通勤の電車の中、活字に触れる3時間
最近、文章をめっちゃ読んでいる。
他の人のnoteもこれまでにないくらい毎日読んでいるし、本も毎日1冊のペースで読了している。
それもこれも、通勤時間が長くなったから。
今までは、ドアtoドア30分くらいで着いていた職場が、お引越しをしたことによって1時間半かかるようになってしまった。単純計算して、通勤時間3倍。往復1時間だったのが往復3時間。
1日24時間のうちの3時間って、結構な割合だなとわたしは思っていて。だって8分の1だよ?通勤時間がなければいつもよりも3時間長く寝れると思うとすごいよね。6時間睡眠のところが9時間睡眠になっちゃうんだよ?ちょっと寝すぎじゃない?
で、その3時間、だらだらとSNS見るのじゃもったいないなぁなんて思っていたから、インプットの時間にしてみた。
するとまぁ、なんと捗る捗る。歩く時間はトータルで30分弱。電車に乗っている時間は1時間強。その車内の1時間でガッと集中して文章を読むと、もうするすると内容が頭に入ってくる。電車の中だから、別に他にすることもないし、何かの誘惑に負けることもない。
定期的にやってくるわたしの読書強化期間も相まって、昨日と今日で電車の中だけで読み終わったのはこの2冊。
明け方の若者たち / カツセマサヒコ著
なんだか胸がギュッとなって、ああああってなって、むずむずして。とにかく感情が忙しかった。わたしも通ってきた過去の恋の色々を思い出してしまった。
カツセさんの文章がいつもこんなに刺さるのは、とにかく本当に具体的だからなんだと思っている。高円寺。明大前の沖縄料理屋さん。全部が詳細に書かれているからこそ、行ったことなくても、見たことなくても、経験したことなくても、ありありと情景が目に浮かぶ。小説なんだからそりゃ当然かもしれないけれど、カツセさんは140字しか書けないTwitterでもそうなんだ。この本は、140字のツイートのまんま1冊の本になったような印象を受けた。
文字だけでなんでこんな感情になるんだって思うくらい、青春だったあの頃の色々をえぐってくる。こんな文章が書けるの、本当にずるい。良い本を読んでしまった。
運転者 未来を変える過去からの使者 / 喜多川泰著
大学生の時に喜多川さんブームが来て、色んな本を読み漁ったことをふと思い出した。何気なくkindleを検索していると、unlimitedの対象になっていた喜多川さんの本がいくつかあったので、久しぶりに読んでみることにした。
この方の本は、相変わらずいつ読んでも学ぶことばかりだった。
自分の人生にとって何がプラスで何がマイナスかなんて、
それが起こっているときには誰にもわかりませんよ。
どんなことが起こっても、起こったことを、
自分の人生において必要だった大切な経験にしていくこと、
それが〈生きる〉ってことです。
長い目で見たら、報われない努力なんてありません。
あまりにも短い期間の努力で結果がでることを
期待しすぎているだけです。
確かにそうだなぁって、何度も頷きながら読んでしまう。
「努力は必ず報われる」なんて、信じたいけど鵜呑みにしてはいけないと思っていた。「努力は報われるとは限らない。だけど、成功している人はみな努力している」こっちなら割と受け入れられると思っていた。
だけど、そう思っていたわたしは、その報われた後の成功は、すぐに手に入るものだと思い込んでいたから。"あまりにも短い期間の努力で結果がでるっことを期待しすぎているだけ"っていうのは、本当にそうなのかもしれない。
ちょっと頑張っただけで、その分の結果が欲しくなってしまう。少し我慢してみたことを「努力した」だなんて言って、対価を求めたくなってしまう。
でも、そうじゃなくて。もっと長いスパンで考えてみたら、見え方は変わってくる。わたしは本当に一部分しか見えていなかったんだなぁって。
長い目で見る。多角的に見る。色んな視点を持つ。色んな考え方を持つ。
本を読むからこそ、気づけることがたくさんある。
長い通勤時間。せっかくだから、何かしないともったいない。
だからわたしは、この時間に楽しく文章を読もうと思う。
学べることがたくさんあるから。
今日もおつかれさまでした。
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