【映画18】シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016)
Marvelのアベンジャーズのシリーズは一通り鑑賞済み。そんな中でMarvel作品の鑑賞記録はこちらが初めてです。
なぜ、この作品を最初に選んだのかというと、Marvelの映画にハマったきっかけになった記念すべき作品だから!
存在は知っていましたが、長いこともありなかなか手を出せすにいたのがこのアベンジャーズシリーズ。
ちょうどこの作品が映画館で上映していた頃、仕事でモヤモヤしていて、アクション映画などを観て気持ち的にスッキリしたい気分でした。
そこで目に留まったのが『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』です。
有名なだけにアクションシーンは裏切られることはないでしょうし、ちょっとレビューを見ても今までのあらすじを理解していなくても、何とか大丈夫そうな雰囲気。
ということで、この作品を観に行ったのが全てのはじまりでした。
この記録を書くために、久々にこちらの作品を観返しました。
当時の気持ちを思い出して、感想を書いていきます。
※この記録にはネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。
◆あらすじ
人類の平和を守るために結成されたアベンジャーズ。
キャプテン・アメリカを中心としたチームでテロリストを追っている途中、不注意で一般市民の死傷者を出してしまう。そのことをきっかけに、アベンジャーズを国連の管理下に置くための”ソコヴィア協定”が結ばれることになる。アイアンマンであるトニーは賛同したのだが、キャプテン・アメリカであるスティーブは拒否した。
協定の署名式の日、爆破テロが起こりワカンダ国王が犠牲となってしまう。その犯人として特定されたのが、ウィンター・ソルジャーと呼ばれ、キャプテン・アメリカのかつての親友であり現在の敵となってしまったバッキーだった。
以前、バッキーがヒドラに洗脳されていた時に起こしてしまった事件がアベンジャーズを引き裂こうと企むものによって明るみに出てしまう。
それがトニーの過去に大きく関わっていた。
キャプテン・アメリカVS.アイアンマン。果たしてこの戦いの行方はいかに・・・!?
光の中にある影にあえて焦点を当てる
アベンジャーズシリーズを何も知らずに観始めた私にとってはなかなか衝撃の大きい内容でした。
一般的なヒーローものの作品と言えば、人類を脅かす敵を倒して平和が訪れハッピーエンド、で終わるイメージ。しかしこの作品では、あえてその過程で多くの人の命が奪われたことも描いています。そして、そのことによってヒーローたちが苦悩する姿まで。人々を救う英雄である以前に彼らも一人の人間であることに気づかされました。
人間には憎しみの感情があります。それはヒーローたちだって同じです。
彼らを倒すのは難しいから、人間らしい復讐心を引き出してお互い戦わせようとするだなんて。アベンジャーズシリーズ恐るべしです・・・。
任務中に負傷してしまう姿や引退していたのに再び戦いに参加する姿なども描いていましたね。
光だけではなく、影もしっかり描くことで作品に深みを持たせる。そんな意図を感じます。
ヒーローVS.ヒーローの衝撃
本当に何も知らない状態で観ると衝撃続きだったことを覚えています。
特にヒーローたち同士で戦うあの場面。
何も知らなかったとしても、キャプテン・アメリカチームVS.アイアンマンチームの構図であることは分かりました。
「あれ?どちらもヒーローじゃなかったっけ?」「どちらを応援するべき?」と頭の中で大混乱!さらに、スパイダーマンまで現れてお祭り騒ぎでした。私の中ではスパイダーマンは単体の作品で止まっていたため、かなり若めでおしゃべりなピーター・パーカーになっていたことにビックリ。(今となってはトム・ホランドくんのスパイダーマンも大好きです!)
初めての状態で気に入ったヒーローはアントマンでしたね。大きくなったり小さくなったり、今までとは違う概念の戦い方で、かなり最強なのでは?これはヒーロー単体の映画も見なければとここで決意しました。
今ふり返って考えると、アベンジャーズと銘打ってないのにこんなにヒーロー大集結なんて非常に豪華ですよね!この作品がきっかけでMarvelにハマったのも我ながら納得がいきます。
信条あってこそのヒーロー
この作品で描いていたのが、ヒーローの分裂でした。個人的になぜチームだった彼らが分裂することになったのか考えてみました。
アベンジャーズが結成された目的はただひとつ。人類を脅威から守るためです。その目的に向かっているときの団結力はすまじいものがあり、何度も危機を逃れてきました。
しかし、彼らも個々で見ると能力も違い、それぞれの信条にも異なる部分があります。
それぞれに守るべき人たちがいて、仲間がいて、ヒーローとなった経緯も異なり、大切にすべきものは違う。
だけど、脅威と戦う目的のためには一致団結できるのです。
今思えば、これがエンドゲームへと向かう序章だったのか、と。
全て知ってから観るとまた目線が変わってきます。
◆総評
これだけアベンジャーズが勢揃いの作品なのになぜタイトルが『キャプテン・アメリカ』なのだろうと、一度観たときは不思議に思っていました。
結局、何も分からない状態だったので情報を整理したくて2回目を観に行き、その理由が分かった気がします。
とにかく情報量が多い作品でした。改めて今もう一度観てもそう感じます。それでも、何も分からない状態であってもおもしろいと思えるなんて、さすがMarvelです。
この作品から得た知識をかき集めて、アベンジャーズやヒーロー単体の作品を見漁って分からなかったことが繋がっていくのが楽しかったですね。
以上、アベンジャーズシリーズとの出会いの鑑賞記録でした。
まだまだ作品はたくさんあるので、ぼちぼち書いていきたいと思います。