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【資料①】花様年華 THE NOTES 和訳まとめ-4(完)


前回の記事はこちら

※和訳まとめの前回記事はこちら※


※当記事は考察や個人の見解を含みます。ご了承下さい。※


LOVE YOURSELFシリーズ以降にBTSが発表した5つのアルバムに、特典として封入されたmini版の花様年華 THE NOTESを和訳していきます。

mini版のNOTESの詳細は【資料①和訳まとめ-1】の記事を参照してください。


これまで3つの記事に引き続き、第四弾の当記事では096(year22.08.02)~105(year22.08.30)のNOTESを整理します。今回の記事で、現時点で公開されているmini版のNOTESの最後の日付までご紹介し終えるため、タイトルに(完)と付けさせていただいてます。

繰り返しの喚起になりますが、あくまでタイムリープをしているのはソクジン一人だけなので、ソクジン以外の6人のNOTESはどの世界線のものであっても、本人にとっては一度目の現実の出来事であるという認識を改めて念頭に置いて読み進めてください。

また、下線部は全て該当作品へのリンクになっています。

目次は読み飛ばしていただいて大丈夫です。今後考察をされるときに、見返すタイミングがあれば索引代わりに使ってください。



096【MOS:7】ユンギ year22.08.02

year22.08.02 ユンギ

ソクジン兄さんに音楽ファイルを送信して横になった。倉庫の教室から持ち出した楽譜を漁っている途中で、余白に書かれていた文章を見付けた。〈一緒なら笑うことが出来る〉俺の字ではなかった。いつかの日のことが思い浮かんだ。霧が立ち込める日、なんだかんだあって、ソクジン兄さんと二人で校庭を横切って歩いた。お互いにぎこちなかった。

俺はポケットに手を突っ込んで、わざとゆっくり歩いた。先に行って欲しかったが、兄さんはそうしなかった。そのくせ中途半端に会話をしようとして、その度により一層ぎこちなくなった。思わず俺から話しかけた。「兄さんが最後に本気で笑ったのはいつですか?」兄さんは答えなかった。俺もそれ以上聞くことはなかった。

〈一緒なら笑うことが出来る〉もしかしたら、この文章は俺がした質問の答えかもしれないと思った。兄さんが書いたという確証はなかったが、そんなことは重要ではなかった。楽譜に書かれた旋律は稚拙なものだった。たった二年前なのに、あの頃の音楽は未熟で乱暴だった。繋ぎも美しくなかった。高校時代を思い返すと、酔っぱらってふらふらとしていたことばかり浮かんできたが、そんな日ばかりではなかったような気もする。一晩かけて、あの頃の音楽を磨き続けた。そして、こんな題名を付けた。『一緒なら笑える』

⇒ 【花様年華】における重要なキーワードである「一緒なら笑える」、ソクジンはこの言葉を原動力に数え切れない程のタイムリープを乗り越えてきました。ソクジンが学生時代を回想する030のNOTESにも「あの時、僕は心から笑っていた。」とあるように、7人が一緒に笑い合って過ごした【花様年華】の日々こそが7人にとっての幸せの記憶でした。
 花様年華 THE NOTES 2に描かれている、ユンギが一人で倉庫の教室を訪れたときに持ち出した楽譜が登場することから、ソクジンとジョングク以外の5人が協力して”魂の地図”を探し回っている世界線であるとわかります。この時ユンギが送った音楽ファイルを再生したことがきっかけとなり、ソクジンは忘れてしまった【花様年華】の記憶と向き合うことになります。


097【MOS:7】ソクジン year22.08.03

year22.08.03 ソクジン

ふと、床に置かれた写真の中の場面が動いているように見えた。ホソクとジミンの笑い声が聞こえて来たかと思うと、ジョングクが振り向いて僕を見た。次の瞬間、ユンギのピアノの音が流れ、ナムジュンとテヒョンが笑いながら海辺を走った。その全ての瞬間の写真が、映像のように空中に浮かび上がっていた。音楽が流れて笑顔がこぼれ、陽の光が溢れた。瞬間と瞬間が重なり、映像と映像が混ざり合って、正体のわからないものが心の中で解けていくようだった。

