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【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】総合的な探究の時間の「評価」について学ぶ

私の備忘録的な内容かもしれません。

仕事で必要になりそうなので、
いま、総合的な探究の時間の「評価」について勉強しています。

国立教育政策研究所からも、こんな参考資料が出ているのですが・・・
●「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料●
https://www.nier.go.jp/kaihatsu/pdf/hyouka/r030820_hig_sougou.pdf

総合的な探究の時間をサポートするにあたって
話題にのぼってくる「評価はどうするのか」という話。
しかし、評価に関しては、いろいろと謎だらけでした。

授業プログラムを考えたり、
開発方法をキャリア教育コーディネーター講座で扱っています。
理屈っぽく説明するならば、

「授業プログラムを開発する際に
 いちばん大切なのは”ねらい”であり、
 その”ねらい”が達成されたかどうかを
 確認し改善につなげるのが評価。
 評価については後から考えれば良いのではなく、
 授業プログラムの開発と同時に考える必要がある。
 なぜなら、評価は”ねらい”の裏返しだから。」

ということになり、
講座の中でもプログラム開発と評価はセット、
ルーブリックの作成まで考えるようにしています。

学校の先生がつくられる「単元計画」でも、
「単元の評価規準」と「指導と評価の計画」
という項目があります。
これは先ほどあげた国研の資料でも
その具体的な事例が出ています。

しかし、ここで疑問だったのが、
単元計画の中で提示されている評価に関する部分を、
先生たちは実際にどう活用しているんだろう?ということ。
ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、
おまけ的・形式的に書かれているだけに見えてしまい、
ホントに使ってるのか?と思っていました。

これはどういうことなんだろう?を
解き明かさねばというところから勉強を始めました。

で、何がわかったのか。

正直なところ、よくわかりませんでした。

私の理解力が足らんのだろうとは思いますが、
むずかしい世界だなと。

事例で提示されている「評価規準」を読んでも、
壮大な理想とキレイな言葉が並んでいるだけにみえて、
これをどう使って良いのか、
私が授業を担当する教員だったら、
かなり困るなーと思いました。
繰り返しますが、私の理解力が足りないでしょうが。

そこで、
もしも私が授業を行う教員だったら、
何が書かれていたらうれしいだろか?
そんな視点から考えてみました。

・生徒の成長を見つけるための視点が知りたい。
・各授業のどこでそれをみることができるのか、
 授業の構造とのつながりで理解したい。
・生徒の成長をうながすための
 「次の一歩」見つけるヒントが欲しい。 

他にもあるかもしれないです。
でも、私が欲しいのは「生徒をみる視点」で、
それって、評価の「モノサシ」なのかもなーと。

どうして「私が教員だったら」かというと、
特に総合的な探究の時間に関しては、
ひとりひとりの先生が独自で開発した授業を
独自で運営し、評価まで行うのではなく、
ノウハウ共有がまだまだ必要なんじゃないかと、
思っているから。
そのためには、授業案や教材の共有だけでなく、
生徒の何をみて、どう関わるのか、
そんなところまでノウハウがシェアできたら・・・
で、そのつみあげが「評価」になっていくんじゃなかろうか。

これは素人の理想に過ぎないのだろうか。
もしかしたらそうなのかもしれないけれど、
ここは極めてみたいポイントだなと、
あらためて思ったりしています。

要するに、まだまだ勉強不足です。

ちなみに、もうひとつ、資料として有効そうなのがこちらでした。

あ、「規準」と「基準」、違うんですよね。
ここも気をつけねばなりません。
規準(criterion)は評価の立場を示す概念で、
基準(standard)は目標に対する達成度を把握させるもの。
より具体的なのが「基準」なんだそうで。
ここらへんの理解もまだまだです。
「基準」まで落とし込むのは誰の仕事なんだろうなぁ?

松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」「クリエイター」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factory(https://ax-factory.wixsite.com/corporate)を設立。2020年京都造形芸術大学通信教育部(グラフィックデザイン)を卒業。デザインで学びをおもしろくします。
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