【映画06】ホリデイ(2006)
今から10年以上前。
観た後に幸せな気分になれる映画ってないかな~?と探していた時、辿り着いたのがこの作品でした。
クリスマスシーズンの休暇がテーマのラブロマンスとのこと。
この時期の洋画に幸せじゃない作品なんてないはず、と私の直感が言っていたので観ることにしました。
結果、とっても良かったです!幸せな気分になれました。
その後も同じように幸せな気分になりたいときに観返すこともありました。数年前にはクリスマスシーズンにもう一度観たいと思っていた願望を叶えることができ、今まで数回は繰り返し観ているお気に入りの作品です。
※この記録にはネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
◆あらすじ
ロサンゼルスで映画予告編集者として忙しく働いているアマンダ。長年付き合っていた恋人の浮気が発覚し別れを決意。クリスマス休暇に一人で旅行に行くことに。
ロンドンの新聞社で働くアイリスは別れを吹っ切れずにいる元恋人の婚約発表にショックを受けていた。そんなとき、登録していた「家交換サイト」を通してアマンダから連絡が。連絡の中で意気投合し、二人は二週間お互いの家を交換することに。そこで、それぞれ新たな出会いが待ち受けていた。
ストーリーが素敵
まず、家交換というテーマが素敵です。日本では潔癖だったり他人を家にあげるのに抵抗があったりする人が多いから難しそうですが、外国ではハードルが低いのかもしれませんね。
違う国でお互いの生活を交換するって、まるで異世界に行くみたいで楽しそう。しかも、そこでそれぞれ新しい出会いがあって・・・
人生ってやはり人とのご縁ですね。アマンダも両親の離婚以来、悲しくても涙を流せなかったのがグレアムとの出会いによって変わり、アイリスもアーサーとの出会いによって自分の中にあった強さを引き出され、ジャスパーとの悪縁を断ち切ることができました。アイリスがジャスパーに思いの丈をぶちまけた後の雄叫びは観ているこちら側もスッキリ!
最終的にみんなファミリーになるっていう終わり方も好きでした。
キャストが豪華
ジュード・ロウとケイト・ウィンスレットが兄妹ってどんな家ですか。ご両親何者!?と言いたくなりました(作中には話に出てきただけで姿は登場しませんでしたね)
アマンダ役のキャメロン・ディアスも可愛かったです。さすがラブコメの女王。でも、やはり優勝なのはジュード・ロウですね。当たり前ですが、今より若くてとにかくカッコいい。色気のあるパパって最高ですね。
最初に観たとき、ケイト・ウィンスレットに既視感があると思ったら、『タイタニック』のローズじゃないですか!相変わらずお綺麗です。
さらに、マイルズ役のジャック・ブラックは最近観た『スクール・オブ・ロック』のS先生!全然キャラは違いましたが、映画音楽を説明するところで少し片鱗が見えて面白かったです。アイリスに提案を受け入れてもらった時のガッツポーズ、好きでした。
▼『スクール・オブ・ロック』の鑑賞記録はこちら。
心に残った台詞
グレアムに惹かれているのは分かっているけれど、イギリスとアメリカで遠距離になる上に2人の子供がいる彼と上手くやっていける自信のないアマンダ。上手くいかない未来ばかりを想像しまう悲観的なアマンダにグレアムは言います。
「別れる運命とか悲観的な未来とか関係ない。理屈じゃない。君を愛してるんだ。自分はコブつきなのに本気で恋をしてしまったことに驚いたよ。これは奇跡だ。本当の望みを見つけることができた。僕の望みは君だ」
真っ直ぐすぎる告白にこちらが照れてしまいそうになりました。さすがのアマンダも揺らいでしまうほど。しかもこれをジュード・ロウが言ってるってところが良かったですね。
また台詞ではないですが、アマンダとの会話で「僕は泣き虫なんだ」と言っていたグレアムが最後別れた後に泣いていたところも良かったですね。ちゃんと伏線回収してて。
◆総評
”観た後に幸せな気分になりたい”要求を見事に叶えてくれた作品でした。何回観ても良い作品です。そして、私も一生に一度でいいからアマンダみたいな豪邸に住んでみたい!!
また、マイルズが映画音楽の作曲家という設定なだけあって、音楽も素敵な作品だったと思います。マイルズが作った「アーサーのテーマ曲」が良いタイミングで流れてくるんですよね。同じく、この作品のテーマソングも流れるタイミングが素晴らしかったです。アイリスがジャスパーを追い出したとき、アマンダが帰国を止めてグレアムの元へ戻ると決めたとき。やはり映画は素敵な音楽あってこそだと改めて思わされました。
観たことのない人がいたら、クリスマスや年末などの長期休暇のときに観ることをぜひオススメしたいです!