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【自己紹介記事】人生を肯定できるまでの話(2023.3.4時点)
はじめましての方も、そうでない方も、こんにちは!木村彩華です。
久しぶりにnoteを書きます。出産に、育児に、ありがたいことに仕事も忙しくさせていただき、noteを書く間もありませんでした……。
さて、前回書いた自己紹介記事がだいぶ古いものになってしまったので、刷新しようと思いパソコンに向かっています。どうか最後まで読んでいただけると嬉しくて泣いて喜びますので、ぜひに。
▼前回の記事はこちら
まずは、軽くプロフィールを。
名前:木村彩華(きむらあやか)、旧姓は小笠原
生年月日:1996年6月10日生まれ
出身:青森県八戸市
家族構成:夫(27)、娘(1)、息子(0)
職業:フリーランス
(ライター・編集・カメラマン・広報)
資格:ヘルスフードカウンセラー、野菜ソムリエ、運転免許(ペーパードライバーです)
趣味:家族、写真、ファッション、パン屋さん巡り、グルメ、旅行、読書、断捨離
自己紹介記事を初めて書いてから2年近く経ちますが、できることや肩書きも増え、さらに家族も増えました。妊娠・出産をはじめ、自分が本当に大切にしたい価値観と向き合うきっかけになったことを書き連ねたいと思います。
転機となった妊娠・出産
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2021年7月に妊娠がわかったとき、私は悩んでいました。妊娠したこと自体は本当に嬉しかったのですが、仕事をどうするのか決めあぐねていたんです。
「愛されるブランドに関わりたい」という思いから就職した飲食ベンチャー企業ですが、予測できないつわりや出産後の体調、育児を考えると、どうしてもそこで働き続けるイメージが湧きませんでした。「女性はまだまだライフイベントとキャリアを天秤にかけなければならない時代なのか」と少しだけ悲しくなったことも覚えています。
誰かに自分のキャリアを説明するとき、「妊娠をきっかけにフリーランスになりました」と簡単に説明するけれど、たった数十文字で説明できない葛藤と決断までの道のりが、そこにはありました。決して「妊娠をきっかけに”仕方なく”フリーランスになった」のではなく、「妊娠をきっかけに”今本当にやりたいこと”をしようという決断をした」のです。
やっと内定をもらった企業を辞めてフリーランスになると決断することができたのは、「どんな仕事がしたいか」ではなく「どう生きたいか」という考え方にシフトしたからだと思っています。
私は人生において、最も優先したい事項がはっきり決まっていました。それは「家族」です。どんなに条件がいい環境で仕事をしても家族が笑顔じゃないとそれは私にとって幸せじゃない。バリバリ仕事して、お金だけあれば幸せかと言われるとそうではありません。
それに、どこかで「フリーランスとして自分の名前で仕事がしたい」というwantがありました。「でもまだ社会人経験も、ライターとしての経験も浅いし……。好きな企業だから、一旦続けてみるのもありかもしれないな」とブレーキをかけていたのかもしれません。そうして「やらない理由」を探していたところにわかった、妊娠という事実。娘が煮え切らない私に決断の機会をくれたのでしょうか。
守るものができると、人は少し弱くなります。妻になって、母になって実感したことです。でも私の家族もまた、私を守ってくれる。そう思ったら、「今の自分が本当にやりたいこと」に全力で向き合うことができました。
”足るを知る”ことでわかったこと
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とはいえ、フリーランスの道は平らなものではありません。請求書や契約周りの管理、お金の知識、ポートフォリオの整理、案件獲得のための営業、稼働時間の自己管理などなど。会社員と比べると自分でやらなければいけない範囲が増えます。
マルチタスクは好きであり得意なので、そのこと自体は問題ないのですが、如何せん私は人と比べてしまうたちでして。加えて妊娠出産に伴うホルモンバランスの変化により、現状になんとなく不安を感じてしまうこともありました。
「もっと稼働を増やしたほうが良いのでは」「今のスキルや頑張りじゃ足りないんじゃないか」なんてことをぐるぐる考え、ひとりであたふた。実はかなり焦っていました。
あるとき、果たしてこれが幸せかと考え、気づきました。「まだ足りない」「もっと頑張らなければ」と貪欲に突き詰めるのも良いことですが、今の私に必要なのはまだ見ぬ不安の解消や今足りないものを得るためにがむしゃらになることではなく、「今、ここにある幸せに気づくこと」でした。
「足るを知る」を念頭に置いてから、毎日の幸福度は間違いなく上がったと感じています。「仕事やスキルに対する貪欲さがなくなり、現状維持をしているのではないか」と思う方もいるかもしれませんが、実はそうではありません。
「今の自分や仕事が好きだけど、もっとこういうこともしてみたい」
「この分野が好きだから、もっと知りたい」
「将来的にこうなりたいから、そのために今こういう経験を積みたい」
といったように、自分の行動をmustではなくwantで決められるようになりました。その結果として、実績やスキルがついてきたということになります。
何者かになろうとしてがむしゃらになるのも良いけれど、今は私が私であることの素晴らしさに気づけたことがもうけもんだな、なんて考えています。
この人生でよかったと思えるように
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これは私の人生のターニングポイントでもある結婚式を挙げてから思っていることなのですが、「この人生でよかった」と思える人を増やしたいと思って仕事をしています。
そしてそれ以前に、私自身も胸を張って「この人生でよかった」と思えるように生きていきたいです。楽しいことも、嬉しいことも、悲しいことも、辛いことも含めて、そう思いたい。
だから私は、これからも今ある幸せに感謝し、自分のwantに正直に決断していきます。
▼お仕事実績・ご依頼についてのnoteはこちら
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