【詩①】青と陽
夜通しの雨が明けて
青と煌めく陽が広がる
あなたは笑う
輝く顔で
こころが踊っているのでしょう
私も笑う
あなたが笑っているから
本当は彷徨っている
好き勝手な世界に疲弊して
黒く染められた心臓は
目的もなく鼓動を打っている
何も知らずにいられたなら
誰とも比べずにいられたなら
あなたのようにいられるのだろうか?
唯、笑うことができるのだろうか?
なぜ煌めきが見えないのだろう
あなたと同じ空を見ているはずなのに
唯、あなたのように笑えたなら
あなたと同じように笑いたい
青は私を包み、
煌めく陽は私に微笑んでる
ここにいて
それだけでいい
それでいい
今は見えなくても
再び訪れる
その時を待って
青は私を包み
煌めく陽は私に微笑んでる
あなたは私の隣で笑っている
私はここにいる