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「親は機嫌よく」…できるのか?

 息子は定期考査前。部活が休みになった。

彼はどうしても休日に友人と遊びに行く予定をキャンセルしたくないようだ。花火大会、秋の地域の行事など、友人と一緒に行く計画を立てているらしい。

習い事もしているため、土日はほとんど潰れている。

平日勉強するのかといえば、しない。まったくしない。

ネット依存的なところもある。この前は私のPCを無断で動画を見るために使い、私は激怒した。

スマホも制限をかけているが、どこをどうすり抜けるのか、スマホゲームをしている。やりすぎて、夜は私がスマホを預かるようにしている。

彼のPCも家族のiPadも、金庫の中だ。

「やりたいこと」と「しなければならないこと」のバランスが悪すぎる。制御系の機能がまったく働かないようだ。

いちいち管理するのも、彼に語るのも、正直面倒くさい。

勝手にしろ、と言いたい。

彼は学ぶ意欲がないんだろ、と思うだろう。しかし、テスト順位などは気にするのだ。落ち込むのだ。そこが訳が分からない。

プライドは高いようだ。

今はただ、親ができることを色々、淡々とやるだけだ。預かったり、カレンダーで予定を見える化したり、家をきれいにしたり。時が過ぎ、息子が色々な友人や学校で刺激をもらいながら、内面的な成長をとげることを待つだけだ。

見守る、支えるって、こんなにも、しんどいんですね。

ああ、つらい!!!

中島美鈴著「あなたの怒り取扱説明書」頭がもげるほどうなずける。

そして、昨日は提出物が終わっていない、テスト学習に必要なテキストや教科書を何も持ち帰っていないことが分かった。本人は気づいていなかった。帰ってきて楽しそうに学校の話をしていたのだ。確認したときの落ち込みはひどく「やる気をなくした・・・」と言ってしょげている。

あきれるし、怒りも感じるし、「ああ、普通の子育てができない」と思った瞬間だった。

彼は一人の人格を持っているし、それは尊重したい。だけど、このままじゃいかんだろ。思春期の子育てを多くの人が語らないのがよくわかる。

「自分だけがこんなことに悩んでいるのではないか」
「語ることで、子ども自身のプライバシーにかかわる」

この2点だろう。情報が少ない故に、ケースバイケースで子育てをしないといけないし、親は孤独に陥りやすい。放任しても子どもは、とりあえず大きくなる。親も体力が落ちてくるし、何もかも投げ出したい。仕事に逃げたい。

子どもはかわいらしさもなくなってくる。背も大きいし、声は野太い。反抗的な態度も取ってくる。

こんな状況の中、3歳までの子どもがかわいい時の思い出だけがよみがえる。あの頃はあのころで大変だったけど、今のメンタル削られる毎日よりはマシだった…。


機嫌よく、母としてではなく、私自身ができること、楽しいことをする。そして、息子であれ、線引きをしながら付き合っていく。

そんな時期になったのかもしれない。

というわけで、今日も朝五時に起きていそいそとnoteを綴っている。コーヒーとおやつを食べながら。除湿をかけて、居心地のいい部屋を作って。

自分の人格が崩壊しそうである。できるのか?機嫌よく毎日過ごすこと。


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