I think about son⑥
ゲーム、スマホに本格的に依存し始めた彼。
深夜も布団の中でいじってる彼を帰宅した旦那さんは見る度、私に報告してくる。
「あれダメじゃない?余計に眠れなくなる。時間制限しなきゃいけない。それかいっそのこと解約しちまうか!」など簡単言う。
「じゃあやってみたら?」力なく笑う私。
「ただ、その後の対応が大変なのがわかるし私1人では無理だから退職して家で彼を監視してね」と付け加える。
「は?何言ってんの?それじゃあ生活できないし。」と返される。
そりゃね、そうよ。たかがパート職員の私に経済力なんてないしさ。私だってバリバリ働くのが夢だった。でも、あなたと結婚を決めた時、諦めたのよ。飲食業の過酷な労働時間をわかっていたし。働くならパート、あなたを支える事と育児を中心になるな、と想像できた。
頼れる実家や人もいない。ずっと孤育てだ。
もう、夢とかやりたい事とか消してくしかない。諦めていくしかない。
今の環境でどう生きるか。
大丈夫。私は小さな事でも幸せを感じられる。それは、孤育て、3.11、私の父の死から学んだこと。
この頃、ゲーム依存症を改善する病院を調べ始めた。
〈好きなものと向き合うこと
今だって怖いことだけど
もう今はあの日の透明な僕じゃない
嗚呼 ありのままの
かけがえのない僕だ〉
引用
YOASOBIー【群青】
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?