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絵描き、白杯にて喜びの叫び〜アポロ賞(六位)
やったー!
思いがけぬ【白杯】アポロ賞六位入賞、ありがとうございました。
審査員アポロさま、感謝致します。
(心の中のつぶやき……アポロ〜! やったー! ありがとありがとありがとね〜泣)
白杯には、頭を抱えて身震いするほどに、それぞれの素晴らしい愛の形を表現した作品が、数多く寄せられました。
その中で、埋もれていたこの句を掬い上げていただいたこと、心からのうれし涙が流れて止みませぬ。
そして、審査員アポロ氏の講評に、再び涙が……
アドレスを消し去り夕べ秋の蝶
「消す」のではなく、おそらく「消し去り」たかった心の奥底を読み取ってくださった。
この複合動詞が必要だったと言ってくださった。
そして蝶は弱々しげにふわふわしているのではなく、自由に飛べるのだと解釈してくださった。
うれしい! そう、魂の計画を夢見るほどうれしい! と思いました。
ありがとうございます!
喜びのアポロ記事
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九月中頃だったと思います。
出勤するため家を出てしばらく行くと、一羽の揚羽蝶がひらひら飛んでいました。
おやまぁ、と目を三日月にしながら歩き続けていると、その蝶は行ったり来たりしながら、私の周りをひらひらと、ずっと一緒に進んでいきます。
いくつかの路地を曲がり、さてさて、駅に続く大通りに出ました。
車も勢いよく走っています。
蝶は、人家の庭に入ったりして時々姿を消すものの、また出てきては私の周りをひらひらします。やや私の前を飛ぶ感じ。
結局、駅の踏切までご一緒しました。
その間、15分あまり。不思議でした。
このひらひらエピソードが、ずっと心に残っていたのでした。
あの蝶は何だったのかしら。
それが、この俳句の季語につながった要因の一つでもあった気がします。
もっと言えば、白杯には、散々考え抜いた新しい曼珠沙華の句を出すつもりだったのに、投句を決めた朝、突然変更してしまったのが、三つ目の郵便車の句。
踏切を越へる蜻蛉と郵便車
句の出来具合は傍に置いていただいて、この句もその時のエピソードからの発想が含まれていました。
一つの境界線である踏切を越えてゆく、赤い郵便車=手紙 と並行して飛ぶもの。
実際のひらひらの蝶……とせずに、線路の上でホバリングしながら、ツイッと消えるように前に進む蜻蛉のイメージに変えてみたものでした。
ただの風景になってしまいましたが……失敗作〜(^-^;
というわけで、この秋は、とても蝶に心動かされました。
「ビルの傍秋のちょうちょのちゅっちゅっちゅっ」
勤め先のクリニック近くのビルの傍で見つけました。
かわいい〜
ちなみに審査員アポロ氏は、【白杯 白金賞 紫乃賞 ゆず賞 めろりんぴっく大賞】受賞です。まだあるかも……さすがです。
心からおめでとうございます。
そして、審査、講評、お疲れ様でした。
ありがとうございました。
俳人アポロの画家の顔 本気の絵
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