読書会「そ・わ・かの法則」
いつもの読書会と違うのは、今日は記録係であること。
前の日、つい話をじっくり聞いていたら、誰かのスピーチを書き逃したという怖い夢を見た。正夢にしないように心を引き締めて行こう!
Aさん
私事ですが、視力が回復した後で読んだので、今回は、1冊、最後までちゃんと読めました。「目の前の現象を受け入れなかったからつらかったのです」ということがまさに、自分の身に起こっていたなと共感しました。
子育てについて書かれたところも、あるあるがたくさんで、この本に書かれてあることを、自分の身に置き換えて受け止められた、と思いました。
Bさん
この本を一冊読むことで、いったい何人の人を思い出したことでしょう。
母・おば・妹…。トイレ掃除の話ですが、トイレを綺麗にしていると、「かわいい赤ちゃんが生まれる」「美人になる」と母から聞いて育ちました。トイレ・洗面所・台所、汚れても当たり前の場所を綺麗にする。
妹と話した時に「うちはトイレ綺麗だよね」という話になり、互いに、その場所をきれいにすることが当たり前になっていたことに気づきました。
昔の人は要所要所で、そういう大事なことを教えてくれていたのだと思います。子供への接し方は、できていなかったなと思うことがありましたが、
「生まれてきてありがとう」ということは伝えられたかなと思っています。
本に書いてあることをいろいろ実践してみました。私は体温が低いのですが、「私のカラダは超合金」と言ってみたら、体温が35.9℃から36.2℃に上がりました。私は、もともと、あまり病院に行かずにいろんなことを治してしまう人間なのですが、それを肯定してもらった気がします。
私はこれからますます長生きしそう!
いつでも今が一番幸せで、80歳の今が一番幸せ!
極楽とんぼが私の秘訣かな。(一同大爆笑で拍手!)
Cさん
初めはなかなかこの本が読めませんでした。え?非現実的で、非科学的なんじゃないの?最後まで読んでいくと、この本は講演会のまとめのようですが、いろんなところに響いてくれる本だと感じました。
書かれてある色々なことが真実かどうかは別として、ちょっと別な見方をもらえる、生き方のヒントになるなと思いました。
考え方ひとつで出来事は変わります。
母が晩年、私に、いつも愚痴を訴えてきていたのですが、1時間も聞くと嫌になってしまい、アドバイスをよくしていました。見方、生き方を変えることができない人もたくさんいます。そんな母にこの本を読ませてあげたかった。ストンと胸に落ちたのではないかと思います。
言葉は凄く大事だと思います。今現在、人に接する立場なので、嘘でも「ありがとう」と言えばいいのにという場面によく会います。
若い人たちにも読んで欲しい本ですね。
Dさん
「そわか」という言葉ですが、昔PTAの講演会で聞いたお地蔵さんを拝む言葉に「ナントカカントカ・・・そわか」と入っていました。主人が病気になった時に、沢山の仏教関係の本を読んでいたのですが、「そわか」は仏教の言葉なので、小林さんも仏教を下敷きにしていると思います。
そ(掃除)わ(笑い)か(感謝)で、幸せになり、お金も入ってくる。
起きることにお任せで流されていくということ。
五木寛之の「大河の一滴」、寂聴さんの無常のお話、鴨長明の「方丈記」~行く川の流れは絶えずして~宮沢賢治の「雨にもマケズ」、「平家物語」の~祇園精舎の鐘の声、すべてこの世は無常ということ。
夫の衰弱した姿、トイレから立ちあがれない姿、悲しみも、時と共に次第に癒されて、1人で頑張って生きていけると今は感じています。
すべてを受け入れて謙虚に生きていく。すみませんよりもありがとうを使う。頭に来る人も受け入れて人を変えようとせず、自分を変えるということが大事だと思いました。
Eさん
2万5千回、ありがとうを言ったら病気が治ったという話が出てきたのですが、信じて言ったらきっと治るのでしょうね。
ありがとうは自分に有難い出来事が起きた時に神様にお礼を言う言葉で、サンキューはあなたに感謝すると人間に言う言葉。その違いがよくわかりました。今までは仏壇にお願いをしていましたが、これからは「ありがとう」を言って、無事に生きていることを感謝しようと思います。
眼の前にあることを受け入れる大変さ。
