シェア
あなたが気まぐれに来るから、カーテンを直せないでいる。あなたが来てくれたらいいなと思う…
逢瀬は日付が変わりそうな頃、明かりをつけない寝室。ベッドと壁の間、部屋のすみ、足を伸ば…
待ってたんだよ、と嬉しさが滲むのを隠しもせず言ったぼくに、彼女はゆらりと頷いた。そして…
透明なあなたのなかを泳ぐ青い尾びれのグッピー。美しくないわけがないよな。 この行動の…
桜色の爪、桜色を帯びた肌、桜色の唇、真っ黒に艶やかな髪。彼女が持つものは至極当然ながら…
触れたら、この体温が毒となり、その肌をじりじりと焼き、赤く爛れさせ、醜い傷を残すのだと…