それは全身の血管を伝わって、身体の隅々まで広がった。思考を塞いでいたものが崩れ、爆発するように記憶が溢れ出た。一度解けた記憶は、気が遠くなるほどに激しくなった。部屋全体が記憶で輝いていた。悲しく、懐かしく、辛くて、楽しい思い出が渦巻いた。それらを眺めて、到底信じられない気持ちになった。僕は、どうやってこの全ての瞬間を忘れることが出来たのか。そして、全てを思い出した。

僕のポケットの中で、何かが光を放っていた。

096のNOTESでユンギから送られた音楽ファイル、そして030のNOTESにも登場する「高校の時に撮った写真」がきっかけとなり【花様年華】の記憶が蘇りつつあるソクジン。「ポケットの中で光を放っていた」のは、BTS Universe Trailerで展望台でテヒョンがソクジンのポケットに忍び込ませていたyear22.05.22に撮った海での集合写真です。
 BTS Universe Trailerには、この後ソクジンがテヒョンに「本当に僕たちにこんなことがあったのか?」とメッセージを送り、テヒョンが他の5人に「7人で〈僕たちの教室〉に集まろう」と連絡を入れる場面が描かれています。


098【MOS:7】ジョングク year22.08.03

year22.08.03 ジョングク

「殺せ!何してんだ!」誰かの切羽詰まった叫び声に、僕は我に返った。スクリーンの中ではシューティングゲームが繰り広げられていた。ヘッドホンから「敵が来たぞ!」と叫ぶ仲間の声が聞こえた。僕はすぐにマウスを握った。狂ったように銃を撃った。銃に撃たれた相手は、まるで空気の抜けた人形のように倒れた。マウスを動かしてマップを見返した。

線路はマップの真ん中を横切っていた。線路の脇には大きなコンテナが散らばっていて、まるでソンジュ駅とコンテナ街を見ているようだった。

武器を構え直した。連射が出来るマシンガンだった。すぐそこから黒い頭巾を被った敵が現れた。銃を向けようとしたとき、ふと知っている顔のような気がした。敵軍は一発で打ちのめされた。次々と現れる敵に向かって考えることもなく銃を撃った。思わず兄さんたちのことが思い浮かんだ。にやりと笑みが零れた。言われてみると、兄さんたちに似ているような気がした。一人ひとり制圧して進んだ。コンテナから出てきた相手を見るや否や撃ってしまった。地面に倒れた相手をしばらく見下ろした。ナムジュン兄さんのようだと思っていたら、誰かが放った弾丸で不意に肩を撃たれた。マウスで視線を向けると、銃を構えている敵が見えた。ソクジン兄さんだった。瞬く間に敵意が沸き起こった。

⇒ 花様年華 THE NOTES 2で展開される世界線では、信じていた6人に裏切られたと思い込むジョングクがネットカフェに入り浸り、依存症のようにシューティングゲームの世界にのめり込む様子が描かれています。


099【LYS結’Answer’:SELF】テヒョン year22.08.11

year22.08.11 テヒョン

通りかかった✖印の下に小さな文字を見つけた。誰かが壁を削って書いた〈君のせいじゃない〉という短い文章だった。あの子だった。直接見たわけでもなく、あの子の筆跡を知っているわけでもないが分かった。最後の挨拶のようだった。自分がいなくなったのは君のせいじゃないと、俺に起こった多くのことは俺が悪い人間だからではないと。だから自分を責めたり苦しんだりするなと、勇気を出せと言っているようだった。

気が付いたらいつの間にか家の前だった。ドア越しに姉さんの悲鳴が聞こえてきた。がらりとドアを開けて入った。見慣れた光景が広がっていた。俺は父さんの行く手を阻んだ。腕を掴んで顔をまっすぐに見つめた。父さんは最初は驚いたようだったが、すぐにまた拳を振り回した。俺は何度も殴られ、姉さんの泣き声はさらに大きくなった。顎に痛みを感じて、口の中は錆びた鉄の味がした。それでも諦めなかった。父さんの腰にしがみついた。父さんは荒々しく怒鳴り散らした。背中や肩に無慈悲にパンチを食らわされたが、そうされるほど強く父さんにしがみついた。

