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まず知っておきたい「文章の基本」7選
どうして私のブログは誰にも読んでもらえないのだろう。
どうすれば文章を書くのがうまくなるんだろう。
ずっと悩んでいた私は、おもいきって文章添削を受けてみました。
すると添削の結果は、想像を超えた悲惨なものだったのです。
句読点の使い方、主語と述語の関係、文末の使い方……。
思ってもみなかった間違いを指摘する言葉が並んでいて
「私の文章は小学生並みなのか」
とショックを受け、50代後半まで、気にせず文章を書いていたのが恥ずかしくなりました。
今も気を抜くと、注意をするのを忘れてしまうことがあります。
そこで今回は備忘録として「文章を書くときにまず知っておきたい基本7選」をまとめました。
1.句読点を正しく使う
句読点には、句点と読点があり、それぞれルールがあります。
1) 句点「。」を使うところ
文の終わりに使う。
2) 句点「。」を使わないところ
「 」や( )などの括弧内の文末には句点はつけない。
例)×「おはようございます。」
〇「おはようございます」
3) 読点「、」を使うところ
読点「、」とは、意味の切れ目を示すための記号です。
・長い主語のあと
例)日常生活での運動不足や偏った食事が、体調不良の主な原因だ。
・時間や場面が変わるところ
例)玄関のドアをあけると、真っ白な雪景色でした。
・ひらがなや漢字が続いて読み間違えやすいところ
例)ここで、はきものを脱いでください。
ここでは、きものを脱いでください。
・修飾関係を明らかにするとき
例)
1.背の高い鈴木さんと私は一緒に歩いた。
2.背の高い鈴木さんと、私は一緒に歩いた。
2の読点の位置だと、背の高いのは鈴木さんだけとはっきりします。
4) 読点「、」を使わないところ
・かぎ括弧の前
例)
× 彼は、「ありがとう」と言った。
〇 彼は「ありがとう」と言った。
2.同じ語尾を使うのは2回までにする
文章の最後、文末が同じものが続くと、文章のリズムが悪くなり稚拙な印象になります。
例)
先日、有名な神社にお詣りに出かけました。
ところが、神社に近づくと長蛇の列が見えてきて驚きました。
お詣りはあきらめ、買い物をして帰りました。
同じ語尾は2回まで。
語尾を変えて文章にリズムを持たせましょう。
改善例)
先日、有名な神社にお詣りに出かけました。
ところが、神社に近づくと長蛇の列が見えてきてビックリ。
お詣りをあきらめて、買い物をして帰ることにしました。
3.「 」を効果的に使う
発言や思いを「 」でくくります。
文章がイキイキとして読みやすくなるからです。
効果的に使っていきましょう。
例)
× 彼女が早く来てねと言ったのは理由があった。
〇 彼女が「早く来てね」と言ったのは理由があった。
4.箇条書きを取り入れる
情報が何個も続くときは箇条書きにしましょう。
見やすくなって、わかりやすくなるからです。
例)
文章力がアップするオススメの方法は、本を多く読んだり、好きな作家やライターの文章を分析したり、文章を添削してもらったりすることです。
改善例)
文章力がアップするオススメの方法
1.本を多く読む
2.好きな作家やライターの文章を分析する
3.文章添削を受ける
5.主語と述語のねじれに注意する
文章が長くなると文の前半と後半で主語と述語の関係がねじれがちです。
例)
彼女がパソコン上達法を教えてくれると言ったので楽しみにしています。
主語の「彼女」は述語の「楽しみにしています」とはつながりません。
改善例)
彼女に「パソコン上達法を教えてあげる」と言われたので、私は楽しみにしています。
文章を書いたら、主語はどれか、述語とうまくかみ合っているか、読み返して確かめましょう。
6.一文のメッセージは1つにする
文章はシンプルに書きましょう。
一文には1つの内容だけにする「一文一義」と言われるルールがあります。
主語と述語のねじれも一文が長いために起こるのです。
「一文一義」を心がけると、スッキリわかりやすい文章になります。
例)
文章術の本は、筆者が文章の達人なので、スラスラ読めてわかりやすいので、自分も文章をうまく書ける錯覚に陥るが、簡単に文章力が上がるわけはなく、くり返し書くのが大切だ。
改善例)
文章の達人が書く文章術の本は、スラスラ読めてわかりやすい。
読んでいると自分もうまく文章が書ける錯覚に陥る。
しかし、実際にはそんなに簡単に文章力が上がるわけはない。
くり返し書くのが大切なのだ。
7.見た目をスッキリさせる
文章も見た目が大事です。
次の文章はパッと見ただけで、読む気が失せませんか?
一文に含まれる文字数が読みやすさに関係します。原則としてWEBライティングでは、一文の文字数は40~60字が良いと言われています。それは60字を超えると読みづらくなるからです。そして、せっかく一文を短くしても改行がなく、文章が続いてしまうと読者は圧迫感を覚えて読む気をなくしてしまいます。文章と文章の間に空白行を入れて余白を作るのが大切なのです。
同じ内容でも改行したり空白行を入れたりすると読みやすくなります。
一文に含まれる文字数が読みやすさに関係します。
原則としてWEBライティングでは、一文の文字数は40~60字が良いと言われています。60字を超えると読みづらくなるからです。
せっかく一文を短くしても改行がなく、文章が続いてしまうと読者は圧迫感を覚えて読む気をなくしてしまいます。
文章と文章の間に空白行を入れて余白を作るのが大切なのです。
段落(話のまとまり)ごとに空白の行をいれることで「余白(白い部分)」ができて見やすくなります。
文章も見た目が大切を意識していきましょう。
まとめ
今回お伝えした「文章を書くときに知っておきたい文章の基本」は次の7つです。
1.句読点を正しく使う
2.同じ語尾を使うのは2回まで
3.「 」を効果的に使う
4.箇条書きを取り入れる
5.主語と述語のねじれに注意
6.一文のメッセージは1つ
7.見た目をスッキリさせる
基本を守って、さあ完成!
と思ったあなた。
ちょっとお待ちください。
あと1つあります。
最後の仕上げで文章を「読者になって」読み返してみましょう。
書いてすぐだと読者目線には、なりにくいので少し時間を置くのがオススメです。
時間がないときは声に出して読んでみると良いでしょう。
読んでみてどうですか?
ワクワク読み進めていますか?
誤字脱字もチェックしながら総仕上げ。
お疲れ様でした。
これで「読んでもらえる文章」の完成です。
文章は書けば書くほど上達します。
基本を守りながらどんどん文章を書いていきたいですね。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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