働くって、つまるところ如何にピュアさを失わずにいられるかどうかの闘い、なんじゃないか。
こんにちは、初めまして。
キャディの採用広報をやっています伊藤です。
2024年8月に入社したので、書いた時点で5ヶ月過ごしてます。
入社エントリ、ってやつを初めて書きます。
・・・書きたくなかったんですよね。笑
広報が書く入社エントリってもう、ポジショントークの塊じゃないですか。
(実際どうかはさておき、見え方において)
ポジショントークほど面白くないものない。
…という言い訳を、心の中でずっと持っていたわけなんですが。
ありがたい社内からのつつきと、社員に「入社エントリ書いてください!」って言う立場で自分書いてないっていう気持ち悪さから逃げられず。笑
「極力ポジショントークにならない内容を書けばいい。うむ、そうしよう…」と思い、筆をとりました。
なので、「広報」としてというよりは、その辺にいる30代前半の、わりと働くの好きなやつが徒然書いたゆるい転職記として読んでいただけると嬉しいです。
一応、無理やり結論ぽいことを書くと、
「仕事」とか「働く」ってなんなのか、よくわからん。けど、シンプルに「一度きりの人生の貴重な時間をわりと多めに投下する活動」として、思いっきり自分の好きに選びたい。
その”好きにやっちゃうピュアさ”みたいなものをいかにキープできるかどうかは自分にかかっていて、それを諦めたら試合終了しちゃう、たぶん。
って感じです。
社会人丸10年終えて、とりあえず会社辞めてみた
私のキャリアは、ざっくり言うとHR6年・PR4年です。
新卒でレバレジーズというベンチャーに入り、そこから
セールス(看護師紹介事業)
採用担当
2社目 PR代理店にてPR業務+チームマネジメント
3社目 キャディにて採用広報 ←now
という感じです。
なので、キャディに入るとき転職は2回目でした。
ちょうど社会人丸10年終えたタイミングでして、転職活動を始める前にとりあえず会社を辞めました。
「え?ニート?どした?だいじょぶそ?」と、無事心配されました。笑
恥ずかしながら、間挟まずスムーズに次行けるほど軸が定まった人間ではなく、隙間時間で転職活動がっつりできるほど器用な人間でもなく。
でも、中途半端な整理で次行くんだったら多少ニート期間挟む方がマシやろ。背に腹は代えられん。ということで、まず辞めました。
ゆうて、ニート期間挟むのってそんなクリティカルな問題か?とは思い。積んだ経験がなくなるわけじゃないし、数ヶ月休む程度のことがそんなにまずいか?と。ちょうどキャリアブレイクに関する記事とか読んで「だよね〜」と思いながら、2割くらいの不安な気持ちを抑えこむという感じでした。
(もちろん色々な事情でそもそもできる/できないあると思いますが、選択肢としては全然アリじゃないかなと個人的には思います。)
早速話が横道にそれましたが、とりあえず、そんなやつでして。
・どんなこと考えて転職したのか?
・なんで結局キャディ、の採用広報、に着地したのか
について、記します。
30代入って、2回目の転職のとき考えていたこと
なんか、30代入って、人生の終わりとかちょっと考え始めるじゃないですか。
(そんなことないですかね?むしろ遅いのかな?まあ、人それぞれか。笑)
もし明日死んだら何思うかなー、とか。
「お前何して生きてたんだよ」って、自分に対して絶対思いたくないなー、とか。
もちろん仕事だけじゃなくて、家族とか友人とか色々な人たちとの関係性の中で、の話ですが。
とはいえやっぱり人生で重要な要素である、「働く」ということに改めてちゃんと向き合いたくなったんですよね。
私の軸としては、「PRもっとやりたい」でした。
元々、PANTENEの「#この髪どうしてダメですか」の就活キャンペーンに賛同企業側で参加したことをきっかけに、そのプロジェクトのキックオフで元P&G大倉さんの熱いプレゼンを聞いて、「ああ、世の中のうねりってこうやってできるんだ・・・・・」と衝撃を受け、PRに興味を持ち始めた人間でして。
2社目PR代理店に入り、4年弱色々な業界のPRに携わらせていただいて、「やっぱ面白い!PRもっとやろう!」と思ってました。
でも、あくまでPRはHOWであって、代理店はそのHOWを突き詰めるプロフェッショナルとして存在する訳ですが、自分の性分としてはWHATが散らばっている状態が嫌で、そこを定めたくなったんですよね。
とはいえ、じゃあどこに定める?となり。
必死に働いてると、どうしても虫の目になりがちじゃないですか。草むらの中でひたすら目の前の敵と戦うことでいっぱいいっぱいで。そこから抜け出して、一回飛んだりしたくなったというか。
で、会社辞めてとりあえず飛びました。(あるある笑)
ヨーロッパと北米10都市くらい周りまして。
・やっぱイタリアって人生謳歌感すごい
・パリの人らおしゃれすぎ、というかスニーカー持ってないんか
・南仏の勝ち組感、なに…
・日本人もサグラダファミリアつくってるんだ…世界遺産つくるってどんな気持ち…?
