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シュンリの今日の禅語(3)

日常生活で、何かモヤモヤし、疲れが出ているなあと、感じる時にふと禅語によって「これでいいんだなあ!気にしない、気にしない!」と自分に言い聞かせて少し救われることがあります。

自分にとってそのように感じた禅語をご紹介します。

○今日の禅語

放下着(ぼうげじゃく)

たった一瞬であっても、いっさいの執着心が消える時間をつくることで、悩みはなくなる。

悩みが生まれる原因は一つ、何かにとらわれているから。欲望や夢、ときには人間にさえも執着してしまう。
執着心を全くもたないことはできないが、それらを減らしていくことは可能。
悩みを少しでも減らすための三つの考え方。
①人と比べないこと
②自分にないものは求めないこと
③ときには考えるのをやめてみること
「人生をシンプルにする 禅の言葉(だいわ文庫)から」

自分はもともと悩みやすい性格であり、どうでもいいこともを気にしていることがある。そんな自分にとってこの「放下着」という禅語は何かお守りのような言葉である。

この年になると、人と比べても仕方がない、自分の不得手なことは気にしない、と段々変わってきたが、③「考えるのをやめてみること」は、なかなか難しいと感じている。

若い頃は、“機械やコンピュータのように人間にも物理的なスイッチがあり、そのスイッチをOFFにすれば「考える・悩む・執着する」ことを停止できないか“とよく妄想したものである。

現在の自分は、「何も考えず歩く」「小説を読むのに没入する」「好きなテレビドラマに集中する」「陶芸をする」「絵を描く」など、何かをしていることで「考える・悩む・執着する」のをやめるようにしている。

この決して消えない「執着心」とどう付き合っていくかは自分が死ぬまで続くことであろう!

#禅 #禅語 #心の持ち方 #執着 #マインドフルネス #仏教 #心のありよう


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