【体験談】経営者にこそカウンセリングが必要だ
こんにちは。あとつぎじぬおです。
今日、人生で初めてカウンセリングを受けてきた。
人に自分の話を聴いてもらうために、お金を払うっていうのも不思議な感覚だった。
でも、結果としては、すごく心が軽くなったし、普段人と話すときにいかに、「何を話してよくて、何を話したらダメなのか」を考えながら話しているかに気づいた。
今日カウンセリングを受けて、普段人と話すときと比べて感じた、カウンセリングのメリットについて書いてみる。
カウンセリングのメリット
①利害関係がない相手に話せる
私とカウンセラーさんは今日初めて会った人で、何の利害関係もない間柄だ。
2人の関係性については、私がお金を払ってその対価としてサービスを受けているという関係なので、貸し借りというものもない。
普通に人と話していたら「自分ばっかり話していないかな」とか、「愚痴を聞いてもらうのも申し訳ない」とか、相手に対して思うことがあると思うが、カウンセラーさんに対してはお金を払っているので、そんなことを思わなくて済む。
結果、ただその瞬間の自分の気持ちに集中して話すことができた。
ただそれだけのことなのだが、普段はそういった状況にはならないのでとても新鮮に感じた。
また、利害関係がないということは、「この人にはこれは言ってはいけない」とか「これを言ったら傷つけてしまうかもしれない」など、そういう心配をする必要がない。
だから本当に自分の気持ちを会話の中で開放することができた。
②秘密保持の安心感
また、普段の人との話の中では、「この情報は開示してよいのか、だめなのか」ということにもかなり気を使っていることにも気づいた。
日常会話では、仮に聴き手に「これは秘密にしておいてね」と言ったところで、それが秘密になるのかどうかは当然分からない。
となると、情報が拡散されてはまずい情報については、意識的に秘密にしておくということになる。
面倒なのは、経営者という立場になると、その秘密にしておくべき情報が多いということだ。
自分が事業に対してリスクや責任を負っているので、自分の発言の意味も当然重くなる。
勤め人時代は、そんなに情報に気を使う必要はなかった。
会社から末端社員にブレイクダウンされている情報というのは、会社からすればもう拡散されるリスクは折り込み済みの情報だからだ。
カウンセリング中は、自分の口から出た情報が漏洩するかもしれないという恐れに関して、全く気にする必要がなかった。
秘密を漏洩しないことはカウンセラーさんの義務である。
だから、今自分が話していることは外に漏れることはないという安心感を感じることができ、その安心感が自分の心の内を相手に開示するということを可能にしてくれたように感じる。
いや、「普段、人に話を漏らされることをどんだけ恐れてんねん」て話なんだけどさw
実際にそのリスクがあるんだからしょうがないじゃないの。(真顔)
経営者こそ、カウンセリングが必要
日本では、まだまだ経営者のメンタルケアという概念は普及していないと思う。
よくある例としては、若手社員には、メンタルケアの意味を込めて、先輩社員がメンターや相談役として割り当てられるということがある。
でも、本当はそれと同じように責任の大きい役職についている人のケアも必要だと思う。
なぜなら、立場上、責任が大きければ大きいほど孤独を深めやすいからだ。
同じような立場の人が少ないから、悩みを共有できる相手も少なくなるのは構造上しょうがないのだが。
でも、責任とリスクを誰よりも負ってる経営者こそ、自身の話を聴いてもらい、自分のメンタルをケアするということをぜひやってほしいと思う。
自分は、言っても「なんちゃって経営者」だ。
経営者であるが、家族経営で完結しており、外部の人を雇っているわけでもない。
それに比べて、社員を多く雇っている経営者は、人間関係の悩みは恐らくより多いと思うし、人に振り回される分、自分のケアというのは疎かになってしまっている人が多いのではないだろうか。
場合によっては、いきなり燃え尽き症候群になったり、うつ病になってしまったりする。
それは悲しいことだと思う。
アメリカでは、経営者にカウンセリングが必要という考え方は随分浸透しているようだ。
日本のある臨床心理士の方が、アメリカの心理療法の専門家に「アメリカではお抱えのカウンセラーがいることがポピュラーなのか」といった質問をした時に、下記のように回答されている。
そう!
「こころの問題があるなしにかかわらず」、カウンセリング受けていいんですよ。
日本の経営者の皆さん、ぜひカウンセリング受けてみて。
あなたたちが元気であればあるほど、日本が元気になる。
周りの人のためにも、自分のメンタル、自分の身体、大事にしましょう。
自戒も込めて。
それではまた。
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