呪術廻戦 揃うとエモい2人
ジャンプは読んでいないから呪術廻戦のストーリーはちゃんと知らない。私はいつもアニメで、マンガのストーリーを追ってきた人間である。
世の中の騒ぎ的に、チェンソーマンが早く見たいとは思っているけれど、最近始まった呪術廻戦を観ていた。
いいな。この2人が揃うと、なんかエモイ。オープニングとエンディングの曲とそれに流れるアニメーションも、2人の男がいる青春のエモさをかきたてている。
なんだかよくわからないけど、男が2人いるだけでエモイという物語は古今東西あちこちにある気がする。魅力的な主人公が一人だけでも、充分なのだが、脇にちょっと違うタイプの友人がいる。
例えば阿部清明と、伊藤博雅。ルパンと次元。ホームズとワトソン。
それに女が一人参加して、拮抗した三角関係になったら、永遠の物語になる。
いいね。この2人。魅力的だ。
今、この画像を貼って気が付いたが、2人が学生服というのもミソかもしれない。日本の学生服は、もしかして、格好いい服の代表なんじゃないかと思う。キチッとした軍服や制服が凛々しく見えるのはよくあることだが、普遍的に学生服を着た少年たちの物語が繰り返し描かれているのは、あの詰襟の学生服がかっこいいせいではないか。
私も教師だったので、日常的に制服を着た子供たちを見ていた。ひよっこたちだと思っているので、その姿をかっこいい💛と思ったことは全く無い。
この2人は制服を着てはいるが高校ではなく高専という設定なのでちょっと年上なのか?高専何年生かにもよるな?不勉強ですいません。
今、記憶がおぼろげだが、ジャン・レノ主演「レオン」という映画の作曲家エリック・セラの記事を思い出した。
日本に来て、学生服を見て、なんてエレガントな服だろうと何着も買って帰ったとのこと。フランス人にはホメられるが日本人には笑われると書いてあった。そりゃそうだろう!
しかし、リュック・ベッソンの映画で大活躍しているフランス人作曲家が、日本の男子学生服を見て、エレガント!と思ったのだから、それは実際そうなのだろう。
確かに、男性がいったいどの年齢で一番美しいのかといえば、お酒を知る前の男子高校生の時期かもしれない。大概、運動部でカラダを鍛えて無駄な贅肉の無い男子高校生。大学生になると妙に不精にだらしなくなる男子も増える。これはあの、お酒を知らない、親の管理下で健全な生活を送る健康的な男子が、フランス人もエレガント!という学生服を着ているということのエモさなのではないか?(職業柄、そんなことを感じたことはこれっぽっちも無いことを断っておきます大笑)
互いにキャラが引き立て合う影と光のような関係の2人の力は拮抗していて最強であり、仲が良く、いつも2人でいる。
この策略に、高校生じゃない自分がハマるってどういうこと?とか思うケド、物語の魅力を醸す定石であるとも思う。
しかも、初めは仲間でともに戦ってきた夏油が、途中で、呪術師の仕事が嫌になって闇に落ちる。
あらあら、すごい話なんだ。
呪術師でない人のどうしようもなさが嫌になった。
美術部員の、漫画家になりたい子が、夏油の絵を描いていたことを思い出した。ただ、マンガの1ページを丸ごと写したというよりは、二次創作というのだろうか?真ん中にもっと大人びた夏油がいて、背景に色々なエピソードやキャラがこれでもか!と書き込んである。
見るからに、真ん中で笑っているこの袈裟を着た人のキャラが彼女は好きなんだなと、伝わってくる。
ただ知らぬまま受け止めていたが、あとで、闇に落ちたキャラだと知った。
なるほど。
君の絵を2年後ぐらいに受け止めた私である。