AWESOME Choices Issue no.021 子育てをしつつ無理なく働き続けられる職場で、オフィス空間の設計・デザイン業務に従事するというキャリア
まゆみさん
今の仕事の前は造園会社で住宅のエクステリア設計をしていました。 学生時代は、工学部建築学科で学んでいました。
目次
現在はOA機器・ソフトウェア商社で設計・デザイン業務に携わっているということですが、高校・大学時代の進路選択時のお話について聞かせてください
中学生の時は、将来住宅の設計か栄養士か看護師の仕事に就きたいなと考えていました。どれも理系職種だったので、理系コースの高校に進学しました。
また、もともと絵をかく、工作する、インテリアの雑誌を読む、ハウスメーカーのチラシを眺めて見よう見まねで間取りをかくのが好きな子でした。叔父が電気工事の施工管理、もう１人の叔父は建築工事の施工管理を仕事にしており、建築の仕事が身近でもありました。そのような環境から、大学の進路選択では工学部建築学科を選びました。
小さな頃から興味を持っていた工作や設計などのものづくりの経験から今の仕事を選んだのですね
造園会社での設計業務を経て、現在はOA機器・ソフトウェア商社に勤務されているということで、これまでに経験したお仕事を選ばれた理由について教えてください
大学卒業後、造園会社で住宅のエクステリア設計に従事していました。その仕事を選んだ理由は大学時代に建築の外部空間である街並みに興味を持ったからです。素敵な街並みは建物だけでなく外構・植栽・床材など様々な要素から成り立ちます。その要素である外構と植栽をデザインできるエクステリア設計に就けて幸せだなと思っていました。
その後、転職して現在のOA機器・ソフトウェア商社で、オフィス向けインテリアデザイン・レイアウト設計に従事しています。
前職では毎日残業し土曜日も仕事をしていたので、将来結婚して子どもを持った時も無理なく働き続けることができること、これまで外部空間に携わってきたので次は内部空間に挑戦したいと考え今の会社を選択しました。
大学時代の興味関心から設計業務に決め、現在はワークライフバランス重視でお仕事をされているのですね
お仕事の中でご自身が「理系が出ているな」と感じることなどはありますか？
作業に没頭してしまうところでしょうか。幼い頃から絵を描くこと、工作することには没頭する子でした。今でもレイアウトやデザインを考える、それを絵に落とす、どちらも時間を忘れがちです。
日常生活でも、家電やPCの多少のトラブルは自分で調べて対応することがあるのでそこが理系だなと感じることがあります。
作業や研究に没頭してしまうのは理系の方の特徴ですよね
「理系を学んだこと」や「リケジョ」に対して何か思うことなどあれば、教えてもらえますか？
私の場合、たまたま自分の得意なことと興味があることが理系でした。自分の特性や興味がそのまま将来の選択に活かされる環境でもありました。理系で学んだことの良さは、直感や感情など感覚で選択する私が論理的思考や定量的に考える思考方法を身に付けたことです。現在の理系の女性比率は低いですが、将来的には女性と男性の比率が同等になり、「リケジョ」「リケダン」どちらも活躍の場が広がればいいなと思っています。
男女比率の差がなく、共に切磋琢磨して活躍できる環境になってほしいですね
では、これからの進路を考える女子中高生や理系学部で学んでいる学生の方などに向けて、ぜひ一言アドバイスをお願いします
純粋に自分のやりたいことを選んで欲しいなと思います。
自分のやりたいことなら大変なことも含めて楽しめます。環境や他人の意見に流されると後から上手くいかなかった時に環境や人を恨んでしまいますが、自分で選択したことは自分の責任で後悔がないからです。私は、自分でデザインを考えるのは本当に好きなことなので楽しいです。大変なのは、アイデアやデザインを実際にどう形に落とし込んでいくか、現実に施工出来るよう様々な立場の人と調整していくことです。実際に施工完了し思い描いていたものが出来上がると喜びが勝り、大変だったことは吹き飛びます。
私は進路についていろいろ興味を持っていましたが、最終的には自分が働いている姿を具体的にイメージできる分野を選択しました。もし今やりたいことがないのなら、幼い頃に好きだったこと、今好きなことを書き出して、どんな仕事に繋がるのか調べてみてはどうでしょうか。身近な大人に聞いてみるのもいいですね。
最後に
子供の頃から工作や設計に興味を持っていたことから理系の世界に入り、現在は設計業務のお仕事と育児の両立を成功されていることがよくわかりました。自分のやりたいこと選んだことで、大変なことも楽しんで乗り越えるまゆみさんの更なる活躍を応援しています！貴重なお話、ありがとうございました。
あとがき
いかがでしたか？
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