・ポートランドのNIKE、万引き多すぎて閉鎖て。格差やば
・てか日本てやっぱ異常な国だよな〜、戦後一気に栄えすぎ
とか思いながら、ザ・観光をして人生の夏休みを謳歌させていただきました。笑
まあ要は、自分が何に価値を感じるのか、錆びてたセンサーを直してたんでしょうね。当時は「よっしゃ海外行けるー!」くらいしか思ってなかったですが。笑
自分の声を聞く、みたいな話ですね。まさにこんな感じです。
自分がポジティブに働くために、世の中にどデカいインパクトを残す
で、結果整理した、「これやりたい」。
どデカいインパクトを生み出す事業(日本のプレゼンスを上げることに寄与はしたい。が、日本だけ成長する、日本が”勝てば”いいということではなくて、グローバルで価値提供する、世界を前進させる)
@「俺らはこれに賭けてるんだ」っていう、事業/会社へのコミットが強い環境
そこでPRという機能を担う
完全に”就活2回目”みたいな感覚でした。(転職1回目はもっと単純だった)
なんでこんな手間かけたのかというと、自分はとりあえず「ポジティブに働く」ということだけは死守したかったんですよね。
20代半ばくらいまでは、まず自分の成長とか、市場価値・給与あげなきゃーって焦っていたし。アラサーになって、ときには適度に抑えながら働きたい…と思うこともあったし。
(20代終盤は『何のために働くのか』と言う本を買うくらいには悩んでいた笑)
でも30代前半、こっからのことを考えると、
これまである程度培った経験を活かして、できうる限りどデカいインパクトを出す。ってことを最優先しないと、ポジティブに働けなさそう。と思い。
そんな感じで、スタートアップに限らず大手も、そして事業会社に限らず広告代理店も含め、結構広めに色々な会社を受けました。
農業系のスタートアップとか、地方創生系の団体とか、クラファンの会社とか、代理店で自動車メーカー専属で長くやってるチームとか。
(「こんなに面白そうな会社あるんだーーー」って、結構楽しかった)
余談:ガールスカウトのおきてってすごい
突然話変わりますが、私小学生の頃にガールスカウトをやってまして、”おきて”なるものを毎週暗唱させられてたんですよね。いまだに全部ソラで言える。キモい。(感謝はしています。笑)
これ、めちゃめちゃむずくないですかww
これ全部できてたら絶対来世も人間ですよね(ブラッシュアップライフ)
でも、最後の「誠実であるように努めます」ってとこが、いいな、と思うんですよね。「誠実でいます」って、言い切らないとこが。1~7まで割ときっぱり言い切ってるのに、最後だけ「努めます」って、なんかちょっと弱気になるという。
誠実でありたい、がしかし、そんな気軽に宣言できる程簡単なことではない…ので、”努めます”っていう「できるかわからないけど最大限がんばります…っ!」みたいな、謙虚さがにじむ表現だなと思って。
なんの話?ってなってきましたよね。笑
えっと、キャディのValueの一つに「至誠」ってあるんですけど。
MAX誠実、みたいな。(軽)
激ムズですよね。
そもそも周りが評価することだし。誠実かどうかなんて。
でも、だからこそ大事にしなきゃいけない、という意思表明で。
で、この「誠実である相手」って、もちろんお客様はじめ色々なステークホルダーがあるわけですが、そこに自分も含まれてるんですよね。
己。
「いや〜それ。まじ大事。」って思いました。
しかもこれを「貫く」って。
この「至誠」っていうValueを見て、ガールスカウトのおきてが頭に浮かんだんです。笑
しかしこれはむずい。
ゆうて日々あくせく働いていると、いくらでも自然にくすんでくる訳で。
私の中では「ピュアさをキープする」ってことに言い換えたんですけど。
意識しないと絶対無理。
生きれば生きる程むずくなっていくやつ。
これはある意味自分との闘いだ。
でも、これできたらたぶん、めちゃくちゃ幸せなんだよな、と。
「諦めたくないよなあ。」
みたいな。
なんでキャディ?の採用広報?
