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人生を豊かにするのに大切なことは、余白と糊しろ~レジリエンスをあげる~
心にゆとりを持つ
「豊かな人生は、効率重視や無駄排除で得られますか」
という問いに対して
「忙しさに流されることなく、心にゆとりをもって過ごすことですね」
と応えるのではないでしょうか。
では、心にゆとりを持つには何が必要でしょうか。
余白
デザインにおいて、余白はある意図をもってデザインされたスペースのことを指します。
何もない空間(スペース)が大切です。
余白がないとつまり過ぎて窮屈ですね。
文章も余白がなく文字が永遠に並んでいたら読みにくいですね。
あえて余白(行間)をつくり、読みやすくします。
心の余白というと、予定や考え方を詰め込みすぎず、ゆとりを持つことです。余裕や余力を指します。
余白を意識することで、心にゆとりができます。
のりしろ
のろしろ(糊代)とは、糊をつけるところを繕う場所、紙を貼り合わせる部分や本の綴じ代を指します。
一見余分なスペースに見えるかもしれませんが、糊しろがなければ紙同士もうまく接着できず、本のページはばらばらになります。
人と人を繋いでいるのも、のりしろであると考えれば、いかに糊しろが大事かの想像がつきます。
糊しろの"しろ"は白ではなく代です。
「伸びしろがある」の“しろ″も代です。
伸びしろは、これから成長が期待できる、成長する余地があるという意味です。
糊しろのような余白があることで、人は予期せぬ出来事にも柔軟に対応でき、人間関係においても相手を思いやることができます。
心に余白をもつことで、
必要以上に人のことを気にしすぎず、振り回されません。
心に余白があると、
周りをよく見ることができ、忙しくとも自分を見失わずに大切にします。
自分を大切にすることで人に優しく接するようになります。
心に余白をもつと、
自分の足りない面も知り、一人で抱え込まずに人に頼れるようになります。
会社も生産性や効率性、合理性のみにとらわれて、一人ひとりの個性を無視するようになると人は離れていきます。
レジリエンス
今、さかんにレジリエンス(回復力、復元力)というワードが注目されています。言葉の意味通り、困難な環境や状況に直面したときの、適応力、回復する力を指します。
組織や個人のレジリエンスが求められています。
レジリエンスを高める方法が、たくさん語られています。
結局、
余白があること、のりしろをもつことがレジリエンスを高めることにも繋がります。
会社も個人も、余白とのりしろがあると強くなれます。
人生を豊かにするために大切な部分は、余白とのりしろなのです。