いざヨーロッパ再び!⑥ニース、念願のマティス美術館へ
ヴァンスから戻り、そのままマティス美術館へ。
丘の上の方にあるので、旧市街でトラムを降りてバスで向かう。
オリーブの木がたくさん植っている公園の中に赤いかわいらしい建物が。キャーついにここに来たよお!とジーンとくる。
娘時代にソニーロリンズというジャズのサックス奏者のFalling in Love in Jazzというアルバムのジャケットがかわいくて気に入ったら、それがアンリ・マティスというフランスのアーティストのJazzという作品群の一つだったということ。それが私とマティスの出会いなの。
マティスのペインティングも好きだけどやっぱりカットアウトと呼ばれる、切り絵が大好き。
数年前のニューヨークのMOMAという近代美術館にて大きなマティス展が開催された時、メンバーになったら優先的に見れるということで、その年だけメンバーになったし。ちなみにMOMAにはDanceという作品があり、必見!
そしてワシントンDCのナショナルギャラリーにも大作が何点も所蔵されているということで、アムトラックで見に行きました!今でも私の部屋にはナショナルギャラリーで購入した、アンフォラとザクロを持つ女性の絵を飾ってます。
昨年行った際には残念ながら展示がなかったので、行かれる場合は要確認です。
フィラデルフィアのバーンズコレクションも、アートコレクターのバーンズ博士の家の壁用に描かれたマティスの作品を目当てに見に行ったのでした。
個人の家にこれだけマティスの作品がある?ってくらいびっくり。
そんなこんなでいつかフランスのニースにあるマティス美術館に行ってみたいな~というのは私の夢だったのです。今回日本での大きな展覧会のために旅行の時期は少しずらさざるをえなかったけど、こうやってベストシーズンに訪れることができ感無量。
Musse Matisseへは階段を降りて中に入る。中に入ると、右手に壁いっぱいの大きな作品が。
現在ジョアンミロとの対比のような展覧会が行われており、なんでだろ?と思って、説明書きをよく読むと、マティスの息子さんが画商で、ジョアンミロをアメリカに売り込んで、家族ぐるみのお付き合いだったそう。
館内には見たことのないマティスの作品や彫刻などもあり、ほんとにマルチなアーティストだったんだなあと。
スイミングプールという大きな作品も圧巻。
それでもやっぱりJazzの一連の本物の作品を一堂に見れたことがうれしすぎ。
思わずジャズのインプロのフレーズが浮かび、他の人の邪魔にならないようにこっそり歌ったりして。
それほど作品数はそれほど多くないけど、有名な作品は世界中の美術館に展示されているもんね、納得。大満足で旧市街へ戻る。
さすがにお腹が空いたのでニースで人気のシーフードレストラン、
Le Safari(ル・サファリ)へ。
ニースに来たなら、本番のサラダニソワーズ(ニース風サラダ)を食べてみたいというのと、この店の名物のフィッシュスープをオーダー。
サラダニソワーズはフレッシュなお野菜のサラダにオリーブやゆで卵、そしてツナが乗っているもの。ここではオリーブオイルとビネガーのあっさりしたドレッシングがかかっていて、それぞれの新鮮な素材のうまさが際立っておいしい〜
真夏のニース、日中は30度を超えてたのでこのあっついスープを頼む勇気はいったけど、でもせっかくだしね。
そして手頃なお値段だったのはブイヤベースのスープだけで具なしという感じだからかしら?濃厚なシーフードの旨みが濃縮されたスープ、おいし〜い!大正解!山盛りのカリカリに焼いたバゲットとグリエールチーズとガーリックの聞いたアイオリソースをスープに入れて食べるみたいなんだけど、このバゲット全部食べちゃった!さらに普通のバゲットも持ってきてくれてたのも完食。ほんとグルテンフリーなんて言っていられないほどパンがおいしすぎる国だわ。
すっかりお腹も一杯になったので、腹ごなしのせっかくなので海岸線も散歩してみよう。
夏なのでたくさんの人たちが海水浴、日光浴を楽しんでいる。
ああ地中海、太陽を遮るものが何もない、という感じ。
ビーチに行ってみるとなんと丸い石のビーチ!
知ってた?ニースのビーチが砂じゃないなんて、びっくり!
足だけでもつかろうとビーチサンダルを脱いだら、3歩歩いただけでイタタタタ!足ツボ並に痛すぎる!
長崎にも石のビーチがあって子供のときに海水浴に行った時に痛いと思ったことなかったんだけど。
やっぱり大人になり、疲れも老廃物もたまりまくってるからかしら?
なぜか痛がってるの私だけ。
みんな日頃から健康な生活を送っているのかしら?
足だけ波につかり、一歩ごとにイテテと言いながらも、打ち寄せられる波と石が転がる音がなんとも心地よい。
足浴ですっかりいい気分になり、一旦ホテルに帰り休憩。
さてニース最後の夜は何をして過ごそうか?
つづく
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