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プロダクトが定番になるか衰退するかの分岐点

 日経電子版の記事【日清食品、定番カップヌードルを大切にする理由】は、『定番化』の本質に迫る興味深い内容です。



 企業にとって、定番商品、会社の顔がある事は、その安定した収益で新規事業にチャレンジできるなど、計り知れない価値があります。イノベーションによって今までにない価値のあるプロダクトを生み出し、PLC(プロダクトライフサイクル)導入期成長期を経て成熟期に至った後、そのプロダクトが定番化するか衰退期に入ってしまうかの分岐点はどこにあるのでしょうか?――

▶プロダクトが定番になるか衰退するかの分岐点

(1)『独自の価値』・・・大前提として、今までにない独自の価値を持った
           プロダクトである事。

(2)『新しい特性』・・・独自性を損なわない範囲で、新しい特性(原料の
           国産化、など)のあるリニューアルを実施。

(3)『新しい用途』・・・ユーザーの心に刺さる新しい用途の開発。

(4)『新しい市場』・・・海外も含め新しい市場を開拓する。

(5)『バリエーション』・・・季節限定・期間限定などで違うフレーバー、
            違うレシピ、プレミアムなどのバリエーションを
            提供し、定番を盛り上げる。

(6)『コラボ』・・・他社も含め、様々なプロダクト(モノ・サービス)と
         コラボして、定番を盛り上げる。

(7)『好感度CM』・・・CMには最大限留意して、好感度をアップさせる。



 まだまだあるかも知れませんが、プロダクトが定番化するには、その新商品に独自のポテンシャルがあるだけでなく、その独自性をさらにブラッシュアップするリニューアルなどの施策、さらには、バリエーションやコラボなど定番商品を盛り上げる様々な施策を、たゆまぬ努力で継続していく必要がありそうです。



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