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専業主婦(夫)は楽をしている?

皆さんは「専業主婦(夫)は楽をしているな」と思いますか?

最近、身近な人と〝専業主婦(夫)〟は「お金を稼がずに気楽に過ごしているのではないか」というネタで議論をしました。

「専業主婦はふわっとしていて気楽そう」という意見も出たのですが
結論からいうと、私はそうとは言い切れないと考えています。

なぜそう思うかを以下に記していこうと思います。

専業主婦(夫)にもいろんなパターンがある

まず、一口に「専業主婦(夫)」と言っても、彼女(彼)たちの状況はさまざまであるからです。

例えば、パートナーが高給取りの子なし夫婦が2組いたとします。

〈Aさん(女性・28歳)〉
・専業主婦
・夫が働いてきたお金で遊ぶことを考えている
・家事は最低限しかやらず、ダラダラしている

〈Bさん(男性・28歳)〉
・専業主夫
・資格取得に向けて勉強中
・夜遅くまで働く妻の体を気遣い、食事などに気を使っている
・平日のみならず、休日も妻の代わりに家事をおこなっている

Aさんの場合は、家事すらも放棄しているため楽をしているなぁと思います。これでは生活は回せません。

一方で、Bさんの場合はどうでしょうか?

お金という目に見える労働の対価は得ていないものの、決して毎日ゆるゆるとは生きていないはず。

Bさんが毎日家事をきちんとこなしているからこそ、快適な生活が送れているのではないかと思うのです。

一概に「専業主婦(夫)はお気楽」とは言いきれない

上記で挙げたものは一例にすぎませんが、専業主婦(夫)と一口に言っても本当にさまざまな人がいると思います。

ひとりひとりの細かい部分や時代背景までは見えないため、表面的な部分だけで「楽をしていそう」と判断することは非常に難しいと思います。そのため、そのような安易な考えは視野が狭いなと思うわけです。

以上のことから、「専業主婦(夫)はお気楽だ」と主語を大きくして結論付けるのは、きちんと専業主婦(夫)をしている人に失礼なのではないかというのが私の結論です。

私の母も現在は専業主婦をしていますが、〝生活を回すために何かを頑張っている人〟は、決して楽をしていないし、「尊敬に値すべき人である」とすら感じます(そして親元を離れてはじめて、そのありがたみを実感しています)。

とはいえ、私はこれからも働く選択肢を選ぶ

と、ここまで持論を語ってきましたが、私はこれからも「働く」という選択を取ろうと考えています。

それは、専業主婦に対してネガティブなイメージを持っているからではなく、私が得たいスキルが「働くことで得られる」からです。

もしもそのスキルが主婦をすることで得られるものだったのならば、恐らく専業主婦を希望していたと思います。

専業主婦だって、立派な選択じゃないか。
そこに目標や夢を持って、一生懸命家族を幸せにしている主婦(夫)たちに
私は心から敬意を払いたいと思います。

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