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「普通」に見える私の裏側

みなさん、こんにちは。あやめです🪻

ポッドキャストの最初のエピソードで少しだけお話したのですが、私はMS(多発性硬化症)とFND(機能性神経障害)の診断を受けた後、広場恐怖症、そして社交不安障害の診断も受けました。この診断を受けたとき、やっと私の苦しさを分かってもらえたと感じたのを覚えています。

私は、外に出て人と会うこと、買い物に行くこと、そして、宅配便を受け取ることにすら、異常なストレスを感じていました。でも、そのストレスを誰にも知られたくなくて、いつも笑顔を作りながら頑張ってきました。でもそのせいで、家に帰ると完全に無気力になり、何もできなくなる…この状態は、大学生の頃から続いています。

外ではずっと頑張るため、周りからは「普通」と思われていました。そして、少しずつ、自分に合わない状況を避ける術も学びました。たとえば、「昼ご飯は食べない人」として自分を位置づけることで、みんなと一緒に食事をしなくても済むようにしていました。しかし、この選択が、現在の摂食障害を悪化させた要因の一つでもあります。このことについても、機会があればもう少しお話ししたいと思います。

助けを求めたことは何度もありましたが、「みんなそういう気持ちになることはある」「大丈夫だよ」と言われることがほとんどでした。それを繰り返し聞くうちに、気づいたら、助けを求めることすら諦めるようになっていました。ある意味、MSやFNDが診断されなかったら、ある時点で私は壊れていたかもしれないとすら思います。

頑張る一方で、私の体は確実に蝕まれていました。それでも頑張る姿しか周りに見せなかったため、周りの人たちからは「大丈夫そう」と思われてしまうのです。「普通に話せているし、大丈夫」、「誰も変とか思ってないよ」と言われることも多かったのですが、その裏で自分の体はボロボロになっていきました。

しかし、MSとFNDを抱えるようになってから、昔のように「無理をして頑張る」ことができなくなりました。一人で外出すること、宅配便を受け取ることはもう出来なくなりました。それでも、まだ、医師や近い同僚、上司、義家族と話すときは少しだけ頑張ることができたりもします。ただ、その代償として、食欲がなくなったり、FNDの症状が戻ってきたり…全身の痺れ、頭痛、目の痛みなど…症状を挙げればきりがありません。

そんな中、やっと、1月から社会性不安障害の治療を受けることができるようになりました。私を担当する臨床心理士の方は、「あなたならきっと大丈夫」と自信を持って言ってくれました。その理由として、「FNDに向き合い、症状を乗り越えたから」と言われたことは、これからの治療を頑張る励みになりました。

でもまだ、治療がどうなるかはまだ分かりません。それでも、もしまた外に一人で出られるようになって、体調を犠牲にせず自然に行動できるようになるなら…。そう思うと、頑張ろう、自分を信じようと思えます。またこのことについても、時が来たら、ポッドキャストでシェアしていこうと思っています。

今日はここまでです。最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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