前谷文美

北海道で乳牛と和牛の獣医師をしています。 専門はカルシウム、骨代謝です。低カルシウム血症を含む周産期を予防することが得意です! 仕事内容は農場の飼養、疾病コントロール管理、繁殖指導です。牛の病気が減り、経営改善に貢献いたします。 二人の子供の母親です。

前谷文美

北海道で乳牛と和牛の獣医師をしています。 専門はカルシウム、骨代謝です。低カルシウム血症を含む周産期を予防することが得意です! 仕事内容は農場の飼養、疾病コントロール管理、繁殖指導です。牛の病気が減り、経営改善に貢献いたします。 二人の子供の母親です。

最近の記事

子牛のサルモネラ感染症〜去年1年間悩まされた感染症〜

noteをこれから定期的に発信していきたいと思います! とはいえ、仕事に関すること以外にもプライベートに関することも書いていこうかなと考え中です。 2022年は私にとって精神的に病む一年でした。 子牛のサルモネラ感染症が、お仕事をさせていただいている農家3軒で発生してしまい、子牛の糞便検査を実施したら、Salmonella Typhimurium(サルモネラ・ティフィムリウム)が検出されました。そのうち1軒では Salmonella  Livingstoneという血清型も検

    • 開業して1ヶ月が過ぎました

      3月末で9年間勤めた飼料会社を退職し、4月1日をもって個人事業主になりました。十勝振興局と帯広税務署に開業届を出したのですが、あっけなく終了笑。 屋号はファームマネージメントクリニックにしました。 ファーム(農場)のマネージメント(経営)を改善するお手伝いをするクリニックにしたいというコンセプトです。 獣医の特権といえば病気の治療ですが、我々獣医師は病気のメカニズムを知っているからこそ病気の予防をできるのではないかと考えています。 そこでファームマネージメントクリニッ

      • 獣医学博士になりました!

        前回の日記を書いてから半年以上経っていました💦 博士論文執筆、学位審議会、発表会や開業準備に忙しい毎日を過ごしていました。無事博士号を取得できたのは、指導していただいた教授、協力していただいた農家の方々、大学院入学を許可していただいた会社、そして何よりも家族の支えがあってこそです。 本当に心より感謝しています!

        • なぜ獣医になったのか③

          このシリーズもうそろそろ終わらせないといけない😆   獣医師国家試験に合格後、千葉県農業共済組合連合会に就職し、忙しい日々を送りました。1ヶ月に5日休みがあればいい方で、獣医は体力勝負であることを思い知らされた4年半でした。  社会人として常識が欠如していた新人の私を社会人として、一から鍛え直していただいた方が、当時の所長でした。厳しいことで有名で、所長が部屋に入ってくると和気藹々と話していた診療所員はシーン‥  所長の考え。それは 獣医とは、 『治療は当たり前、病

          なぜ獣医になったのか?②

          大学生になった頃は、「動物のお医者さん」のようにペット(=小動物)の動物になりたいと思っていました。 大学4年生に学外実習の単位が必要で、動物病院でもよかったのですが、きっともう実習のみで終わるだろう、それなら旅行がてらに!と不純な同期で、北海道、十勝へ大動物🐄の臨床実習に行きました。 大阪の堺市から外に出たことのない都会っ子(世間知らず?)の私には十勝の2週間は衝撃!の一言につきました。 •ハエが多い •人がいない •トイレが水洗じゃないところもある •病院に患

          なぜ獣医になったのか?②

          なぜ獣医になったか?①

          おはようございます!初めの投稿から早1ヶ月…さすが物事が続かない私らしいわ。 私は、大阪府堺市で生まれ育ちました。牛や豚など全く関係のない普通のシングルマザー家庭でした。 私が中学生くらいに「動物のお医者さん」という漫画がはやり、漫画嫌いな私も全巻読破した結果、ぜひ獣医なりたい!と志したのがきっかけです。獣医を目指した人あるあるきっかけです笑 一度志したら簡単に諦めない性格を持つ私は、他に浮気することもなく、大阪にある大学の獣医学部に入学しました! ②に続きます。

          なぜ獣医になったか?①

          初めまして

          北海道屈指の農業地帯で牛の獣医をしています。 7歳の息子、1歳の娘の母親です! 現在、獣医学博士課程に在学中であり、上手くいけば?来年3月末で卒業、博士号取得できるはず…です。  色々思うことがあり博士号取得できた後、独立開業したいと決意しました。これから考えを整理をしていくために記事を書いていきます。よろしくお願いいたします。

          初めまして