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人間だけが操る 『落ち込む』という一流の演技

矢内綾乃@リケ女社長です。

何かを始めたけれど、上手くできなくて落ち込んだ。という経験はありますか?

または、人間関係がうまくいかず、泣いたり怒ったり、感情的になったことは?

誰しも、そんな経験があるのではないか?と思いますが、振り返ると、対人関係の中にあって、『落ち込む』という現象が出てくるように思います。


落ち込むのは、人の目を気にしているから?

私は、小学生の時と、最近と、人生の中で時々、毛糸と編み棒を買ってきて、編み物をやろうとしたりします。
マフラーの時は、単調な繰り返しに飽きてやめ、ハッピーツムツムの時は難しくてやめました。
ちなみに、私が編み物を始めたことは、誰も知らないし、誰にも見られていません。私が個人的になんとなく始めたことです。
振り返ると、途中で諦めてしまったことをいつまでもくよくよ悩んだり、感情的になったりしていません。

感情的になった代表例といえば、
大学入試の時に、前期試験の滑り止めがことごとく落ちた時は、とても落ち込みました。涙が出たり、一人で本をぶん投げて苛立ったりしました。
頭の中には、合格している人においていかれるような焦燥感や、親に対して恥ずかしいという気持ちが渦巻いていたように思います。

完全に自己完結できるケースよりも、他者が絡んだケースは何倍も感情的になるのではないか?と推測しました。

動物は落ち込まない!

大人になり、大尊敬する経営者の嶋村吉洋氏が公演で話していた内容が、衝撃的すぎて、今でもはっきり覚えています。

猫ちゃんが、「あたし今日、キャットフード食べられなかったニャン。。。」といって落ち込んでクヨクヨしたりせえへんやろ。

わんちゃんが、「僕今日、散歩のタイムを縮めることが出来なかったワン。。。」といって、キレたり、凹んだりせえへんやろ。

動物はシンプルで、次のことを考えているやん。人間だって動物の延長なんだから、、、で?だから?それで?どうするの?だけをシンプルに考えたらええやん。


落ち込むのは、自分を守る行為?

小さい頃に、やろうとして出来ないかった時に、友達と比べて自分はダメなんだと落ち込んで、その時に、周りが優しくしてくれた経験が何度か重なって、(上手くいかなくても誰かに認めて欲しい時には、落ち込めば周りが優しくしてくれるんだ!!)と学習してしまったり。

受験勉強や、部活の苦しい努力から逃げ出した時に、周りから逃げたことを避難されないために、キレたり、怒り出したりすると、自分のカッコ悪さを目立たせずに防御することができたり。

そうやって、賢い人間は、いざという時に、あの手この手で他人からの承認の欲求を満たす術を手に入れてしまったというお話でした。

本当は、人は落ち込まない?

『今ここ』『これからの未来』『自分はどうしたいか』だけにシンプルに向き合っている人は、落ち込んだり、イライラしたり、泣いたり、怒ったり、そんな演技をして、周りから認めてもらわなくても、大丈夫みたいです。

他人の期待に応えるわけではなく、
人と比べてマシな方を選ぶわけではなく、
自分で自分に望んでいる本当の目標設定を『自分で決めて』、追いかけ始めることが、落ち込まないでいる、一番の根本療法なのではないかと思います。

『他者から認めてもらう』という子供の頃から学習してしまったスキルを発動させなければ、本当は人は落ち込まないのだと思います。

まとめ

他人から欲しがる、不健全な承認の欲求を続けていくと、終わりはなく、感情の嵐の中にいつもいるハメになるので大変です。

他人からもらわなくても、自分との約束を守り、誰も見ていなくても『自分は自分と約束し、決めたことをやった。また自分は決めたことをやった。』と自分で自分を認められる状態を作っておくと、感情は健康になっていくでしょう。

かくゆう私も、感情の嵐の20代、30代、を乗り越え、上記のように思うようになりました。

本当のメンタルフリーとは、お金があるとか、時間が自由とかではなく、自分をシンプルにして、自分をコントロールできることなんじゃないかなぁと思うのでした。

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