新横浜ウォーキング 02 新横浜から海をめざす
自転車に乗って芦屋浜まで行って帰りは松ぼっくりを拾う、という休日をときどき子ども時代に過ごしていたので、たまに海を眺めに行きたくなる。
先日、新横浜から東神奈川の方向へ、海を目指して歩いてみた。
南へ1時間歩くと海が見えるはず、多分。イヤホンでお笑い芸人のラジオを聴きながら黙々と歩く。東神奈川駅まではときどき歩くので、そこからもうちょっと頑張ればいいはずだ。
東神奈川駅をぬけて京急仲木戸駅から大きな歩道橋をわたり、ゴルフの打ちっぱなしセンターの横を通り、本格的に人通りが消えて心細くなったくらいのところで河口に着いた。潮の香り。静かに舟がひっくり返っている。
小さな船の絵を描いて褒められたことがあるので、船が好きだ。
使われていない貨物線路をまたぎ、ぐるりと回る。
打ちっぱなしの反対側へ着いた。こちらには集合住宅がいくつも建っていて、突然生活があらわれる。
旧貨物駅を通り過ぎる。
海と街を隔てていたような、関所のような感覚がする。
ぶらりぶらりと歩いた復路で、この付近のウォーキングマップを見つけた。
海辺を巡る(散歩道かな、写っていない文字は覚えていられない)。
なんだ、こういうのがあるのか。
このルートに沿って歩くのも楽しそうだとこのときは思ったものの、なにか目的を決めて歩くのはわたしの性格では無いので、きっとやらないんだろう。
このあと、ふくらはぎがピリッとしてきたので、おとなしく電車に乗って帰った。
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