情熱の炎を燃やそう。
情熱を持っている人は素敵だ。
自分が一緒に仕事をしてきた人で、尊敬する人に共通しているのは情熱の炎があるということだ。
それも煌々と燃えている。
うっかり近づくと、こちらも燃えてしまうほど熱い。
そんな情熱の炎がチームに伝播して良いものは生まれる。
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ある時、ゲーム案件のプランナーとして配属されたことがあり、その時のマネージャーがまさしく情熱の炎を持った人だった。
その頃の自分は、器用に仕事をこなし、言われたことをある程度理解して、ある程度で仕上げる人物でした。
過去の上司はそんなアウトプットを見て褒めてくれたし、自分もある程度仕事ができれば良いと思っていました。
そんな甘い考えを鍛え直してくれたのが当時のマネージャーで
初めて、施策を任された時のことでした。
自分ではこれくらいだろうという数字が出て満足していましたが、マネージャーはものすごく悔しがっていました。
理由は、ユーザーからもっとこうなったら良かったのにという声が何件か早々に見つかったからです。
そこで言われて、今でも強く印象に残っている一言が、
「悔しくないのか?」
と。
自分はある程度の数字が出ていたので満足していました。
しかし、マネージャーは、
「ユーザーに改善ポイントを早々に指摘されて悔しくないのか?」
「この施策を一番に理解しているのはおまえじゃないのか?」
「この施策をなんでお前がやっているの?」
「俺から言われたからやっているならもうやらなくて良い」
と畳み掛けるように言ってきましたが、言い返せませんでした。
なぜなら少しでも「マネージャーから言われてやっている」と思っている自分がいたからです。
「すみませんでした」
と謝ると、マネージャーは
「自分が担当する施策は自分が一番自信を持った状態で出して欲しい」
「お前が良いと思った施策をユーザーが良いと思うかは分からないけど、お前が心の底から良いと思っていない施策は誰の心にも響かない」
「自分が心の底から良いと思っていない施策に開発やクリエイティブを巻き込むな」
「プロとして失格」
この時に、初めて自分はプロとして仕事をしてないことを認識しました。
新卒の頃は無我夢中でプロになろうとしていたのに、ある程度時間が経つと手を抜いて仕事をしている自分がいました。
誰かが言っていた言葉を借りて、開発とクリエイティブを説得し、実装する
もしかしたら、そんなことも開発とクリエイティブは見抜いていたのかもしれないと思うと、自分がとても恥ずかしくて仕方がありませんでした。
そこからは心を入れ直し、情熱を注いで仕事をやってきました。
あの時のマネージャーの言葉がなかったら、今のように仕事に取り組めていないかもしれません。
最近、ふと情熱が込もった仕事ができているかを振り返る機会があったので記事にしてみたくなりました。
最後に。
仕事のクオリティは以下の方程式で成り立つと思います。
あの時の自分は黄色の状態にいたと思います。
これからも情熱の炎を消さないように、仕事をやっていきたいです。
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