「ひとり広報」から「チーム広報」へ。入社1ヶ月でやった5つのこと

ランサーズに入社して1ヶ月ちょっと経ちました。豆柴が大好きな広報のあやぺです。
え、まだ1ヶ月!?というくらい目まぐるしい毎日だったので、振り返りもかねてまとめてみます。

私が事業会社の広報をするのは2社目、前職ではRettyで「ひとり広報」をしておりました。
今回「チーム広報」でお仕事することになったので、よくも悪くも今までのやり方のままでは行かない。
そもそも広報の仕事って会社によってもフェーズによっても役割が違うので、このnoteではどうやったら会社のためのPRパーソンになれるかを考えてやったこと、感じたことについて記録を残そうと思います。

転職PRパーソンで「何からやろう?」と思っている方や、新しい環境に早く慣れたい方などに少しでもお役にたったら嬉しいです。


入社1ヶ月でやった5つのこと🐕

①自分が出来ることを知ってもらい、自分に求める役割を理解する

おそらくどんなに優秀な人でも転職直後はパフォーマンスが下がります。
ドメインが違うことでインプットしなくてはいけないことは膨大だし、よほどのことがないとベンチャー企業でつきっきりでオンボーディングをしてもらえることはないと思うので、メンバーの当たり前のラインに並ぶまでに時間がかかるしアウトプットを出すのが難しいです。

なので、入社してすぐは仕事で自分が何ができるのか、得意なこと、やったことはあるけど苦手なこと、など背伸びせず伝えるようにしました。

そして、その上で広報に、私には何を求めているの?を聞くようにしました。
広報はただでさえ結果がわかりやすく出る仕事ではないので、相手の期待値を知ることはとても重要で、それをしないで仕事を始めると求められているアウトプットが出せず、もやもやしてしまうので最初にこれをすり合わせることは今後のコミュニケーションを円滑にするためにとても重要だと思います。

②会社は何を目指しているのか、ロードマップ作成

この会社は何を目指しているのか?それがわからないと広報の戦略も立てられません。

本来なら経営陣にヒアリングをして進めたかったのですが、なかなか時間が合わず、社内の情報や経営戦略をインプットしまくって、無謀にも入社して一週間でロードマップを作成しました。
それを持って役員、代表とのすり合わせ。
本来と順番が逆になったので、やっぱりずれているところがあったり、この会社で、今広報がやるべきことはこれなんだ!と明確になった部分もありました。

業界の知識もままならない中で最初にロードマップを作るのは、情報のインプットで頭がパンクしそうになったけど、今後の各部門とのコミュニケーションでも目的を明確にすることで、ずれることがなくなるのでとても意味のある時間でした。

③「チーム広報」で仕事をするための土台作り

前提として、ランサーズの広報はマネージャー含め5人体制。そのうち長年ランサーズの広報を牽引してくれていた方は産休中でお休み中です。なので、現在のプレーヤーは私含め3人。他のメンバーは1人は広報としてアウトプット力がめちゃくちゃ強くて企画力・実行力のあるはまちゃん、もう1人は元々事業部で成果をあげてきて、最近広報に異動希望を出して来てくれたなみちゃん。

それぞれと〜っても優秀でリスペクトできるメンバー!ですが、ランサーズの事業は結構複雑で、現在ではグループ会社を含め4社の広報を担当しているので、日々のやることでいっぱいいっぱい。入った時のイメージとしてはそれぞれが自分の仕事をきちんとやっている、でも「チーム広報」とは言えない、そんな状態でした。

なので、「チーム広報」で仕事をするためにどこに課題があるのかを探していきました。

最初に課題になったのは、情報が整理されていないこと。
広報あるあるだと思いますが、業務が属人化していて、誰が何をやっているのか、どんな経緯でどんなアウトプットをしたのか、など担当者しかわからず、過去の功績も会社の資産になっていない状態でした。

メディアリストやアプローチリスト、企画作成のためのフォーマットを用意して最低限チームのみんなが何をやっていて、なんの目的で誰とコミュニケーションをしているか、アクションしているかが可視化出来るようにしました。
他にもメディアとコミュニケーションする際にみんなが違うことを言わないようにFAQを作ったり、情報をフェアに取り扱えるように土台を作っていきました。

④チームの目指す状態、やるべきことを徹底的に言語化

それと同時に、最初に代表や経営陣とすり合わせたロードマップを広報の具体的アクションやKPIに落とし込んだ時、今の目標設定はふさわしくないのでは?と思い、変更することも提案させてもらいました。

