イカの刺身には醤油じゃなくチョジャン
日本生まれの日本育ちの私にもチョジャンは馴染みの深いタレです。
特に酸っぱいもの好きなので、小さい頃に大人が食べていた刺身をつけているタレを味見したのが最初だと記憶しています。
チョジャンは正式には「チョ・コチュジャン (초고추장)」
チョが「酢」という意味で、簡単にいうとコチュジャンで作る酢味噌のこと。韓国では万能タレとしてドレッシングのような専用ボトルで売られています。
チョジャンは家でも作れます(レシピ)
皆さんにとって、コチュジャンは甘くて辛いイメージがあると思います。
このチョジャンはそのコチュジャンに砂糖とお酢を混ぜただけで作れます。辛さを甘みと酸味で随分カバーされ、さっぱりと仕上がります。
韓国では主に刺身をこれで食べる習慣があり、他にもわかめや茹で野菜などチョジャンに付けて食べます。
私が一番好きなのは、そうめんのなんちゃってピビン冷麺風。きゅうりや梨の千切りと一緒によく混ぜて食べるソースとして使います。
先日、新物の徳島産わかめを手に入れたので「わかめのチョジャン和え」を作りました。わかめと茎をごま油で炒めて、チョジャン(大1くらいの量)と少量の顆粒だし(一掴み)と料理酒(大1)でサッと炒め和えしました。
イカとの相性はバツグン
実はイカ好きな私。スーパーでびっくりするような安い値段で何杯も積まれた小さいイカ、ヒイカをよく買います。それもこっそり私のランチとして。小さい分、下処理も面倒なんだけど、チョジャンで食べるイカの美味しさを知っているから全く苦になりません。
この茹でた魚介類や肉、焼き肉をサンチュに包んでチョジャンで食べると一気に韓国式になります!
ちなみに、私のチョジャンのお供ベスト3はこれ
ほぼ酒の肴とセットですね。
イカやタコ、マグロや鯛の相性は間違い無いので、いつもの醤油やタレとして物足りないと思った時はぜひお試しください。
イカの薬膳的効能は?
フラフラしたらイカ!と私は学びました。
具体的には、血を補う🩸(補血)/身体の潤いチャージ(滋陰・補陰)が一番身近だと思います。
イカは、特に今の時期(春)の陽気の昂ぶりでダメージを受けやすい五臓「肝」に帰経します。
春のなんだかフラフラする、めまいがする、多忙で頭使いまくってる…みたいな時はオススメです。
気血の巡りと血の貯蔵を主る「肝」。
ここのケアで肌のカサカサや髪のパサパサはもちろん、イライラ・鬱々・眠れない…など身体の巡り作用も改善できます。
また、イカは人の成長・生殖機能を主る「腎」にも帰経し、加齢によって少なくなる潤いをしっかりチャージできます。アンチエイジング食材としていつも食べていきたいものです。