアタイム」をどう過ごすか、を考えると、とても合点のいく考え方だな、と今はとても納得しています。
今回は誰といるか、をテーマに書きましたが、「お金」「時間」に関して実体験をこちらで書いています!
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私が、「転職」ではなく、「転クワドラント」を進める2つの理由https://note.com/ayanoyanaiwkiwki/n/na94d38d3cab4
まとめ
「人生のコアタイム」を、誰と過ごすか、本当は皆、自分で選びたいのではないでしょうか?
社長や経営者を目指していない方でも、『どういう人生を過ごしたいか』『誰と過ごしたいか』というライフスタイルを優先して働き方を決めてもいいと思います。
望んだ人生にする為にチャレンジするのは、時に大変な経験を積む期間になる事もあります。
私の場合は、一人ではなく一緒に目指す仲間がいたから乗り越えられたと思っています。振り返ってみると、苦労を共にした時間は熱く、何物にも代え難く、輝いています。
そして今も、たくさんの仲間とともに目指し続けている日々は、かけがえのない時間だと感じています。
今でも時々、ブルブル震えながら独立を決意したあの日の事を思い出します。当時の自分をヨシヨシしながら、
「あの時の選択は、とても懸命だったよ。ごくろうさん、よく頑張ったね」と言ってあげたくなるのです。
独立に限らず、もしも何かに迷っているのであれば、まずは一歩だけでも進んでみたら見える景色が変わって感じ方も変わるのかもしれません。