孫と暮らしてみて、暮らしのリズムがまるで合わず、大変で、とても疲れました。そういう人だと受け入れればよかったんですね。
言葉は刃物であるとありましたが、年をとると、ついつい言ってしまうことがあります。あと、ありがとうと沢山いえばいいことはわかったのですが、私は、自分が料理を作って、掃除をして、ありがとうを言われるくらい相手にしてあげています。いったい、いつ、ありがとうって言ったらいいの?と思いました笑。
Fさん
小林さんの作者紹介を見て、63歳で亡くなっているんだ、彼が気づいた沢山のいいことが、自分の人生には使えなかったのかしら?と思いました。
この本を読む前に自分のところに、「ラクダ」についての本がなぜか集まってきていたんですね。「VIVANT」にも「ラクダ」が出ていたし、この本にも「ラクダ」のエピソードがありました。自分の子供を育てることを放棄した母ラクダに、馬頭琴の音楽を聞かせたら、ラクダが涙を流して子供を育てられるようになった話には感動しました。
私も心をこめないありがとうはどうかな?と半信半疑です。
最後に色のことが書いてありましたが、樹木希林さんが、韓国に行って、白が何百種類もあるって言ってました。なんでそんなに白があるんだろう?って話を思い出しました。
あと、気になったのは、本人が元気でも、周りが心配をしすぎて悪い方にいったという話です。楽しく暮らすことが大事ですね。
Gさん
私はいつも70点ぐらいの掃除をするんですけど、この本を3ヶ月前に一度読んだ時は、一週間ぐらいまじめに掃除をしていました。読んだ時には頑張れるんですね。部屋が綺麗になって、気分がよくなり、暮らしてて楽しくなって、鏡を見たら、いい顔になってる。この本はしかめっ面で読む本ではなく、自然に読めました。掃除をすると自分を好きになるということですね。掃除が基本だなと思いました。
言葉は刃であることで思ったのですが、母が、赤ん坊の時の私の話をするときに「お前はめごぐねーわらしだったじゃ」と繰り返し言うんですね。これには傷つきました。それで、自分の子供は「かわいい」「かわいい」といって育てました。男の子には「かっこいい」って言ってね。年頃になったら、子供たちが、客観的に周りを見るようになって「お母さんにだまされた!」と言ってましたが、自信がつくので、いいと思うんです。
最近、本当に言葉は刃物だと思った短歌がありました。
短歌甲子園の作品です。言葉は大事です。思春期の子供たちは言葉に傷ついていますね。
私の通っている美容師さんがいつも神社で祈るときに、「幸せになりますように」ではなく「幸せが続きますように」と祈る話をしていたけど、正解ですね。あと、幸せと不幸は背中合わせで、生卵という話があったけど、本当にそう思います。
あやのん
20年おきに、私に、小林正観ブームが来ているのですが、一度目は20代の時、面白い講演会があるから行かない?と誘われていったのが小林正観さんの講演会。今でも、トイレ掃除の話とか心に残っている話が沢山あります。二度目は斎藤一人さんの本を読んで、イチローは千年かかってイチローになってるとか輪廻転生の話が面白かったので、通信に書いたら、お父さんがよく読んでいるという話で、生徒が5冊ぐらい本を貸してくれた、その中に、小林正観さんの本が一冊ありました。そっちにハマりました。
3回目が、今で、ありがとうの話を読んで、去年、母が亡くなったのですが、母が死ぬ前にこの本を知りたかったなと思いました。
若い時、母に「お前はあの沢山の本をいったいどこに読んでいるの?」と図星をつかれた思い出がありますが、どんなに良い知識を知っても実践しなければ意味がないと気づきました。この本は実践してこそ、面白い本だと思うので、今まさに実践しているところです。
自分が紹介した本を読んでもらって感想を述べてもらうのは嬉しいと実感した。
今回、特に素敵だと思ったのは今年80歳になるBさんの発言。
80歳での参加にも驚くが(80歳には見えず)その内容の明るさが素敵だ。
極楽とんぼ、いい言葉である。
前々から感じていたが、この会に参加している方々の感想を聞いていると、皆さん、本好きのナカナカのことを言う方々だ。
貴重な時間を体験している。
読書会の皆様、本当に有難う御座います💛