Covid-19は、働く人のモチベーションをどのように変えたのか

私たちは、withコロナの時代に仕事がどのように変化していくのか、多くの記事を読んできました。人間は進化する生き物であるので、よりリモートワークでの仕事、地球環境との調和、より健康的な生活、人生のバランスをより穏やかに、より有意義[meaningful]な仕事に従事することができるようになるというビジョンを描いています。

私が最近読んだ記事には、その反対の見方もありました：より惰性的な考え方は私たちをCovid-19以前と同じ働き方に連れ戻してしまいます。ほんの数台の車が減るだけ、ということにもなりかねません。

では、私たちはそのどちらの世の中が望ましいでしょう？　世界の経済が立ち直りつつある中で、私たちはどのような働き方に移行していくのか、深く関心を持っています。

今のところ、企業が私たちの職場環境を構築しているようなシステム的な変化には至っていませんが、Attunedチームは、beforeコロナからwithコロナの時代の変化に至るまで、人々のモチベーションがどのように変化しているのか、データの変化を目の当たりにしています。

Covid-19をきっかけとして、プロフェッショナルやクリエイティブ・クラスの人々の内発的動機づけの要因[モチベーター]に変化が起きているのです。何千ものデータを分析して、私たちは人々のモチベーションの変化を考察しました。

必要性が高まった要素

Covid-19が我々の世界に入ってきてから、チームはより多くのフィードバックを必要とするという議論やニュース記事を目の当たりにしてきました。Attunedのデータはそれを明確に裏付けています。テレワーク（WFH）の環境に移行してから、フィードバック[Feedback]の必要性は7%増加しています。

人々の安全性[Security]に対するニーズの高まりも、直感的に理解できます。不確実性の高まりの中で、会社の存続や仕事や給与の安定が脅かされる環境となっています。私たちの多くは、整然と理解でき、予測可能であることを望んでいるでしょう。

最大の変化は予期しないものでした。合理性[Rationality]のニーズが調査全体で10％も急増したのです。従業員の士気を高めるためには、上司や企業は、行動を起こす理由を論理的に明確に説明する必要があります。また、期待値を明確に設定する必要があります。

チームの幸福度を向上させたいのであれば、決定がどのように行われたのか、なぜその決定に至ったのか、そして自分と相手が何を期待すべきなのか、その詳細を丁寧にチームに伝えることが求められているでしょう。これは透明性[Transparency]やセキュリティ[Security]に対するニーズを満たすのにも役立ちます。

ニーズが低下した要素

私たちのデータ分析でもう一つ驚いたのは、人々の社交性[Social Relationship]に対するニーズが低下したことです。データの分析は時にメディアの見方を翻すことがあることを物語っているでしょう。Attunedでは、その理由についての答えを持っていません。家族と過ごす時間が増えているからでしょうか？親しい友人とのZoom通話をより定期的にするようになったからでしょうか？それとも、この時期に社交的であったなら、ウイルスに罹患して愛する人に感染させてしまう可能性を恐れているのでしょうか。このデータが指し示す意味ははっきりとは分かりませんが、何か興味深いことが起きているようです。

withコロナに移行してから、人々がイノベーションや大きな目標を達成するためのニーズが高まっている時期ではないようにみられます。私たちのデータは平均値であり、スプレッドを考慮して平均値を取る必要があり、また、創造性[Innovation]と競争[competition]のモチベーターの変化では劇的な変化は見られませんが、人々の野心と創造的欲求が若干減少していることは興味深いことです。

新しい労働環境

Covid-19が私たちの職場環境をどのように変えるかは、まだわからないところが大きいように思います。

しかし、Covid-19を等しく経験した私たちはすでに、この劇的な変化が従業員のウェルビーイングに対するニーズをシフトさせていることを見ています。

WFHへの突然の移行は、すでに大きなマネジメント上の課題をもたらしていますが、もしあなたがより良いマネージャーになる方法を知りたいのであれば、部下のモチベーターのデータを紐解いてみることです。チームメンバーのモチベーションを高める物がなんであるのかを理解するために、Attunedの無料トライアルを利用していただくこともできます。

Covid-19は今後何年にもわたって影響し続け、私たちの働き方を変えていくでしょう。今回紹介したデータは、人々のモチベーションに必要なものが変わったことを示しました。

幸せな社員を作るために必要なものが変わったのです。この新しい時代には、「幸せな社員はより生産的である」という古い格言が真実であることが証明され、よりソフトなマネジメント・スキルを最も迅速かつ徹底的に適応させることができる企業が業績を伸ばすようになるでしょう。

Attunedのビジョンは、内発的動機づけ、つまり内から湧き出るモチベーションによって、人々がより有意義な仕事ができるようにすることです。これらをデータで把握できれば、従業員のやる気を向上させる方法を管理者が考える際に役立ちますし、私たちは生活の質やワーク・ライフ・バランスを保ちやすいマネジメントの基礎を築くために有用です。

それが、私たちが目指す意義のある[meaningful]職場づくりです。

Kelly Kikuchi
Global Marketing Manager |
Branding and Communications

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