「猫をなでるといいよ」
こんにちは、くらげです。
いつの間にか過ごしやすい気温になり、夏が香ってきましたね。洋服に困る時期になりました。
私は就活に実習に追われる日々です。
題名は、私が上手に眠れない時に彼がしてくれたアドバイスです。
眠れなくなってしまったという私に、彼は難しい神経の話をしてきました。「うまく想像ができない、神経なんて見たことないんだ」と嘆く私に、
「猫をなでるといいよ」
と笑っていってくれました。焦らずに落ち着くことが大切だからね、猫じゃなくても犬でもうさぎでも、なんでもいいんだよ、一人の時に眠れなくなったら頭の中でなでてあげてね。と私の頭をなでながら言ってくれました。
そこから、眠れなくなったときに頭の中で猫をなでることにしています。たまに犬、羊の時もあります。
成人した年なのに、いつまでも小さな子供のような私です。それでもいいのです。大人だって、上手に生きることができなくなる時だってあるはず。
「猫をなでる」のは彼が私にくれたお守りなのです。皆様におすそ分け。
それでも眠れない方へ、暇つぶしに私の殴り書きの文章を読んでください。テーマはきまっていない、書きたいことをただ書き連ねただけの拙いものですが、あなたに読んでもらいたいのです。
上手に眠れなくなってきた。浅く、夜濃い時間と陽が暖める時間に存在している。今自分はどっちにいるのかわからなくなった瞬間に夢に沈んだ。
沈んだ瞬間の、夢と現実が混ざったあの時間が一番救われた。混ざるときができない時間が辛かった。途端に黒い波が私の事を吞み込んでいく。自分の中で集めてしまったものを黒い波と一緒に流してしまえばいいな。
焦りが先走ってしまう、きっとそんな日だ。
漠然とした恐怖、私には想像もできない時間、まっすぐ見据えるその強さ、私はあとずさり、世界は止まってくれない。
自分の手からこぼしてしまったものを夢に見ることが多くなった。夢の中で気づいた時もあった。これだからもしもの話を見ることは嫌いだ。今あるもの全てを投げ出してしまいそうになってしまう。無意識に溶かしたものをうっすら存在させて、そんなものが一体どこにあるというんだ。気づいたときにはもう終わっていて、手の中には私に与えられた幸せが残って、私が欲しかったナニカが零れ落ちていた。
生きにくさを体現して、華麗なファンファーレを鳴らす。何かが終わることを期待して。
私だけが知る優越感をまとい、大人になりきれない香り、劣等感と少しの抵抗の飾りを下げ、戻ってこないものを刻むものを左手に。今日の背伸びはどれくらいなのか。この透けるような浅はかな抵抗に誰が気付いているのだろうか。
ヘラヘラしたような言葉にバターを塗って、そのまま噛み砕いてしまいたい。デロデロと自分の思考が溶けていき、そのまま地面にしみ込んだ。溶かした憎たらしいくらいの良い天気、夢に向かう人、まぶしくて目が向けられない。
水中カメラマンの主人公は、自分が生きている世界以外に取りつかれた。覗いた瞬間に目いっぱいの青色と透ける光、反射した泡と一緒に存在する生物。生きることができないその世界。
見つけてしまった。蒼く深いその海底、人間に知られてはいけない存在。大罪を犯したその人魚、覗いてしまった人間。恋に落ちるは数秒、隔てるは罪の意識と知りたがりの好奇心。深い青に包まれていく。
眠れない日のおとぎ話と歌が好きだった。瞼を閉じた瞬間の瞬いた星が好きだった。ふわりと誘われている中で今日が終わってしまうことが嫌だと思った。いつからか、焦りと漠然とした不安を押し殺して「早く明日が来ますように」と願いながら眠る。明日こそ、上手に生きれるように。明日こそ、好きな私になれますように。
誰かのおとぎ話になるように、誰かの救いになるように。