痛くないわけではない。怖くないわけでもなかった。だけど、俺がこの手を離せばまた同じ毎日が繰り返されるだろう。変わって欲しかった。変えたかった。「嫌だ、俺は父さんとは違う!俺の家族は俺が守ります」

⇒ グラフィティの上に描かれた✖印が登場することから、081のNOTESと同じ世界線の出来事であるとわかります。描き加えられていた〈君のせいじゃない〉というメッセージは、テヒョンのLove Yourself個人ポスターに書かれた「離れていかなかったのかな 僕が違う選択をしていたのなら」に対する答えのように捉えることが出来ます。その答えに勇気付けられるように、テヒョンは父親と向き合うことを決意します。


100【MOS:7】ジミン year22.08.12

year22.08.12 ジミン

震えている幼い”僕”を抱き締めた。じとじとと湿った身体と、鼓動を速めた心臓を感じた。僕はどもりながら言った。「少しだけ待ってて。君がもっと大きくなったら、いい友達に出会えるよ。友達と一緒にいて、君はもっと良い人になる。その頃には全部よくなるかもしれない。だからもう少しだけ、もう少しだけ頑張って」僕が話し終えると、”僕”は僕を抱き締め返した。涙が出た。堪え切れずにそのまま泣いた。

どれくらい時間が経っただろうか。ふと気付くと幼い”僕”はいなくなっていた。立ち上がり、目尻を拭いながら空を見上げた。真昼の空は雲一つなく澄んでいて、辺りは静まり返っていた。すぐそこにプルコッ樹木園の出口が見えた。雨の跡は、どこにもなかった。

花様年華 THE NOTES 2で展開される世界線では、ソクジンのとある行動に勇気付けられたジミンがひとりでプルコッ樹木園を訪れ、過去のトラウマを克服することが出来ていました。自分自身に対して前向きな気持ちを抱えていることから、093のNOTESから繋がる世界線であるとも推測できます。


101【LYS結’Answer’:SELF】ホソク year22.08.13

year22.08.13 ホソク

練習室の真ん中にジミンとあの子が立っていた。準備運動をしながら待つ5秒間の静けさが、際限なく長く感じられた。スピーカーから音楽が流れると、二人は最初の動作を始めた。ついこの前まで僕とあの子が一緒に練習していた振り付けだった。僕は練習室の床に座り、その様子を見ていた。

傷めた足首のせいで当分踊ることが出来ないと知った時、本当に辛かった。僕以外の他人が踊るのをただ見ているということがもどかしかった。しかし、ジミンの練習を手伝って、その結果としてジミンが成長していくのを見て悟った。僕自身が踊れないということは、大した問題ではないということを。どんな形であってもダンスに携わっている限り、僕は幸せになれるのだということを。

ジミンとダンスの練習をする時、僕はどんなに小さなミスも見過ごすことが出来なかった。ジミンは絶妙にタイミングを逃したり、僕の期待よりも小さく身体を動かすことがあった。僕はそのたびに音楽を止めて、振り付けを一つ一つ指導した。ところが、ある意味観客席のような練習室の床に座って集中して眺めていると、ジミンのダンスは違って見えた。一つ一つの動作なんかより、大きな何かがあった。一緒に練習していたときにはミスだとばかり思えていたことが、そうではないように感じられた。些細なミスと未熟さが、かえって独特の雰囲気を生み出していた。確かに僕とは違うが、ジミンには自分だけのタイミングと自分だけの表現があった。ジミンは自分自身を輝かせて、心を動かすダンスを踊っていた。

音楽が鳴り止んでジミンのダンスも終わった。ジミンの顔が興奮と喜びに満ちているのが分かった。その横にあの子が立っていた。もうすぐ海外に旅立つのだろう。不意に目が合った。僕が親指を立ててみせると、彼女は大きく笑った。不思議だった。母さんとは似ても似つかなかった。母の顔もよく思い出せないのに、どうして似ていると思ったのだろうか。ふと、心のどこかが痛むような気がした。まだ完治していない足首がズキズキと痛んだ。