話を戻します。笑
「至誠」だけが理由でキャディに入ったわけではなく、先述の「これやりたい」に当てはまり、一番面白そうだと思った訳なんですが。
1点、「世の中へのインパクト」について補足させてください。
よく言われる市場規模の大きさ=”広さ”みたいな部分だけじゃなくて、
”深さ”もすごい、というところが意外でした。
どういうことか?ぜひ、こちらの動画をご覧いただきたいです。
※お時間がある方は是非キャディCPOによるこちらのnoteもご覧いただきたいです(特に後半、お客様からのお手紙内容)
「過去は未来によって変わる」って言葉があると思うんですけど。
まさにだ。と思いました。
お客様1社1社、そして1人1人に、これだけ深くインパクトを与えうるのか・・・と。
最初みたとき、なんか、にわかに受け入れられなかったんですよね。
「製造業という世界最大の産業において構造的な変革を起こしていく」っていうマクロの話と、これほどミクロな個人への提供価値の振れ幅が大きすぎて、うまく結びつかなかったというか。
「え、こういうことが起きるんだ・・・?」みたいな。
元々、よく言われる日本の労働観への抵抗みたいなものは持っていたので(なので自分がポジティブに働くことはマスト)、動画でお話してくださっている方々が、明らかに「ポジティブに働く」ように変わっているのを見て、強く印象に残ったのかもしれません。
でもこれってきっと、それだけ芯をくってるプロダクトだからこそで、それほどのインパクトを生むポテンシャルを持ってるんだな…と理解しました。
そんなこんなで、製造業って自分にとって全く馴染みのない業界だったわけですが、
いまだに日本のGDPの約2割であって、国内でみてもグローバルでみても最大産業であることに変わりはなくて、なんならグローバルで見るといまだに成長産業である、という"広さ"
顧客ごとへのインパクトとしても、会社単位ではもちろん、ユーザー1人のキャリアをまるっと資産化してしまう程の"深さ"
時間軸をおいたときに、一時的なトレンドとかじゃなくて、業界の新たなスタンダードとして今後使われうる"長さ"
をおいたときに、広さ×深さ×長さ=インパクトの総量みたいなものが、とてつもなく大きいのでは。
そんなことを考え、これだけどデカいことを目指すこの会社を大きくしていく、事業を伸ばしていく広報って、めちゃくちゃ価値あるじゃん、と思い。
で、たまたま「採用広報」という、HRとPRをやってきた自分にはまるポジションがあったので、よし!!と相成りました。
ちなみに、実際入ってどうなん?については、もう2記事分くらいの長さになりそうなので割愛しますが笑、
一番思うこととしては、ピュアさが異常ということです。
これは自分に対してだけでなく、もちろん顧客や各ステークホルダーに対してということですが、その根本に、事業に対するピュアさがあるのかな、と思います。
この事業を拡大させていくことは、必ず長期的に世の中を良くするはずである。そしてそれは簡単なことではないが、実現しうるものである。故に突き進むのだ。的な。
すごく幸せなことだな、と思います。
平均年齢、35歳くらいなんですよ。
結構、いい大人たちなんですよ。
パパママも半数近くいるし。
でも、すごいピュアに働いてるんですよね。
これは入ってから一番強く感じる部分です。
まとめ
最後に、何度見てもかっこいいなと思う、かの有名なCMを貼っておきます。
これ見てテンション上がる方は、きっとキャディの人たちと合うと思います。笑
まあ、要は「ピュアに働きたいっすよね、色々むずいけど!!」って話でした。誰かの何かを1mmでも後押しするものになれば幸いです。
※絶賛採用中です※
キャディは、かっこよくて変な人たちがウヨウヨしていて面白いです。
しかし、課題は山積みです。
まだまだ船を一緒につくってくれる仲間を求めています!
なんか楽しそう〜って思っていただけた方、ぜひ一度お話しましょう。
長文駄文をここまでお読みいただきありがとうございました!!
(ポジショントークに見えなくするの、ムリだ!!)
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