新卒1年目から新規事業責任者になった僕の理想と現実
こんにちは、アクシス株式会社Callingood事業部責任者の海老原舜(えびはらしゅん)です。
新規事業のプレイングマネージャーをしながら、兼任で転職エージェントとしても働いています。
実は、事業部責任者と言いつつも、正社員としては新卒入社1年目になります。(インターンを含めると入社3年目)
突然ですが社会人1年目のみなさん、
この中に当てはまるものはありますか?
✔︎テレアポ毎日やるのしんどいな。なんのためにやっているんだろう
✔︎同期が花形の配属な中で私は飛び込み営業ばっかりしていてくじけそう
✔︎私にはこの仕事向いていないんじゃないかな
✔︎ずっとやりたかった仕事じゃない
✔︎上司からの指示がよく分からない
仕事が「しんどい」「逃げたい」
実は、僕自身、仕事がしんどくて逃げたいといった気持ちを抱いた時期がありました。
2年前の長期インターンの面接時に代表の末永さんから
「新規事業やってみる?」と声をかけていただき
新規事業という華やかなイメージに二つ返事で引き受けました。
しかし新規事業はその華やかなイメージとは違い
✔︎ベンチャー企業で新規事業、ネームバリューがない中での提案が難しい
✔︎ルールのない中で何もかもが手探りな状況の難しさ
✔︎誰も教えてくれない正解のない世界で挑戦する難しさ
✔︎売り上げが出るまで赤字事業で会社のお荷物であるという感覚
に苦しみました。
でも、僕自身インターンという学生の立場でありながら、苦しみながらも新規事業の責任者を続けてきたからこそ、分かったことがあります。
✔︎社会人1年目としての若手の気持ち
✔︎中間管理職としての立場の気持ち
この記事を読んで下さっている僕と同期である新卒1年目の方々は、
様々な不安を抱きながら
退屈な研修がちょうど終わり
これから実務ベースで仕事に取り組む時期だと思います。
そこで僕だからこそ話せる
「人材業界の社会人1年目として働いている経験」と
「新規事業責任者としてマネジメント経験を積んだ上で感じたこと」
をお伝えしたいと思います。
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社会人1年目として学んだこと
厳密にお伝えすると社会人経験という観点でいうと僕も新卒社員と同じですが、アクシスのインターンでは、一度外に出たら、お客様やパートナーさんにとって新人・学生かは関係なく、会社の代表として訪問に行き、先方の社長や事業部長と会い、仕事を進めていきます。
仕事を始めて3・4ヶ月後経過したころ
「何のために僕はこの仕事をしているんだろう」と感じていました。
その理由を振り返ると、自分で選んだ選択でしたが、
いつまでも成果を上げられない自分に悔しさと苛立ちを感じていたのだと思います。
そしてお恥ずかしいお話ですが、急に出勤日数を減らし、違う仕事を検討しました(汗)
そんな僕に、代表の末永さんから「大丈夫?」と声をかけられ、
面談してもらいました。
「学生にとってのインターンは決して誰もがやらなければいけない事ではないし、今の仕事に自分の中での目的意識を感じられないのであれば無理にインターンを続ける必要はないよ」といったお話をされました。
当時の面談の中で教えられたのは、大きく以下の2つでした。
✔︎自分の意思で決めたことに対する責任意識に欠けていること
✔︎自分でした選択を自分ごととして捉えきれていないこと
ここで学んだことは今でも僕の大きな糧になっています。
責任感や当事者意識がないと
仕事を「やらされている」という感覚を持ってしまい
仕事をしていても楽しくもなければ、成果も出せないということ。
末永さんが新卒で就職したリクルート社で掲げている「圧倒的な当事者意識」とはこれか…と学んだ瞬間でした。
そして大きな反省としては「学生気分だった」ことです。
恐らく新卒が社会人となる場面でぶつかる壁の1つに、
学生マインドというのがあると感じます。
ここで言う学生マインドの意味を定義すると、何もかも学べる立場に立った考え方。
一方で社会人マインドは成果に貢献し、何かを与える立場に立った考え方だと僕は思っています。
学生であれば、わからないことは教えてくれますが、
社会人の場合は、自分でインプットをしてアウトプットする機会が
圧倒的に多くなります。
学ぶ側から何かを提供する側へと立場が逆転してしまうため、
これがスムーズにできる方は、
組織でも活躍して仕事も楽しくなっていきますが、
上手くいかない場合は
「辛いし、そろそろ辞めようかな…」
と感じてしまうのではないかなと体験から感じました。
そういった、しんどい期間を頑張って耐えたことで今は、
事業で成果が出始め
事業を一緒に作るメンバーも増え
新メンバーも増え
クライアント・パートナーも増え
信頼残高という貯金が溜まってきて
大変ではありながらも、仕事が面白いと感じています。
最初は何でもしんどい
人それぞれ仕事をしていれば、分野が違えど、しんどい場面はあると思います。
僕自身は「新規事業責任者」という役割に苦しみましたし、
社会人1年目の多くの皆さんは、
もしかしたら「テレアポ」という役割や仕事に苦しみ、
もしかしたら「同期との違いや競争」に苦しんでいるかもしれません。
そういった意味で、「苦しむ対象」が違うだけで、
みんな悩んでいるのは一緒。
最初は修行期間だと思うので、粘り強く頑張っていけば道は開けると思っています。
管理職を通して学んだこと
もしかしたら
「この上司使えないな…」「これ意味なくね?」
などと思っていたりしませんか?