077,078のNOTESから繋がるHighlight Reel '起承轉結'の世界線のホソクは、幼馴染のお姉さんを背負って走った時に挫いた足の怪我が悪化し、生き甲斐であったダンスを踊ることが出来なくなってしまいます。療養休暇中にハゴクで出会った元ダンサーの男性の影響もあり、ホソクは徐々に前向きな気持ちを取り戻していました。
 ホソクのLove Yourself個人ポスターには「君が輝くなら 僕は大丈夫」という言葉が書かれて、幼馴染に母親の姿を重ねていた描写は065のNOTESの場面の回想です。


102【LYS承’Her’:LOVE】ソクジン year22.08.15

year22.08.15 ソクジン

思わず急ブレーキを踏んだのは、渋滞していた交差点を抜けて速度がつき始めた頃だった。後ろの車が神経質的にクラクションを鳴らしながら通り過ぎて、誰かに暴言を吐かれたようだったが、雑踏の中でよく聞こえなかった。右側の路地の角に小さなフラワーショップが見えた。店を見てから急停止をしたわけではなかった。むしろ急停止をした後に店を発見したような気すらした。内装工事中のフラワーショップの片隅で書類を整理していた店主がこちらに近付いてくる時でさえも、大した期待はしていなかった。すでにいくつかのフラワーショップを訪ねたが、フローリスト達でさえその花の存在をよく知らなかった。似たような色の花を見せてくれたが、僕は似たようなものを探しているわけではなかった。花だけは、本物でなければならなかった。店主は花の名前を聞くと、僕をじっと見た。そして「まだ店が正式にオープンしたわけではないが、配達なら出来る」と言って、僕に聞いた。「どうしてその花でなければならないんですか?」

ハンドルを切って、また車を走らせながら考えた。その花でなくてはならない理由… そんなものは一つしかなかった。幸せにしてあげたいから。笑わせたいから。喜ぶ姿を見たいから。

”いい人”になりたいから。

⇒ Flower Smeraldo blogの過去の投稿にも記載のあった、ソクジンが偶然見つけた開店工事中の花屋で、花火大会の日に渡す”スメラルド”のブーケを注文する場面Highlight Reel '起承轉結'に登場する”スメラルド”は、ソクジンのLove Yourself個人ポスター①にも「もし時間を戻せるのなら 世界で一番いい男になりたい」という言葉と共に描かれています。


103【MOS:7】ナムジュン year22.08.25

year22.08.25 ナムジュン

俺は、そのままコンテナの床に倒れた。鉄製のコンテナの中は、すでに目を開けていられないほどの熱気だった。顔をしかめたまま、辺りを見回した。「ラーメンを買ってくるから待ってて」そう言って出かけたのが10分ほど前だった。咳き込む声が聞こえて振り返ると、ウチャンが奥で蹲っていた。毛布を水に浸してウチャンの身体を包み、ドアの外を指差しながら言った。「あそこに向かって走らないと。ウチャン、出来るよね?」ドアの外では真っ赤な炎が燃え上がっていた。ウチャンの手をぎゅっと握った。「3、と言ったら走るんだ。1、2、… 」その瞬間、何かがドアの前に倒れた。コンテナのそばに積まれていた資材の山が炎で崩れたようだった。土埃の中に火花が散った。俺とウチャンは驚いて身を引いた。瞬く間に、出口は塞がれてしまった。

083のNOTESで辿り着いた〈キム・チャンジュン議員事務所〉からナムジュンとテヒョンが持ち出した機密文書が世間に流出したことをきっかけに、再開発計画に関わる様々な不正が明るみに出た花様年華 THE NOTES 2の世界線では、とある人物の行動がきっかけで、本来ならばyear22.09.30に起きていたはずのコンテナの火災がyear22.08.25に起こっていました。


104【LYS轉’Tear’:YOUR】ソクジン year22.08.30

year22.08.30 ソクジン

誰が、恋が始まった瞬間を思い出すことが出来るだろう。誰が、恋が終わる瞬間を予測出来るだろう。人間にその瞬間を知ることが出来る能力が与えれなかったのには、どんな意味があるのだろう。それなのに、僕にその全ての能力が与えられたのはなぜだろうか。

車が急停止してヘッドライトが閃き、ぶつかり、暴れ落ちて… 僕はその騒々しい全ての出来事の前で無防備に立ち尽くしていた。何の音も聞こえず、何の感覚も感じられなかった。夏なのに、風が冷たく感じた。道路にぶつかって何かが転がり落ちる音がした。それから花の香りが漂った。

