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あなたはなんて答える?「学びとは何か」@汐見稔幸氏
保育現場は少しずつ多様で主体的な場になってきたように思います。
一方、教育現場はどうなのだろう?多様で柔軟かつ主体的な学びの場で育ってきた幼少期から小学校にあがったときに、急に選択肢が狭まるということはよく聞く話です。しかし、客観的にも明らかに教育現場も変わってきているように感じます。
そんな疑問らもあり、今回はこの本を手に取ってみました。
これから章ごとに印象的だったことをメモしていこうと思います。
第一章「なぜ、いま教育がいきづまっているのか」
気になったものを羅列すると
・子どもに関わる大人たちに求められるのは、「人間って深いし、面白い」ということを見出す力を付けることでなのではないか(P8)
・なぜ学ぶのか。それを問い続けることこそが、学ぶ目的と言えます(P20)
・「生きているっていいな」と感じながら生きてほしい。これが私の願いです(P22)
・人間には二つのことが必要です。「自分の自己実現」と「社会の自己実現」です(P23)
・「なぜ人は学ぶのか」「何のために学ぶのか」を問うことは、「どう生きるか」を問うことです(P26)→そして彼なりの答えも3つほど綴られています
この章では、まず「学びとは何か?」そして「なぜ学ぶのか」という問いをぶつけられました。保育者として「子どもにとって、どんな育ちが大切なんだろう?」と思う一方、僕自身も一人の人間として「どう動き、どう成長し、どこへ歩むのか」を探求する者として、いま改めて考えないといけない気がしました。そして、この問いを、子ども達、いや人間一人一人がその人なりの回答を持つ大切さも感じました。
途中で、彼の生い立ちや経歴、そしてなぜ「教育学」「保育学」を研究しているのかに触れており、非常に興味深かったです。
第2章は、また今度~