思いのままに「絵の具」で遊ぶ七変化~息子観察日記
雨続きだった今年のゴールデンウィーク。
特に予定も詰め込んでおらず、息子との変わらない日常。
夫も仕事だったこともあり、雨だし、二人きりで少々マンネリ化気味だったので、スパイスがてら息子と文房具屋さんで絵の具を買い足した。
手始めに家の中で、筆で色を遊ぶ。
「ほいくえんでせんせいがてにぬってくれたんよ~」と手形足型で遊ぶ。
「こんなんもできるよ~」と段ボールでスタンプを作ってみせると、
はたらくくるま好きの息子には
キャタピラに見えたそうで(笑)
それをきっかけに、
「これはダンプ」「これはショベルカー」「ホイールローダーもつくって」
どんどんダイナミックに開放していく息子の心と身体。
「きょうもえのぐやろうとおもうんだっ」と絵の具遊びの熱が何日も冷めない。
そろそろ家の中が危険だなぁ…笑
と思うとともに、快晴の日が続いた。
もう、庭で思う存分どうぞ。
絵の具のチューブからもりもり絵の具が出てきているけれど、まぁいいか。
何気に上手にお皿に出す息子に関心すらしてしまった。
「まほうのえのぐみたいやね~」
息子の大好きな絵本を思い出したようで、
「あおむしくんは葉っぱにえのぐぬっていたよねぇ」なんて言いながら再現している。
保育の現場ではよくやるのでは?
コーヒーフィルターで染め紙。
「こんなんも出来るよ」といそいそと隣でやってみる。
これ、色と色が滲みあっていく様が美しく、楽しいのだ。
以前に作って彼の遊び友達のてるてる坊主
「てるぼうくんもいろ、つけてあげる」
なんとも素敵なかわいいてるてる坊主になったではないか。
だんだん、絵の具の色と色の混ざりが面白いと気づき始め、お皿からお皿へ絵の具を流し込む。
「こんないろができたよ~」
そこから数日間は色水遊びブーム到来。
ぬいぐるみの友達たちを庭に引っ張り出し、座らせて、大盛況のジュース屋さんの開店。
家の中までデリバリーしてくれるサービスの良さ。
取り込んだ洗濯物が染まっていなくて母ちゃん一安心。
あか、あお、きいろの三原色で絵の具をするのはちょっとしたこだわり。
たった3色から、無限の色ができることを、肌で感じてほしいなぁ、と思うから。
色のはじまりを説明じゃなく体感してほしいから。
絵の具って面白い。
どこまでも広がっていく遊び。
幼稚園勤務時代、絵の具をきっかけにたくさんの遊びが生まれる瞬間に出会った。とても楽しかった。
大きな泥船に水をためて、紫の絵の具をこっそりいれて。
箱根ユネッサンに行った子が「ワイン風呂にはいったんだ~」といって再現していたり(笑)
絵の具を付けたビー玉を転がしたり、絵の具をスプレーにいれて吹いたり、そのほかにも色々な技法で遊んだり、絵の具で染めた紙からいろいろなお店屋さんごっこの商品が生まれたりしていた。
そんな絵の具で我が家の小さな人と一緒に遊べる今がたまらなくたのしい!
そして願わくば、こんな遊びを地域に開いていけないだろうか…
なんて妄想をひろげている。
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