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自分の心に素直に生きることは、豊かな人生を送るための小さな一歩だと思う

私の人生のテーマである、「人生を豊かに」という言葉。
それがピラティスを通して体現できるかもしれない、そう思っている今。
そこに至るまでの経緯を忘れないように書き留めておこうと思う。


思い込みは自分の本音を抑制してしまう

人生が豊かになる生き方、働き方をここ一年ずっと考えながら、仕事を探しては挑戦を繰り返していた。

でもそれが中途半端だったことに気付いたのは、直近の職場に就職した直後だった。
看護師として働く自分が、どうしても好きになれないことに気付いていながらも、生活費を稼ぐ手段はこれしかないからと依存していた私。
なぜかというと、周りから言われる言葉の影響もあるし、自分自身もそう思っていたというのもある。

~周りからのよくある意見~
「看護師さんはどこでも働ける」
「給料がいいから生活に困らない」
「あなたに向いてる」
「いい資格だから生かすべき」

~自分の思い込み~
「派遣だと比較的負担がない状態でお給料をもらえる」
「働く環境の選択肢が多く、給料もそこそこいい」
「人に関わる仕事だから反応が得やすい分やりがいにもつながる」

そして一番の思い込みは、
「まずは生活を安定させないと、自分のやりたいことに取り組むこともできない」という考え。
だから、手っ取り早く稼げる看護師をしながら生活の基盤を整え、やりたいこと向かって進んで行くんだ!ここが私にとっての間違いであることに気付けていなかった。

だって、私自身は「看護師として働く自分が好きじゃない」という最も重要なことを押さえつけていることになるのだから。

中途半端に生きているとそれなりの結果しか生まれないと気付けた

「看護師で働けることは生活の安定に繋がる」といった偏りの思考=本音を押さえつける思い込みの元、「人生を豊かに」×「看護師」で職探しをしていた時に見つけたのが今回の職場(特別養護老人ホーム)だった。

そこで働きたいと思ったのは、その会社の理念が
「すべての人の人生を豊かに」
というものだったから。

今までの私の経験から、高齢者に関わる看護の仕事なら面白さを見出し働けるかも(高齢者との関わりが昔から好きで、介護施設で働くのも好きだったことから)という安易な考えと、給料は満足のいくものではないけれどこの理念に共感している仲間がいる環境ならお金ではない何かを得られるかもしれない、そういった期待を持った私。

見学→面接→内定と順調に進んだのだが、内定通知を受け取ってから段々と不安な気持ちが膨らんでいた。特に給与面からくる悔しさと不安が大半を占めていた。
悔しさというのは、未経験者と同じ基本給を提示された事。介護施設で8年働いていたのに、未経験と同じなんだ…と見下された気分だった。
不安は、単に手取りの少なさ。家賃や光熱費等必要最低限を払うことはできる、といった具合。
今考えると、なんで働こうと思えたのか不思議。

でも割り切って、働き始めた。
でも1週間でなんか違うと感じ、2週間で部署異動となって気持ちを切り替えれる!と少し期待をもてたのもつかの間。
1か月経つ頃には心と頭のズレを感じていた。
仕事はできる、些細なことに気付くこともできる、学ぶこともできる。
でも、仕事が面白くないし向上心も湧かない自分がそこにいた。

また、日に日に看護の仕事をしっかりとこなす同僚について行けない(向上心が全く湧かない)自分に嫌悪感を抱くように。
でも私は看護師として採用されたのだから、そのポジションで働かなければならない、当然の事、そう自分に言い聞かせるせる毎日…。

そんな毎日を送っていると、当然ストレスが蓄積されていく。
他人から見ると、バカなことしてるよね、と思われそうだけど^^;
これが、自分では気付けないから恐ろしい。

ズレを何とか噛み合わせようと、無理に努力することがしんどいな、、、。
そもそも「人生を豊かに」という理念に共感して入社したのに、なんでこんなにストレスフルな状況下にいるんだろう私、、、。
そうだよ、私この働き方を心から望んでないんだった、、、。
そう思う気持ちが日々強くなっていた。(当然 汗)
そうしたら案の定、身体に不調が現れた。

そして気付いた。
根本から間違っていた」ということに。(←気付けて良かった 涙)

確かに会社の理念には共感する。
そういう思いを抱き日々の業務を遂行している仲間もいる。
でも、私は看護を通してそれを実現したいという意欲がそもそもない。
看護師じゃない方法でも人の人生に触れることってできるよね?
なのになんで私はこの資格にしがみつき好きでもない働き方を貫こうをしているのだろう?
別に他の働き方をしても、今と同じくらいの収入を得ている人は世の中にたくさんいるのに、私は何を怖がってこの資格に執着していたのだろう?

