復職までのロードマップ
3回目の休職中の私は、うつ病から回復し社会復帰するイメージを全く持てませんでした。おそらく当時の自分と同じように、どのように回復していくかを知りたいという方がいると思います。
今回は復職して2年が経過した私が、ここまでを振り返りどんな過程を経てここまで来たかを紹介します。注意点は私自身の体験談を多分に含んでいるということです。病気からの回復過程は人により異なると思いますので、あくまで一例としてお読みください。
下記本の病気の回復プロセスを参考に、自分の体験談も加えて書きます。
復職までのロードマップ
病気から社会復帰までのプロセスをざっくり書くと、
①うつドン底
うつ症状の一番重い時期です。精神科・心療内科を受診し治療を開始します。治療に関しては主治医と相談しながら進めてください。
この期間は薬を服用しながら、とにかく休むことに徹します。私は1日の大半をベッドで過ごしました。
SNSを見ていると働けない罪悪感から休めない人もいるようですが、休むことが仕事です。しっかり休みましょう。
②活動開始
薬と休養をしっかり取り少し回復したら、活動を始めます。活動開始のタイミングは主治医としっかり相談してほしいですが、下記のどちらかだと思います。
❶活動する余力が出てきたとき
❷回復の進行が鈍化して長期間継続してきたとき
活動は散歩がよいと思います。家の近くのスーパーやコンビニ、公園まで行ってみましょう。
精神科医の樺沢先生のポストが分かりやすかったので紹介します。樺沢先生は朝散歩を推奨していますが、はじめから朝は難しいと思うので、できる時間帯からでよいです。
私が書いたロードマップでは、活動開始期に一時的に回復が鈍化しています。これは活動を開始してから回復が始まるまでに時間がかかることを示しています。正直、回復を感じるまでが一番しんどかったです。焦らずに活動を続けてください。
活動は色々あります。できるものからやりましょう。
復職準備
ある程度回復してきたら、復職の準備を開始します。下記チェックリストの状態を満たすことを目標に準備をしてみてください(チェックリストは私の経験談から作成)。
別の記事で解説しましたので参考にどうぞ。
④復職
いよいよ復職です。復職はめちゃくちゃ大きなストレスがかかるので一時的に体調が悪化します。ここが最初の大きな分かれ道で、多く人が1から3ヶ月以内に脱落します。復職の準備をしっかりして跳ね除けましょう。
復職5年以内の再休職率は47.1%
そしてそのほとんどは2年以内に集中しているというデータがあります。
⑤継続就労
復職したら終わり!ではありません。ここからが本番です。
復職はゴールではなく、スタート。これだけは忘れないでください。
おわり
いかがだったでしょうか?回復から社会復帰までの大きな流れをイメージしていただけたら嬉しいです。社会復帰までの道のりは長く険しいですが、焦らず進んでいきましょう。
今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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