もちろん、仕事の指示の仕方に無駄があったり、
上司によっては相性が悪く苦手意識があるかもしれません。
しかしここで気をつけなければいけないのが、
それって他責になっていませんか?というお話です。
僕が4・5名のメンバーの管理職の役割持つようになった時に
自分が特に躓かなったことに対してメンバーが苦戦している姿を見て
「なんでできないんだろう…」と感じた場面がいくつもあります。
ここで学んだことは、
自分の尺度で物事を判断してしまうと
相手の気持ちや成長、どこに躓いているのかが
分からなくなるということです。
「マネジメントあるある」だと思いますが、
プレイヤーとしては先輩でも「マネジメントは1年目」
ということです。
もしかすると先輩になったばかり、マネジメントが初めてなのかもしれません。
もちろん、後輩を上手く指導できないのは
マネジメント側の責任にはなりますが、
上司のマネジメント経験が浅ければ、変えられる事ではないので、
批判をしてもあまり意味がないですよね。
であれば、物事を前向きに考える方が自分にとっては得だと思います。
マネジメントする立場としては、
部下に対して、物事一つ一つをしっかり意味付けすること
若手の立場としては、
「一見やりたくないと思う仕事でも意味づけできる」
ということが大切だと思っています。
やりたくない仕事をいかに効率的に行ったり
自分で付加価値をつけたり、意識して工夫をするだけで
他者と差別化できます。
また、自分自身で「モチベーションの源泉」を探ることで
「なぜ仕事を頑張るか」と言語化し続けることも大切になります。
これは、時にはやりたくない仕事であっても、自走して努力し続ける力をつけるためです。
私の場合、社会起点と個人として大事にしたい価値観という2点でモチベーションの源泉があります。
・社会起点:「新卒と採用企業とのミスマッチを無くしたい(中途採用も)」という想い
・個人として大事にしたい価値観:転職エージェントとして、また上司として、彼ら彼女らが次のステージで輝くための土台のような役割になりたい
これらのモチベーションを持っているからこそ
辛い仕事のときにも乗り越え
長期的に頑張ることができると実感しています。
モチベーションの源泉は人によって違いますが、自分を知ることは非常に大切だと思います。(お前が頑張れる燃料はなんだ?ってやつですね。)
そして、転職支援を生業としている身としての意見になりますが
社会人1年目で転職することはなんだかんだで不利になります。
なぜならば、転職活動で前職の経験について話す際、
「自分の力で成し遂げたこと」がない状態だからです。
この点も、こちらの「すべらない転職TV」で
代表の末永が詳しく語っていますので興味がある人は観てみてください。
(そして、チャンネル登録・グッドボタンをお願いします☺️笑)
皆さんも、私自身も、
まだまだこれから大変な仕事に出会い
「しんどいな」「逃げたいな」
とくじけそうになることはあると思います。
しんどい仕事、逃げたくなる仕事は人によっていろいろです。
新規事業もしんどいし、テレアポもしんどいし、
研修だって、営業だって、企画だって、
ベンチャーでも、大企業でもみんな
仕事をしていればしんどいことはたくさんあると思います。
そんな中でも、このようなネガティブな思いを
上司のマネジメントのせいや、過去の自分の選択のせいにせず
いかに「前向きなモチベーション」に変換していくことができるかどうか
これが入社1年目の私たちが身につけるべきスキルだと思います。
私たちが今している努力は
一見無駄なものに見えたとしても
いつか望むキャリアに繋がります。
隣の芝が青く見えるのは当たり前。
でも、新規事業をやっている私自身が苦悩を感じているように
意外とみんな似たような悩みを感じているものだと思います。
だから、まず1年、といった考えでも良いのでやり切りましょう。
それまでは辞めないで。
今私たちにできる努力をして
一緒に頑張っていきましょう!
辞めたくなったら飲みにいきましょう笑
お誘いはこちら(facebookです)
最後にこの場をお借りしまして、今まで支えて下さったクライアント様・パートナー様、まだまだ未熟な点もあるかと思いますが、引き続きご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願いいたします。今後とも何卒宜しくお願いいたします。
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