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幸せを感じるために すやすやの寝顔を眺め寝息を吸いこむ

なんでもない毎日を31文字にギュッとおさめる。そんな短歌を詠むチャレンジが、細々と続いている。

毎日、何でもない日常の1ページを言葉にし、左手で文字を数えながら短歌に紡ぎ直していく。目の前に見えている景色も、当たり前の日常も、いつもの暮らしも、31文字にしてみれば、なんだか少し、特別なもののようにも思えてくる。

普段はTwitter(またの名をX)で投稿しているのだけれど、それが10首たまったら、noteにもまとめて上げて行こうと決めていたので、こちらにも。

ちなみに前回のはこちら。


公園に行くと
必ず友だちを作るあなたは
誰に似たのか


クイックルワイパー持ってお手伝い
母の後ろをとことこ歩く


何にでも 興味津々で 駆けていく
階段 ハシゴ 近所の友だち


雨上がり いつもの公園 ちがう顔
水たまりの中 ばしゃばしゃ歩く


手放しで 階段上る 姿見て
よちよちだった頃懐かしむ


幸せを感じるために 
すやすやの寝顔を眺め
寝息を吸いこむ


坂道を ひとりで行けると 駆けて行き
派手に転んで 「だっこ」と叫ぶ


ザクザクと 落ち葉の山を 踏み鳴らし
どんぐり拾う 秋のお散歩


お散歩の 途中で見つけた 黄色い葉
ひらひらなびかせ 「どーぞ」と手渡す 

もう、考えるのが習慣になった。「今日はこのシーンをどうやって31文字にしようかな」なんて、左手で文字数を数えながら、ああでもないこうでもないと、色んな言葉の組み合わせを考えることが。

今わたしが詠んでいる育児短歌は、きっと今のわたしにしか詠めないもの。今のわたしにしか生み出せないものを作っているなぁという感覚があるので、楽しいなと思う。短歌はまだ初めて3ヶ月目だから、全然上手ではないけれど、楽しいと思う気持ちだけは忘れずに、これからも詠んでいきたい。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。



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