双極線障害の私が司法試験に合格する話(5)問題を解くのが怖い。
問題を解くのが怖くなってる。
一問解いては間違えるたびに、傷ついているなんてバカみたいなんだけど、本当なんだから仕方ない。その度に布団に逃げ込んで、「大丈夫、大丈夫、難しかったねぇ」なんて声に出して自分をなぐさめる。盗聴器が仕掛けられていたら恥ずかしいったらありゃしないけれど、ここに書いているんだから盗聴器と変わらないのにね。
今はさらに、悪循環で、問題演習に向き合うことすら怖くなって現実逃避している。そして、問題演習をしない自分を責めてしまい、寝られずにいます。いちいち世話が焼ける自分です。
人を傷つけるものは世の中にとても溢れているんだけど、私の場合は、ほとんど自傷行為だということもよくわかってる。わかってるのにやめられないから薬を飲んでいるんだと思うんだけど。ネガティブなことを書いているとどんどんドツボにハマってしまうんだけど、無理に明るくしてもそれがまた鬱の原因になるから、ネガティブ万歳の精神で。
そもそも、なんで、司法試験を始めたんだっけ。というところに戻る。
そうそう、自分に自信を持つためだ。
今の自分に自信を持て!とか、苦手な努力はするな!とか、そんな本を読んだり、ネットコラムを読んだりもするんだけど。そのたびに、司法試験なんかにチャレンジしている自分の今は無駄なのかと思ったりするんだけど。
決めたんだから。これでいくんだ。
司法試験があるから、双極線障害に向き合おうと思えている。厳しい世界だからこそ、双極線障害を自分の味方につけようと初めて思えている。
私が私らしく生きていくために、もうすでに、司法試験へのチャレンジは意味があるのだと思う。
あ、なんか、前向きに締めができたな。