はじめてリトグリのライブに行ってきた!
「急なお願いです。明日の夜、出れるかな?」
そんなLINEがぴこんと入ったのは、昨日の夜のことだった。
急にどうしたんだろう?とよくよく話を聞いてみると「リトグリのライブがあるけど、夕方にどうしても外せない会議が入ってしまったので行けなくなってしまった。空席を作りたくないので代わりに行ってほしい」とのことだった。なるほど、OK。行こうじゃないの。
リトグリは今まで、音楽番組で見かけるくらいで、強いて好んで聞いたことはなかった。以前NHKホールに、ゆずが出演するうたコンの番組観覧に行った時にたまたま同じ回でリトグリも出ていたので、そこで初めて生歌を聞いたくらい。あの時は「やっぱりこの子たちうまいな〜真ん中でくるくる回ってる子(芹奈)かわいいな〜」ぐらいだった。
デビューした当初はメンバーカラーのヘッドホンをつけていたことは知っていたけれど、気づけばそれもなくなってて、いつの間にかみんなお姉さんになったんだなぁ、ってぼんやりと思っていた。
ライブに行くにしても、いかんせん事前知識が無さすぎる。「こないだテレビで見た時は3人だった気がするのだけど、あれ?リトグリってもうちょっと人数いなかったっけ?」というレベル。
とりあえずネットで色々調べてみたら、去年の暮れから今年にかけて、メンバーが体調不良で長期休養に入っているとのこと。
新しいアルバムを出して、ツアーも決まっている中でメンバーの1人が突発性難聴になってしまい、休養せざるを得なくなってしまった。だから、3人という形で、ツアー内容も変えて、今回のツアーが敢行されているらしい。
そんなツアーも途中でメンバーの感染症が陽性になった都合で、延期になった公演もあるらしい。
ここ1年くらいのリトグリが波瀾万丈すぎる。全然知らなかった。そんなことがあったんだね。
そんなリトグリ、曲も何も知らずに、事前に何も聞かずにライブに向かうのは失礼すぎると思ったので、ひとまずネットに転がってる今回のツアーのセトリを確認し、歌いそうな曲をYouTubeで何度か繰り返して聞き、最新のアルバムを何周かした。
前日の夜に言われての今日で、出来うる限りの予習をしたをしたと思う。
ということで、急遽今日、リトグリことLittle Glee Monsterのライブを見に、オリックス劇場に行ってきた。
会場に着いて、見渡す限り、今まで行ったことのあるアーティストのライブとは違ったファン層ですごく新鮮だった。多分、ガオラー(リトグリのファンの愛称)さんは10代〜20代くらいがメイン層なのかな?という感じで、すごくフレッシュだった。ライブ慣れしたベテランファン、みたいな人が少なかった気がする。わたしが3階席だったから、周りがそうなだけだったのかもしれないけれど。
ライブが始まって早々に、驚いたことがあった。
「え!リトグリって、踊るんや!」
歌いながら踊ってた。今まで自分の立ち位置でそれぞれ感情を込めて身振り手振りしながら歌っている姿しか見たことがなかったから、踊っている姿に衝撃を受けた。
こんなに踊ってるのに、ピッチひとつずれずにしっかり音当てて歌ってるの、まじですごい。ハロプロか???とリトグリ初心者のわたしは思った。
隣に座ってた人が「口から音源やん…」ってちっちゃく呟いてた。リトグリは歌が上手い人たちが集められてるんだからそりゃそーでしょーよ!って思ったものの、これだけ踊り、会場を盛り上げ、そして圧倒的な声量でブレない歌声、さすがプロだなぁと思った。
MCでは会話をぐんぐん進めるMAYUのトーク力も良かったし、アサヒは小さい身体でも大きく見せようと目一杯踊ってる姿がアイドルみたいでめっちゃ可愛かったし、かれんは声が良すぎる。歌声めっちゃ好き。
ステージに立つ3人が、それぞれの良さを引き出しあっていて、なんかめっちゃ良かった。
踊りながらくるくるとフォーメーションを変えていくその姿を見ながら「さながらPerfumeやん!」って思ったりもしたけれど、きっと3人編成のリトグリのこの姿を見られるのは今だけなんだろうなと思うと、ものすごく貴重な瞬間に立ち会えてるんだろうなって感慨深くなった。
途中から始まったメドレーで、今までのリトグリをざっと振り返るみたいなのがあった。スクリーンに映し出されたまだ幼い彼女たちと、ステージに立つお姉さんになった3人。その対比も良かったけれど、それよりも、休養中のメンバーの声もちゃんと流れていたのがなんだかグッときた。ステージの上には3人しかいないけれど、そこにはちゃんとメンバー全員が揃っていたように、わたしには見えた。
会場のライトも、休養中のメンバーも含めた全員分のメンバーカラーで照らされていたりして、3人だけじゃないんだぞ、という意識も感じられた。
結成して来年で10年になる彼女たち。先月には20枚目のシングルが発売されたんだそう。色んなアーティストが現れては消えていく厳しい業界の中で、こんなにもシングルを出し続けることが出来るのも、ひとえに彼女たちの人気と、そしてひたむきな努力のおかげなんだろうな。
後半のMCで「何があっても、どんな形でも、私たちはLittle Glee Monsterとして、これからも活動していきます」の挨拶に、何があってもリトグリを止める気はないし、進み続けるという彼女たちの決意みたいなものが感じられた。
今回は3人だったリトグリのライブ。こんなの見たら、メンバー全員が揃ったライブも見たくなっちゃうな。
いつかそんな日が訪れるまで、楽しみに待っていようと思う。
そんなわけで、今日もおつかれさまでした。
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