その時になって、ようやく現実味を帯びてきた。”スメラルド”の花束が、僕の手からばさりと落ちた。彼女は道路の真ん中にいた。彼女の髪の間から、血が滲み出ていた。赤黒い血が、道路に沿って流れた。僕は思った。「時間を巻き戻すことが出来れば」

⇒ Highlight Reel '起承轉結'で描かれている、想いを寄せている女性が目の前で事故に遭う場面。ソクジンの「時間を巻き戻すことが出来れば」という祈りが、Euphoriaの世界線で7人で海を訪れたyear22.05.22以降、約4ヶ月半もの間起こらなかったタイムリープを再び引き起こします。


105【LYS結’Answer’:SELF】ソクジン year22.08.30

year22.08.30 ソクジン

失くしてしまったと思っていた手帳を見て、彼女は慌てたようだった。彼女が好きな映画、行きたかった場所、好きな花、夢見ている未来がページを捲るたびに現れた。それは僕が彼女のためにしてあげたことでもあった。謝る言葉は出てこなかった。赤い手帳が交差点の赤信号のように僕たちの間に置かれていた。

幸せにしてあげたかった。笑わせてあげたかった。”いい人”でいたかった。手帳に書かれた文字に従えば、そうなれると思っていた。だけど、違った。自分ではない誰かになろうとするほど怖くなった。本当の僕の姿に気付かれてしまわないか、失望して去ってしまうのではないか。僕は必死で自分自身を隠して顔を背けた。しかし、主語を失った文章にピリオドが打てないように、本当の自分自身を見失った僕は、前に進むことも後戻りすることも出来ずに同じ場所を巡った。

僕にはもう分かっていた。未熟な過ちを犯し、失敗してしまう僕もまた、僕の一部であるということを。どんなに残酷で苦しくても、自分自身に正直になってこそ次の一歩を踏み出せるのだということを。僕が席を立っても、彼女は引き留めなかった。

街へ出て帽子を脱いだ。髪をかき上げると、指の間から”誰か”になろうともがいていた時間が抜け出した。振り返ると窓ガラスに映った自分と目が合った。浮腫んだ顔、青白い唇、痩せた肩… みすぼらしく見えて思わず笑った。窓ガラスの中の僕も真似して笑った。

104のNOTESで起こったタイムリープのあと、ソクジンはyear22.04.11からの約4ヶ月半の全てをやり直して再びyear22.08.30に辿り着き、事故を未然に防いで彼女を救済します。しかし、その後もコンテナの火災等により幾度となく繰り返されるタイムリープに疲弊したソクジンは、ついには踏切で拾った手帳を彼女に返して関係を終わらせてしまいました。
 憔悴しきった表情で彼女の元へ出掛けるソクジンの様子は、Highlight Reel '起承轉結'でも描かれています。花様年華 THE NOTES 2の世界線では、ソクジンは”魂の地図”を見つけ出したことで、間違えて失敗しながらもがいている自分もまた自分自身の一部であるということ、例えみすぼらしくてもその姿こそが自分自身なのだと受け入れる(=Answer:Love Myself)ことが出来るようになっていました。



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お疲れ様です。
根気よく読んでくださってありがとうございました!

ここまでで、4記事に渡って整理した全105のmini版 花様年華 THE NOTESの和訳と補足説明は以上になります。お付き合いいただきありがとうございます。

和訳まとめ記事は参考資料のマガジンに入れてますので、今後振り返る際はこちらをご活用ください。


また、今回まとめたmini版 花様年華 THE NOTESと書籍化されている花様年華 THE NOTES 1・2、公式MVなどの内容を軸に【花様年華】の時系列の流れを整理した記事は下記のマガジンからご参照ください。



さて、次回の更新ではTwitterの各公式アカウントに散りばめられている単発の花様年華 THE NOTESを集約、整理する記事を投稿します。

そしてその後、ここまで長きに亘りお付き合いいただいた時系列整理の総括として、未解決のまま残された疑問と伏線を整理してみようと思います。

公式で回収される希望は薄いですが・・・・・・ 



〈次回〉

※更新はTwitter(@aya_hyyh)でもお知らせします。


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ありがとうございます💘