広報のKPI問題は永遠のテーマだと思うので、何が正しい、なんて私ごときが語れるものではないので具体的にはここでは書きませんが、これまでのヒアリングを通してこの会社で今広報に求められている役割は事業に資するPRでした。
そうなった時、入社時点で置かれていた年間KPIだとそれを達成したところで、目的である事業に資するPRにはならない、下手したら「広報が広報のためのPR活動をしている」と言う状態になりかねないと思いました。

一般的に広報の仕事は「ステークホルダーとの良好な関係を築くこと」と言われてますが、事業活動における役割としては必ずしも全部それには当てはまらないのかなと個人的には思っています。

事業に資するPRをする上で、広報チームは何を目指すのかGoalを明確にして、そこへの貢献度を可視化出来るようなKPIを設定するようにしました。

ここまでめちゃくちゃ偉そうに言いましたが、今設定したものが正しいのかすぐに判断することはできないので、振り返りをしながらチューニングしていくことになると思っています。

ただ一つ言えるのは、目標や目指す状態を詳細に言語化して目的思考で全てのアクションを考えることで、チームメンバーの認識にずれがなくなったし、何をやるにも同じ目的に立ち返って施策を考えられるので一体感が出てきた!と感じています。

入社してすぐは、先輩たちがいろいろな議論を経て決めたことだろうから何も言わない方がいいかな、と思っていたのですが、これまでの振り返りから他メンバーの日々の頑張り伝わって来て「その頑張りが適切に評価されないなんて悔しい」そう思って生意気ながら提案したことを受け入れてくれた上司や経営陣に感謝!✨

⑤メンバーとの関係作り

広報の仕事は、各事業部の課題に対してコミュニケーションで解決することだと思います。
そのためには、まず人として円滑な関係性を築くことはとっても重要!
代表の秋好にも、「広報はとにかくみんなと仲良くなって!メディアとも仲良くなって!それが仕事だよ!」なんて言われました。
広報メンバーとは、それぞれ1on1をしてこの1ヶ月でやり方などいろんな変化があったことでやりづらくなってないか、悩みはないかをお互い話すようにしたり探り探りですがより良いチームを目指しています。
他の事業部のメンバーとは、ご時世的にリモートの方が多いので結構苦戦していますが、キーパーソンを見つけて積極的にコミュニケーションを取るようにしています。まだまだできてないのでここは頑張る!!💪

前職のRettyでとても素敵だったオンボーディング施策、「テレフォンショッキング1on1」

あの伝説の番組を模して、入社した側がタモさんとなりメンバーと1on1、社内のお友達を紹介してもらう、のループをする取り組みなのですが、ランサーズでも人事の方に提案して実施させてもらっています。
入社したメンバーが自分からメンバーを誘うのは「忙しいだろうから悪いな…時間もらっても相手にメリットないよなー」と思ってしまうので、こういったゆるく繋がる取り組みだと、共有点やお互い方の考え方などを知れたりしてとてもありがたいです。

また、4社の会社の広報を担うには各部門のまだ決まっていない情報などネタの卵を拾う必要があります。
slackに各部門の連携チャンネルあるものの、日々の業務、決まったことの連携が中心になっていたので、部門関係なく「キーパーソン」を集めて、広報やマーケが連携できるようにアイディア出ししたりゆるく相談できるチャンネルを作りました。

チャネルを作ったときのslackの内容


ここでゆう「キーパーソン」とはMGRとか役職者という訳ではなくて、どの会社にもきっといる事業やサービスに深い知見のある方、いろんなことへの情報感度が高い方、何かあったら協力してくれるタイプの方のことを差しています。
これもまだはじめたばかりなので上手く活用できるといいな。

長々と書いてしまいましたが、ランサーズの広報として、まだまだできてないことだらけ。「チーム広報」としてようやくスタートラインに立ったところです。

ランサーズのメンバーはみんな共通して日本の働き方や自分の働き方に何らかの課題感を感じていて、その課題を解決して世の中を変えていこうという熱い想いを持っています。
私もその1人です。

なぜランサーズに入社したの?とよく聞かれるのですが、長くなりそうなのでそれはまた別の機会に🐕

本気で世の中を変えたい、という熱い想いを持ったメンバーと働けることに感謝して、自分の経験や力を活かして1日も早く貢献できたらと思います。
今回このnoteに綴ったことが1年後、ちゃんとした成果となってみなさんに報告できる日が来ると嬉しいです。
筆不精なのマイペースな更新になりそうですが‥気長にお付き合いください!

PRパーソンとして、まだまだ未熟者なのでいろんな方とお話しできたら嬉しいので、今回のnoteの内容や、ランサーズについて聞きたいと思った方はお気軽にご連絡ください✨

https://twitter.com/aya_pee


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