だったら!!
一旦この「看護師だから生活を維持していける」という間違った思い込みを手放さないと、一生中途半端な生き方をしてしまう、これ以上に恐ろしいことってないよね???
そう思った時、退職の言葉を伝える勇気が湧いてきた。
(それまでは、心が弱りすぎていて、本音を人に伝えることが怖くなっていた。勇気を出して伝えても、めちゃくちゃ遠回しの言い方になるし、答えを相手に委ねるということをしていたのです、、、涙。)

ピラティスは人生を前向きに生きるきっかけを作れる

ここでピラティスに辿り着いた私。
私の強みである、収集心や着想がもたらしてくれた結果だと思う。

少しだけ過去の話をする。
数年前に適応障害になり、働けなくなった時期があった。
診断がつく前に心身ともにかなり弱っていた私。
本気で休みたい、そう思った直後に自宅を離れ一人になろうと思い、気付けばホテルに連泊の予約を入れていた。
何となくこのまま同じ環境に身を置き続けたら、心身ともにもう立ち直れなくなりそう、そう思ったんだと思う。

そう思った理由を簡潔に説明すると、
その時は両親と同居中で不登校の息子をシングルマザーとして育てていた。
その息子が進む高校進学が決まった直後だったという事で、もうすぐ子育てが終わることを改めて実感し始め、子どもに依存していた私が自分の生き方を考えないといけない、とようやく自分自身と向き合い始めたころだった。

また両親と同居している中で、無意識的に親の望む姿で居続けれなければいけないという抑圧があった。
そこから解放されたかったというのもかなり大きなポイントだった。

そしてピラティスの話題に戻る。
ホテルに数日ひきこもっていた時、最初はとことん何もしないで過ごしていたが、ある時ふと鏡に映った自分の姿を見た。
その時衝撃が走った!
筋力が落ちたのは実感していたが、鏡に映る自分の姿は私ではないよう見えたのだ。

物凄く筋肉がおちて、本当に弱々しい身体になっていた、、、。

特に下半身の筋肉が落ちていたことに気付いた。
そりゃ階段も上れなくなるよね、床に座った時骨が当たって痛くなるよね、とはっきりと自覚した瞬間だった。

そこから、職場の理解もあり休職期間に入った私は、筋力を付けよう!その気持ちしかなかった。
そこで出会ったのがピラティスの動画。

ピラティスは元々けがを負った兵士向けのリハビリとして始まったと知り、これなら今の私に最適な方法だと感じ、本当に短時間、最小の回数からスタートした。
簡単なトレーニングができなくなっていることにショックを受けながらも、筋肉をとり戻すんだ!!その気持ちだけでトレーニングを続けた。

そして、毎日欠かさず続けたことで、取り組む目る時間や回数が確実に増えていく。それに伴い、気持ちも前向きになっていた。

ピラティスという手段を通して、より良い人生を歩める生き方を体現していきたい

今の私は、ウェルビーイングを目指している。
今まで色々なことを経験してきたけれど、それはより良い人生を送るために大事な気付きを与えてくれるものだと、今振り返って本当に思う。

我慢をやめたいと思いながらも、やめれずしがみついていた自分を卒業し、心と体の健康を軸に豊かな人生を送ることを決めた。

その一歩目として、私は今ピラティスを選んだ。
ピラティスは、
①肉体を動かし、その動きに意識を向ける➡自分の体を見つめ直し健康への目覚めへ繋がる
②集中してエクササイズをする➡無心となり、抱えていたストレスからの解放に繋がる
このように、意識と肉体が影響しあうことから、精神のコントロールができるようになると知った。
また、エクササイズを継続することで、心を励まし、鍛え、心身ともに充実したエクササイズの実現にも繋がっていく。
これは物事を前向きに捉えることへも繋がる。

今ここ、今の自分をしっかりとらえ向き合うこと。
それが今までの私はできているようで出来ていなかった。
いつも過去の失敗や未来の不安にとらわれていた。

でも、今ここを感じる事もできる瞬間もあった。
それは、登山やトレッキングをしている時。
自然の中に入り、五感を使いながらその時の感覚をただただ感じる。
あの時の爽快感と言ったら!!
それを、今いる場所で出来ればと思った時に、あ、ピラティス!!と思たのだから、今の私には絶対ピラティスだ。

繰り返し言うけれど、
今の私に必要なことがぎゅっと詰まっているのがピラティス。
だから、今からピラティスの学びを深めながら人生を変えていくぞ!!


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さおり|豊かな人生進行中
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